黒い家 の商品レビュー
私の大好きな貴志祐介さんの作品。 ひとこわ系のホラー小説だが、サイコパスについて延々と(無駄に?)語られているのが貴志祐介さんらしさがあってよい。 この方の好きな所は物凄い知識量を、求めてないのに押し付けて来るところ(褒めてる) これはホラーなのかミステリーなのか分からないが、ミ...
私の大好きな貴志祐介さんの作品。 ひとこわ系のホラー小説だが、サイコパスについて延々と(無駄に?)語られているのが貴志祐介さんらしさがあってよい。 この方の好きな所は物凄い知識量を、求めてないのに押し付けて来るところ(褒めてる) これはホラーなのかミステリーなのか分からないが、ミステリーとしては弱いかなと思ったのでマイナス1としておくが、エンタメとしては最高に面白い。 『悪の教典』もそうだが貴志祐介さんとサイコパスの組み合わせは最高。 そして、サイコパスであっても本当に1ミリも人の心がないのか?という疑問にも触れるところは『悪の教典』と通ずるものがあり、個人的には好きだった。
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『黒い家』 今から約25年前の作品なので時代錯誤で違和感を感じる描写はあったが、まさに戦慄のホラー小説!!十分に楽しませてもらった。 物語は生保業界を舞台とし、主人公の若槻慎二がモラル崩壊に直面した現代社会の悲劇に対峙する一方で、連続して起こる悪夢のような恐怖の中、人間の尊厳や...
『黒い家』 今から約25年前の作品なので時代錯誤で違和感を感じる描写はあったが、まさに戦慄のホラー小説!!十分に楽しませてもらった。 物語は生保業界を舞台とし、主人公の若槻慎二がモラル崩壊に直面した現代社会の悲劇に対峙する一方で、連続して起こる悪夢のような恐怖の中、人間の尊厳や希望を読者に訴えかけてくる。 ハラハラと心臓に悪いノンストップのホラー描写が、緊迫感と臨場感たっぷりで、残暑厳しいこの時期にはピッタリだった。でも安眠を妨げる可能性大なので就寝前は控えた方が良さそう・・・ 窮地での若槻の行動が明らかに恐怖を助長させていて、判断ミスが上手い具合に物語を盛り上げていた。ホラー映画でよくみる「えー、なんで今それするの?先にこっちでしょー!泣」的な感じ。でもきっと、そんな緊迫した状態だと本当にそうなるのかも・・・ 装丁デザインがあまりに恐ろしく、即ブックカバーで覆い、読み終えた後も伏せたままだった。笑 最初から最後まで、男気のある葛西さんと、恋人の恵さんの存在が唯一の救いに感じた。 いやぁ〜それにしても怖かった〜! 怖すぎる!臭いもしないし、誰もいないのに挙動不審になった。 そして、読後の解放からくる安心感。笑 ホラー好きには絶対に読んでいただきたい名作!
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生きてる人間が1番怖い系の話ではあるけど、ヤバさと怖さが群を抜いている。 保険金目当ての犯行なのは明白なのに、手口がなかなか明かされず、ヤバい家族に手紙まで送っちゃったしでドキドキが止まらなかった。 子供を平然と殺せる輩なの知ってるし警戒してるのに、電話番号特定されても、手紙勝手に開封されても警察に相談しなかったのが不思議。 旦那が両腕を失ったのに保険なんぼもらえるのか?と嬉しそうに聞き、このあと死んだらまた保険金もらえるのかを聞くあのシーンゾッとした...
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生命保険の査定を行う若槻がある死亡事件を調査する話。もう恐怖しかない、読み進める度鳥肌に襲われる。主人公にリンクして余計に臨場感たっぷりになり焦るしビビるし怖いしと感情大忙し。こんな奴おらんやろ、と思えない所が何より怖い。ゾワゾワゾワ。
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そんなに怖いですかね? 『一番怖い』との評判だったのでビクビクしながら読みましたが…… この小説が発売された当時からだいぶ時が経ち、その間でより不気味でグロい小説や映画も出てきているように思います。
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後半から畳み掛けるように怖くて 続きが気になり一気に読めました! ただ主人公が不運で仕方がないと思ってしまいました。
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ホラーが好きになるきっかけの本でした。続きが気になりすぎて歩きながらでも読みました。 映画より良かったです。
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日々暑く寝苦しいため 涼もうと読了 超有名ホラーで、これまで本を読まなかった私でも 知ってるタイトル 映画とキャストが有名で、ネット検索した時点で 驚きが半減したような… 誰が恐ろしいとかはホラーには問題はないのか? ミステリーもホラーも描写が命 後半はサイコパス動機そっちの...
日々暑く寝苦しいため 涼もうと読了 超有名ホラーで、これまで本を読まなかった私でも 知ってるタイトル 映画とキャストが有名で、ネット検索した時点で 驚きが半減したような… 誰が恐ろしいとかはホラーには問題はないのか? ミステリーもホラーも描写が命 後半はサイコパス動機そっちのけで追われる恐怖に手に汗握る 人の命とお金を紐づける生命保険 いつの時代も生命保険は良いイメージがないですね…
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大手生命保険会社「昭和生命」の京都支社で保険金の査定業務の主任として働く若槻慎二。ある日 若槻は 顧客である菰田重徳から名指しで呼び出され菰田家を訪問する。訪れた廃屋のようなその『黒い家』は、息を止めたくなるような異臭を放っていた。 家の座敷に通された若槻。人見知りだという子...
大手生命保険会社「昭和生命」の京都支社で保険金の査定業務の主任として働く若槻慎二。ある日 若槻は 顧客である菰田重徳から名指しで呼び出され菰田家を訪問する。訪れた廃屋のようなその『黒い家』は、息を止めたくなるような異臭を放っていた。 家の座敷に通された若槻。人見知りだという子どもの名前を呼ぶ菰田。 「あんた、ちょっと、そこの襖、開けてくれへんか?」「そこ、勉強部屋ですねん。和也は、そこにおるはずなんや。」 襖を開けた若槻が目にしたもの…。 男の子は、両手両足をだらりと垂らして、床から五十センチくらいの宙に浮かんでいた。 ぎゃーーーーーー。 首吊り死体の第一発見者にされた若槻。 死亡保険金の請求に毎日会社を訪れる菰田。 菰田の不審な態度。これは少年の自殺ではなく、菰田による殺人なのではないか。独自調査を始めた若槻に悪夢のような日々が待ち受けていた…。 ぎゃーとなりましたが、実は前半 余裕でした。 生命保険会社に勤務経験のある作者さんだけあって、 実際に起こり得るであろう保険金詐欺や 保険金目当ての殺人の手口に ふむふむ。「死」を扱う仕事は大変そうだわーと。 心理学者が語る「サイコパスとはなんぞや?」のページは意味不明で退屈で…。 あれ?あんまり怖くないぞ。大丈夫だぞ。 いやいやいやいや 後半の畳み掛けがすごい…。 ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! ハッ!だめだ!シーーーっd(ºεº;) 息を殺して、、、気配を消して、、、 ほら! 若槻!後ろ!!! サイコパス怖い……。 (((;°Д°;)))カタカタカタ はい、ひまめろさん どーぞどーぞ ( ꜆..)꜆
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初めて読んだホラー小説。 「怖いよ」と勧められて読んだけど、途中から本当に怖くてリビングに移動して読んだ。 運悪く関わってしまった菰田幸子が、主人公の周りの人をどんどん殺していく。 主人公の家に入ってきた時の、主人公の心情のリアルさというか、スピード感、焦りみたいなのがすごい伝わってきてハラハラしすぎるし、「しまった」とか言ってわざわざ危ない方に行くのもよりハラハラを助長させて、、分厚いし字も小さいのに目が離せなくてすぐに読み切った。 早くハッピーな話読みたい
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