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「旭山動物園」革命 の商品レビュー

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40件のお客様レビュー

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2009/10/04

行動展示で一躍話題の動物園となった旭山動物園。 その根本には、園長の 「動物も人間もやりたいことができていなければ幸せではない」 という考え方があった。 成功の秘訣は、動物への愛情なのであると感じた。

Posted byブクログ

2009/10/04

旭山動物園復活の過程と、動物園での経験、動物園に関わる者として思うこと、などなどが書かれていて、興味深く読んだ。帯には「ビジネスモデルの原点」と書いてあったけれど、そのへんはビジネスマンに手に取ってもらうためのこじつけか。しかし参考になる考え方もちらほら。わたしとしては、研究者的...

旭山動物園復活の過程と、動物園での経験、動物園に関わる者として思うこと、などなどが書かれていて、興味深く読んだ。帯には「ビジネスモデルの原点」と書いてあったけれど、そのへんはビジネスマンに手に取ってもらうためのこじつけか。しかし参考になる考え方もちらほら。わたしとしては、研究者的視点、発想の部分がとくに興味深く感じられた。 ちょっと印象的だったのは「不遇の時期に意味があるとしたら、お金はなかったけれど、動物園についてじっくりと考える時間が与えられていたことだと思う」の一文。お金や環境に恵まれていなかったとしても、無駄になる時間なんてない(努力次第で)はずなのだ。油断するといじけてしまいがちだけれど、前向きな努力は怠るべきじゃないな、と改めて思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

営利法人ではありませんが旭山動物園も不振から回復した事業体です。この本は現園長である小菅氏が自ら書いた本です。夢を追うこと、決してあきらめないこと、顧客本位・動物本位の立場に立つこと、前例のないものに挑むことを恐れないこと…企業再生の姿そのものではないでしょうか。動物園の経営者の...

営利法人ではありませんが旭山動物園も不振から回復した事業体です。この本は現園長である小菅氏が自ら書いた本です。夢を追うこと、決してあきらめないこと、顧客本位・動物本位の立場に立つこと、前例のないものに挑むことを恐れないこと…企業再生の姿そのものではないでしょうか。動物園の経営者の立場である小菅園長の考え方やビジョンがよくわかります。北海道でも景気が非常に悪い旭川市において貴重な観光資源となった旭山動物園。近年の「企業再生から地域再生へ」の流れそのままを体現した再生ストーリーです。奇をてらった展示ではなく、動物行動学のしっかりした基盤の上に考えられた展示なので動物にストレスをかけない展示になっているところ、園内でエキノコックス症が発生したとき、勇気を持って閉園に踏み切ったこと、など「企業倫理」の面でもよいサンプルになると思います。新書で手軽に読めるのもグッドです。

Posted byブクログ

2009/10/04

日本一の動物園と謳われるはさ檜山動物園の試み、活動を記した本。 旭山動物円の魅力が載っているだけでなく、動物園経営の中で培われた処世術がためになる。

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2009/10/04

動物のもつ潜在能力を、斬新な施設・展示により、動物園の魅力を高め、考え方を変えさせ、人を感動させる。野生動物えの愛情と地道な努力が真冬の旭川へ誘う。柔道の話は組織のありようとして体育会系の著者は強調せずにはいられない。

Posted byブクログ

2009/10/04

動物達への愛情に裏打ちされた、動物園改革の実践報告。職員の学習(研究)、徹底的な議論、試行錯誤等の一端を垣間見ることができます。開拓者魂、堅忍不抜の精神による難局打破の経過を辿る良書。

Posted byブクログ

2009/10/04

話題の旭山動物園園長、小菅先生の本。帯に「ビジネスモデルの原点」と、無理矢理ビジネス本として売ろうとしています。でも内容は面白いです。

Posted byブクログ

2009/10/04

旭山動物園の行動展示の理念が生み出されたプロセスを園長自身が語る。小菅流の組織論、動物園に対する深い考え方がわかる一冊。苦難の歴史を乗り越えてきた旭山動物園の復活劇を紐解くにはこの本とプロジェクトXを見るべし。(2006/4/11読了)

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2009/10/04

ピンチをどのように切り抜けたか、といった種類の体験談は、この激烈な競争社会において高い価値を付加される傾向がある。けれどもなにより私が心を打たれたのは、まっとうな試みが良い結果を生み出した、という事実である。動物がもっとも活き活きできる環境を与えることで、来園者に本来の魅力を可能...

ピンチをどのように切り抜けたか、といった種類の体験談は、この激烈な競争社会において高い価値を付加される傾向がある。けれどもなにより私が心を打たれたのは、まっとうな試みが良い結果を生み出した、という事実である。動物がもっとも活き活きできる環境を与えることで、来園者に本来の魅力を可能な限り伝える、という当たり前の事なのに誰もやらなかった挑戦。爽快さがそこにはあるのだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

北海道旭山動物園の再生物語。 いろんなところで取り上げられた話で、知っている上で読んでもおもしろかった。 どうすれば人が喜ぶのか、人が来るのか。 そういった点で勉強になる。

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