「旭山動物園」革命 夢を実現した復活プロジェクト 角川oneテーマ21

小菅正夫(著者)

• 販売会社／発売会社: 角川書店/
• 発売年月日: 2006/02/10
• JAN: 9784047100374

商品レビュー

2020/05/20

動物園で働く人たちは、日夜真剣に動物達と向かい合っている。動物園のリアルな姿が、この本を通じて垣間見えた。

2017/06/01

著者が北大柔道部　出身と聞いて読んでみた。
柔道部の主将として、個性は揃いのメンバーをどう取りまとめるか、著者は目標と対策だけ言って、あとは自分の好きにやってくれ、といったそうだ。
その経験が動物園の園長として組織運営で役に立ったらしい。それぞれの個性を生かして、それぞれの役割を果たすこと。組織論として参考になる。

2015/11/01

NHKラジオの番組「夏休み子ども科学電話相談」にて、動物の担当をされていた先生の本です。

「ビジネスモデル」とあるので、経営の手法に関する本かと思いました。
確かにビジネスモデルとして成功していますが、それは何より、動物がどうしたら一番いきいきと、幸せに生きられるかを追求した結果だと思いました。

昔は「動物が芸をしないとつまらない」と、火をつけて驚かそうとした来園者までいたそうです。
その点からも「立つレッサーパンダ」ブームにも警鐘を鳴らしていました。
レッサーパンダという動物自体への興味はさほど高まらなかったのですから…

動物園はレクレーションだけでなく、野生動物の保護や繁殖、そして研究の施設であることも、もっと認識されるべきだと思いました。