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日曜日たち の商品レビュー

3.5

156件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    3

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2013/08/27

5人のそれぞれの日曜日達が、 2人の兄弟で少しだけ交わろうとしている。 誰かを介して、また誰かと誰かの物語があって、 それって紙一重で、でもありふれている。 そのありふれた日常こそが、 かけがえのないものなんだと思わされた。

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2013/07/28

何か特別な言葉をかわし感動の再会、という感じでもなく、ただお互いに強く頷く最後の描写が非常によかった。 言葉では良い表せない様々な感情が互いあったのだろうなーと。 「そう、嫌なことばっかりだったわけではないと。」という一文が気に入った。 きらきら輝いている登場人物が出てこない...

何か特別な言葉をかわし感動の再会、という感じでもなく、ただお互いに強く頷く最後の描写が非常によかった。 言葉では良い表せない様々な感情が互いあったのだろうなーと。 「そう、嫌なことばっかりだったわけではないと。」という一文が気に入った。 きらきら輝いている登場人物が出てこないところが身近に感じられ、ほっこりする作品だった。

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2013/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々のこの作家さんの本。 どの本を何度読んでも 主人公の魅力のなさに 読み始めは不安になるが、 最後はしっかり感動させるし、 読後感は最高にいい。 魅力の無いようにみえるけれど 結局普通に暮らしている人たちはこんなもんだし、 だからこそありふれた日常が リアルでうまい。 この本も素敵でした。

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2013/06/04

借り物だったこともあり、気楽にさくさく読めた。とてもよかった、とまではいかないが、読んでよかったくらいは思える感じ。このひとの本は、読み進めやすいかも。

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2013/01/22

吉田さんの本、初挑戦。 パレードとか悪人の人なんですね。 日曜日が題材の短編集。 一見バラバラですが、ある兄弟たちがすべてのお話に登場します。ちょっとずつ繋がってる感じ。 手軽にサクサク読めました! 吉田さんの他の本にもチャレンジしてみたくなりました。

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2012/12/09

それぞれに事情や不運や葛藤を抱えながら、 一歩を踏み出す連作小説。 2人の子供がキーになると思いきや…。 全体的にぼんやりとしたいまいちな印象。 吉田さんの作風はまだ自分が青いからか、 あまりすっと入ってこないのです…。 申し訳ないです…。

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2012/12/01

読後感が良い。なかなかに好みでした。特に物語全てに現れる兄弟の別れとその後を描いた表題作は秀作。嫌なことばっかりだったわけではない。心に明かりを灯す一冊。

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2012/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何気ない日曜日。 この吉田修一氏の何気ない日常の描きが大好き。 大好きという高い評価の言葉が似合わないくらい平平凡凡で単調で緩やかに進むストーリ性が薄いこの感じ。

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2012/10/01

どこにでもいる男女たちの ありふれた日曜日。 だけど彼等にとっては 特別な日曜日。 私なんぞの日曜日でも 吉田さんならうまく小説にしてくれちゃうんじゃあないかと思ってしまう。 そんな一冊。

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2012/09/24

医者の卵と付き合うフリーター男子、女友達の決裂に巻き込まれた女子、やもめ暮らしになった父親の来訪をうけ戸惑う男子…。 どの短編にも共通して、突如として登場する幼い兄弟がいる。ご飯をおごったり、道案内をしたり、関わり方はまちまちだが、何となくそんな出来事も忘れかけた頃、そういえばこ...

医者の卵と付き合うフリーター男子、女友達の決裂に巻き込まれた女子、やもめ暮らしになった父親の来訪をうけ戸惑う男子…。 どの短編にも共通して、突如として登場する幼い兄弟がいる。ご飯をおごったり、道案内をしたり、関わり方はまちまちだが、何となくそんな出来事も忘れかけた頃、そういえばこんなことがあった…とふと思い出す。その瞬間、それぞれの日常が少しだけ方向転換するような、不思議な役割を果たす。 その兄弟の謎が解けるのが最後の「日曜日たち」。 兄弟のその後もだが、主人公の意外にも力強く生きる現在がよくて胸にせまった。

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