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ウルトラ・ダラー の商品レビュー

3.3

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

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2013/09/14

ディテールに拘りを持っているようだがメリハリがなく背伸びをしている感じ。その為ストーリーのバランスが悪く転・結が締まっていない。

Posted byブクログ

2013/02/10

スーパーダラーを上回る精度のウルトラダラーが出現し、日、米、英、北朝鮮、露、中を股にかけたインテリジェンスの攻防が繰り広げられる!! 壮大すぎて脈略を見失うこともあるけど、スリリングで最後の結末に驚く!

Posted byブクログ

2012/05/20

真保裕一を初めて読んだときの感覚を思い出した。虚実織り交ぜての知らない世界を覗かせてくれる迫力。 終盤にかけてハリウッド映画的に安っぽくなってしまうが、そこまでの、水中に顔を沈めているような緊張感はリアル。 特定の人物か組織にメッセージを発しているように感じる。

Posted byブクログ

2012/05/13

ウルトラ・ダラーは北朝鮮が刷っている最新の偽札である。主に移動中に読んだのだが、結構かかってしまった(^^; この本の感想は、政治的解釈抜きでは語れない。読んだ人は同感してくれると思うが、今、それをここに書くのが凄く怖くなっている。だから核心的な事を書くのはやめておこう。 フ...

ウルトラ・ダラーは北朝鮮が刷っている最新の偽札である。主に移動中に読んだのだが、結構かかってしまった(^^; この本の感想は、政治的解釈抜きでは語れない。読んだ人は同感してくれると思うが、今、それをここに書くのが凄く怖くなっている。だから核心的な事を書くのはやめておこう。 フィクションではあるが、似たような事が世界で起こっている事は、誰も否定できない。少なくとも我々の世界情勢への解釈の方が、よりフィクションであるだろう。そう考えると、世界を学ぶ上ではかなり有効な本だと思う。 本として見ると、隙のない女性が多く、ラストシーンがフィクションっぽいかなと思った。それ以外は、ノンフィクション的に恐々と読んでいたので、その部分で現実逃避できたが、完成度としては落としてしまった部分かもしれない。 北朝鮮のミサイル問題が話題になっている今、いいタイミングで読む事ができた。結局、戦争はまだ終わってないと言う事だ。そして国が国益第一に考えている以上、戦争はまた起こるなと思ってしまった。 そうならないために、我々は世界を読む知識を得なくてはならない。今の人の無関心さや、受け売りでの解釈では、すぐに考え方を誘導させられ、一つにまとめられてしまう。その一つと言うのは、戦争を肯定する考え方である。

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2012/02/16

語り手(視点)がころころ変わっていって、慣れるまでは読みにくく感じた。 また、あまり詳しくない分野だからか、 どこまでが真実でどこからがフィクションかわからない部分も多くあった。 エピローグは最後、一気に流れていく。 最後の数ページ、ドキドキしながら読んだ。 スティーブン。。 ...

語り手(視点)がころころ変わっていって、慣れるまでは読みにくく感じた。 また、あまり詳しくない分野だからか、 どこまでが真実でどこからがフィクションかわからない部分も多くあった。 エピローグは最後、一気に流れていく。 最後の数ページ、ドキドキしながら読んだ。 スティーブン。。 しかし、途中で出てきた登場人物たちはその後どうなったのか、 あとあとまで気になってしまい、何だかすっきりしない感じが残った。

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2012/02/05

スギハラ・ダラーの前の本です。インテリジェンス。ガーベージ・イン、ガーベージ・アウトですから、(1)入れる情報の質を高める、(2)その情報による深い洞察ができるようなトレーニングをする、ということがこの本を読んだ際の結論の一つ、と思いました。(この本はいろんな側面から読むことがで...

スギハラ・ダラーの前の本です。インテリジェンス。ガーベージ・イン、ガーベージ・アウトですから、(1)入れる情報の質を高める、(2)その情報による深い洞察ができるようなトレーニングをする、ということがこの本を読んだ際の結論の一つ、と思いました。(この本はいろんな側面から読むことができますが)

Posted byブクログ

2012/01/10

情報を巡る、国家間のし烈な争いを描いた物語。情報という扱いが難しいものを対象としているため、どこまでがフィクションなのか、判別することは難しい。 外交官、諜報員など、それぞれの立場の思惑が絡み合う。 誰にでも分かりやすいように書かれているためか、終盤は非常にすっきりと事が進む。...

情報を巡る、国家間のし烈な争いを描いた物語。情報という扱いが難しいものを対象としているため、どこまでがフィクションなのか、判別することは難しい。 外交官、諜報員など、それぞれの立場の思惑が絡み合う。 誰にでも分かりやすいように書かれているためか、終盤は非常にすっきりと事が進む。 私としては、もう少し謎を残したまま結論を迎えて欲しかった気がする。 とはいいつつ、本書を読了した駅のホームで、私の不意に後ろに立った乗客に、思わずドキリとする私であった。

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2012/01/08

世界で起きていることの舞台裏が見えてくる、素晴らしいドキュメンタリー小説だった。外交・インテリジェンスというものがどれだけこの世界を支配しているのか、我々の知らないところでどのような駆け引きがあるのか、時代背景も含めて理解を深めることができた。 佐藤優氏の小説と本書はとても関係性...

世界で起きていることの舞台裏が見えてくる、素晴らしいドキュメンタリー小説だった。外交・インテリジェンスというものがどれだけこの世界を支配しているのか、我々の知らないところでどのような駆け引きがあるのか、時代背景も含めて理解を深めることができた。 佐藤優氏の小説と本書はとても関係性を感じる。 この本を何年も読まずに積んでいたことを後悔している。

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2011/09/23

いろんな意味で不思議な小説(?)。はじめ、北朝鮮製偽造100ドル札をめぐる国際謀略小説かと思っていると、それがスパイ小説になり、最後は冒険小説調に転ずる。偏見かもしれないが、この手の小説は、著者が得意とする(こだわりのある)分野の描写がしつこくなる傾向が見られ、本書でも居食住、嗜...

いろんな意味で不思議な小説(?)。はじめ、北朝鮮製偽造100ドル札をめぐる国際謀略小説かと思っていると、それがスパイ小説になり、最後は冒険小説調に転ずる。偏見かもしれないが、この手の小説は、著者が得意とする(こだわりのある)分野の描写がしつこくなる傾向が見られ、本書でも居食住、嗜好品、外交、諜報、いずれにもこだわりがあるようなシーンが展開されていく。すると、普通はバランスが取れなくなり、ストーリー全体が破綻するのだが、本書の場合、何となく、それほどの破綻もなく終わる。書きたい事が決まらないまま書き出した小説でもなく、書きたい事を詰め込み過ぎた小説でもない。書きたい事が、それなりにうまく配置された小説というべきか。 ただ、それは食事のシーンに象徴されるように、メニューを連呼するばかりで、食するシーンがほとんど無く、おいしさ(味覚)が伝わってこない。

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2011/07/01

外交ジャーナリスト手嶋龍一の久しぶりの著作ということで、期待して読んだが、小説という形がよくないのか、どこまでが真実で、どこからが創作なのかが曖昧なのが、逆に小説の書き手としては、高くないのかなと思ってしまう。 やはり、手嶋龍一はノンフィクションを書かせた方がよいのではないだろ...

外交ジャーナリスト手嶋龍一の久しぶりの著作ということで、期待して読んだが、小説という形がよくないのか、どこまでが真実で、どこからが創作なのかが曖昧なのが、逆に小説の書き手としては、高くないのかなと思ってしまう。 やはり、手嶋龍一はノンフィクションを書かせた方がよいのではないだろうか?内容としては、北朝鮮に拉致された印刷工が、ウルトラダラーという、偽札としては基準が高いものを作り出し、それを追うインテリジェンスのがるスティーブンの話なのだが、視点がいろいろな人に移るので、読みにくい。 真実こそ、手嶋さんにとっては書きがいがあるのではないか?

Posted byブクログ