凍りのくじら の商品レビュー
ミステリ風味の少し…
ミステリ風味の少し不思議な青春家族小説というような感じの作品。 少し暗いけれど、ラストには光が見える、愛情がたくさん詰まった物語で、切ないけれど、たくさんの感動をもらえる小説です。
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他の読んだ人に「やら…
他の読んだ人に「やられた」と評判のこの本。私も例外なくやられました…。展開自体はそれほど早くないですが、ワンシーンごとにくっきり変わるし、そういう区切りが多かったので、読みやすくて引き込まれました。最後になって一気に謎が解けるシーンは感動しました。
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理帆子は周りにいる人…
理帆子は周りにいる人たちを、「スコシ・ナントカ」とその人の性質を分析している。 彼女ははいつも当事者になれず、どこにも自分の居場所がないと思っている。そんな彼女は別所あきらと出会い、初めて本音を話すことを経験し、孤独だった心が良い方に変わっていくが…。 泣けてとても面白かったです...
理帆子は周りにいる人たちを、「スコシ・ナントカ」とその人の性質を分析している。 彼女ははいつも当事者になれず、どこにも自分の居場所がないと思っている。そんな彼女は別所あきらと出会い、初めて本音を話すことを経験し、孤独だった心が良い方に変わっていくが…。 泣けてとても面白かったです。
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今までの辻村さんの作…
今までの辻村さんの作品とはちと雰囲気が違うかな。ミステリー系ではないのですよね。かといって、純な恋愛とも違う。最後まで読んでもらえれば分かるんですが、なるほど、これはそういうお話なんだ、って理解できるはず。私は少しファンタジックだと感じましたが。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
終盤ぐらいまでどういうストーリーに帰結するのか想像できず若干中弛みしながら読み進めていましたが、ラスト1/3ぐらいで一気にこれまでの話が繋がってきて面白くなってきました。 話の全体は、"奇妙"と"人怖(ヒトコワ)"が混ざったような物語だと感じました。 主人公「理帆子」の元彼「若尾」が徐々にストーカー化してきてゾッとしていく怖さと、理帆子と同じ高校の先輩「別所」が実は物語のキーになっていて、最後になってそこまで不可解だった点に合点がいくところが楽しかったです。伏線回収するまで中々長いので、物語のピークに行くまで少し忍耐力がいるので⭐︎3にしました。笑
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かがみの孤城で筆者に興味を持ち読み始めた作品。 かなり長いですが、難なく読み進められました。 主人公の少し世間(周りの人間)を斜めに見ているところ、 別所と郁也との出会い、母との関係性。 ラストの伏線回収は本当に素晴らしかったです。
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辻村深月の作品の初読に「凍りのくじら」は、良かったのかどうか。続けて、色々と読んでみようと思っています。 結末に少しホッとしましたが、終盤の重苦しい展開にはハラハラしました。他の作品が楽しみです。
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2段になっている長編。 重苦しい内容を「少し不在」な主人公視点で飄々と描かれているので、暗くなりすぎない。さすが辻村深月先生だ。その辺のバランス感覚が絶妙。 終盤に向かいハラハラドキドキさせられながらも最後はちゃんと感動させてくれた。 図書館で借りたが、なぜか[ティーンズ]とい...
2段になっている長編。 重苦しい内容を「少し不在」な主人公視点で飄々と描かれているので、暗くなりすぎない。さすが辻村深月先生だ。その辺のバランス感覚が絶妙。 終盤に向かいハラハラドキドキさせられながらも最後はちゃんと感動させてくれた。 図書館で借りたが、なぜか[ティーンズ]というシールが貼られていた。主人公が高校生だから?? ティーンズと貼られていると、大人が手に取りづらくなる気がする。元ティーン(しかもティーンじゃなくなってからかなり経つ)には気が引けた。笑
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途中何度も挫折しそうになった… 他の本読んだり気晴らししながらなんとか読了! 最後に近づくほど伏線回収すごくてどんどん面白くなってくる!前半抜かせばいいのかなぁ?と思うが…前半を読まないと伏線が回収できない笑 2023年最後の本として選んだのに…2024年まで時間かかってしまった...
途中何度も挫折しそうになった… 他の本読んだり気晴らししながらなんとか読了! 最後に近づくほど伏線回収すごくてどんどん面白くなってくる!前半抜かせばいいのかなぁ?と思うが…前半を読まないと伏線が回収できない笑 2023年最後の本として選んだのに…2024年まで時間かかってしまった⏰
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ドラえもん愛が随所に感じられる物語。 私もドラえもん好きだけど、知らないひみつ道具が登場して、「負けたー」と思った。 家族や大切な人との繫がりをゆっくりと描いていくのだと思っていたら、後半は予想外の急展開だった。確かに「少し不思議な」ストーリー。
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