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凍りのくじら の商品レビュー

4.1

303件のお客様レビュー

  1. 5つ

    104

  2. 4つ

    108

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    3

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2021/05/13

1人では、生きれない女の子なのに強がっていつも周りとの距離をとって客観的に過ごしている。お母さんをすごく好きなのに、素直になれず、、、。 なんだか切ないお話でした

Posted byブクログ

2021/03/21

少し不思議な物語だった 時々全然内容が頭に入って来なかったけど、ゆるりと読み終えた ドラえもんのお話が所々出てくる不思議な小説 いろんなSF 少し 不思議 少し 不足 少し 不快 自分のSFって何だろうって考えてみた 少し 二日酔い

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2021/03/04

私の数少ない読書経験の中でめちゃくちゃ、エンディングがしっくり来て読んで良かった…満足できたと充実出来た作品です。 めちゃくちゃ感動しましたし、めちゃくちゃ緊張もしました。 どんどん物語にひき込まれて… 自分の予想が何故か悪くなる方ばかり想像してしまうんです… 頼む‼︎頼むから絶...

私の数少ない読書経験の中でめちゃくちゃ、エンディングがしっくり来て読んで良かった…満足できたと充実出来た作品です。 めちゃくちゃ感動しましたし、めちゃくちゃ緊張もしました。 どんどん物語にひき込まれて… 自分の予想が何故か悪くなる方ばかり想像してしまうんです… 頼む‼︎頼むから絶対そうならないでって… ハラハラして読んでしまいました 以前フォロワーさんから、学生の娘さんが非常に良かったとオススメ頂いたので…ミドル世代の男性(おっさん)でも、読んで大丈夫かなと、少し不安になりながら読み進めましたが… なんて事は無い…号泣確定でした。 作品の中に主人公理帆子が好む、スコシ・ナントカ遊びが描かれます。 人の個性をSとFで当てて、名前をつける遊びです。これは、藤子不二雄先生のSF作品は 「スコシ フシギ(不思議)」な作品を描いてると主人公の理帆子が知り、それをきっかけに様々な人を(Sスコシ Fで始まるナントカ)に当てて、個性の名前をつける遊びをします。 もし自分が、理帆子に スコシナントカで命名されるとしたら sukoshi (スコシ) futoris…(フトリ…文字数 同世代の辻村さんの作品、大変大好きになりましたw 他の作品も読んでみたいです。

Posted byブクログ

2021/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

怖面白い少しファンタジーな要素もある感じでした。冷たい校舎の〜の方が断然怖いけど。 きっとこの元彼が何かやらかすんだろうなーとはずっと思いながら読んでいたけど、理帆子は人を見下しているので、人間の弱さと歪みから生まれる訳の分からない行動とか、そういうのを信じてなかった。そこまでの勇気がないだろうと見くびってた。 そういう人の異常性に気づけなかったりするのって、かえって人間に幻想を抱いているのでは?と思った。 本人は自分のそんな頭の良さや性格を冷静に分析したり客観的に見て悲しんでみたりするんだけど、ある意味そういうところって高校生の多感な時期ってあることだと思った。少し頭が良かったりすると、そういうクセができちゃうのかもしれない。他人をどこか甘く見たり見下したり、疲れたりしつつ、脳天気に暮らせる人を純粋に羨ましく感じたり。結局自分起点の狭い考えで人を見てることには気づいてない。 いくやが出てきたあたりはファンタジックな不思議な世界観だった。いくやが愛らしくてかわいそうですごく好きになったので、理帆子が心からいくやを大切に思って関係性が出来ていくのが良かった。 理帆子のお母さんのお葬式では、今まで関わった沢山の人が来てくれたりして、理帆子って実はすごいのでは?と思いました。あまり仲良くないとか関係性を築けてない人の、しかも親御さんのお葬式は普通行かないから。勿論頭が良い子なので、本心と別のところでうまく立ち回ってたのはあるけど、それ以上にやっぱり、何か感じるものがあって周りは理帆子を大切に思ってくれるんじゃないかな。 まさか別所あきらがお父さんだったとはー!そこファンタジーなんだ!という驚きはありました。笑

Posted byブクログ

2021/01/23

大好きなドラえもん、ドラえもんの映画に祖父が連れて行ってくれた事まで思い出しました。  テキオー灯が多くの人にあたってほしい。 最後の母からのメッセージや別所さんの正体に泣けます。  

Posted byブクログ

2021/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

孤独な理帆子は人を見下し、自分は一段上と思いながらもやっぱり人が好きで、1人が嫌で、縋ってしまう。それって理帆子だけじゃなく誰にでもある一面であると思う。 そこに現れた別所あきら、そしていくやの存在は理帆子にとって大きかったと思う。 でも、彼らだけではなくカオリだって美也だって、立川だって生徒会のあの子だって、『彼女ら』から見たら理帆子は大好きな友達で、理帆子にとっても大切な人たち。 それに気づけたのは、彼や彼の言葉のおかげなんだね。

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2020/10/30

りほこの自虐的なところが痛々しい。そんなに卑屈にならないでと思うけど、別所くんを通して少しずつ心が解きほぐされていく。それがかれの役割だったのだろうか。 孤独を感じた時誰かに縋る、嫌だったら逃げ出す、そうして生きたいように生きればいい。あまりにも不器用なのはみんな同じ。テキオーラ...

りほこの自虐的なところが痛々しい。そんなに卑屈にならないでと思うけど、別所くんを通して少しずつ心が解きほぐされていく。それがかれの役割だったのだろうか。 孤独を感じた時誰かに縋る、嫌だったら逃げ出す、そうして生きたいように生きればいい。あまりにも不器用なのはみんな同じ。テキオーライトをみんなに照らしてあげて欲しいと思った。

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2020/09/22

ドラえもん…か…と、最初からずっとそんな感じだった。タイトルは、何故「くじら」なんだろうと、ずっと思っていた。 でも、最後は心が震えた。心を閉じる不安と忍耐、心を開ける勇気を感じた。それまでのドラえもんの旅が終わって、ドラえもんに変わる芦沢光の旅が始まったと感じた。 藤子・F・...

ドラえもん…か…と、最初からずっとそんな感じだった。タイトルは、何故「くじら」なんだろうと、ずっと思っていた。 でも、最後は心が震えた。心を閉じる不安と忍耐、心を開ける勇気を感じた。それまでのドラえもんの旅が終わって、ドラえもんに変わる芦沢光の旅が始まったと感じた。 藤子・F・不二雄をこよなく愛する、有名カメラマンの父・芦沢光が失踪してから五年。残された病気の母と二人、毀れそうな家族をたったひとりで支えてきた高校生・理帆子の前に、思い掛けず現れた一人の青年・別所あきら。彼の優しさが孤独だった理帆子の心を少しずつ癒していくが、昔の恋人の存在によって事態は思わぬ方向へ進んでしまう…。家族と大切な人との繋がりを鋭い感性で描く“少し不思議”な物語。(「BOOK」データベースより) 『ドラえもん』をキーワードだと読み終わるまでずっと思っていた。 「SF」を、サイエンス・フィクションではなく「少し不思議な物語」と考え、『ドラえもん』が、これに属するなんてと感心することから始まったこの小説…の一方で、子供の見るテレビのイメージが強く、『ドラえもん』か…と、いう気持ちの方が大きく、少し侮りながら読み進める。 主人公・芦沢理帆子は、頭が良くて、周囲が求めている行動を読み取り行動する器用で要領のいい子。しかし、ドラえもんをこよなく愛する彼女は、心の中では、尊敬する藤子不二雄先生の『SF』もじりを彼女の周りの人に対し『少し・何とか』と常に上から目線で評価している。 これが人を小馬鹿にしているようで、読者としては生意気な高校生にうつる。 しかし、それが父親失踪による愛情からの喪失感によるもので、人に対して器用なのは裏切りから逃げるための固執であることが、高校の先輩である別所あきらに言葉として自分の想いを伝えていくことで、理帆子への理解が深まり、だんだんと感情移入していく。 つまり、別所あきらの存在は、読者が理帆子の性格変遷に対して理解をしめすことができるようになるだけでなく、読者が理帆子のとる言動を予測できるようにし一体感をもたらしている。そんな技法が心地いい(それ故に、後半に展開に不意打ちを食らったように感じる)。 また、本作は『ドラえもん』がストーリー展開のキーとなっているのではなく、理帆子の元彼・若尾大紀であったと物語の終盤に気づく。『カワウソメダル』をつけているために容認してしまいがちである彼の幼稚で否定的な思考や行動に振り回される。 脇役っぽく登場する若尾が、実は本作のストーリーを引っ張っている重要な人物なのである。 そして、本作のストーリーが大きく方向転換するもう1人の人物が、別所である。 それを匂わす箇所は、いくつもあったのに最後まで気に留めることなく進んでしまう。「別所さんは、この辺りにおうちがあるんですか?」と理帆子が尋ねた時に「そうか『おうち』か」と答えたのは思わせぶりな言葉は、本作を読み終えた時に、だからかと思い返してしまう。 別所がなぜ理帆子をモデルにしたいのか、モデルにした時もカメラを持っているのが理帆子であるような不思議な描写が何故だったのか。そして、ようやくそれがわかるのが署名A.Ashizawaの署名。 この別所の登場が、本作を『SF』だと感じさせ、また若尾の屈折した言動の後味の悪さを無かったことにしている。 ただ、タイトルの『凍りのくじら』については、何故このタイトルが着いたのか、きっと大きな意味があると思うのではあるが、最後まで決定的な理由は、理解できなかった。 タイトルに惹かれて手に取った小説で、そのタイトルの真意がわからないままに読み終えてしまったが、私の中では、オススメの一冊であった。 [今日の事件]流氷に閉じこめられたシャチ事件] 2月7日朝、北海道・知床半島の相泊漁港付近でシャチのの群れが流氷にはさまれ動けなくなっているとの連絡が羅臼町役場にあった。職員が確認したところ、計12頭が流氷に閉じこめられ動けなくなっていた。オス1頭、メス6頭、子ども5頭と判断された。メスの1頭は8日に自力で脱出に成功したが、他はすべて死亡した。 死亡したもののうち、その後に陸揚げできたのは9頭。これらは解体され、臓器などが研究機関に引き渡された。 (SOURCE:2005年3月6日朝日新聞(東京版)など)

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2020/09/11

泣いた、めっちゃ泣いた。 理帆子と私は少し似てる。 本を読む人と読まない人を区別して、読まない人をたぶん無意識に見下してる。 本の話ができるというだけで、たぶん好きになれる。 「頭の良さは読書量と比例して、私にはそれが大事」というのが特によくわかる。 イライラする瞬間の多い理帆...

泣いた、めっちゃ泣いた。 理帆子と私は少し似てる。 本を読む人と読まない人を区別して、読まない人をたぶん無意識に見下してる。 本の話ができるというだけで、たぶん好きになれる。 「頭の良さは読書量と比例して、私にはそれが大事」というのが特によくわかる。 イライラする瞬間の多い理帆子を好きになれる部分だった。 sugoku familyな話だった。

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2020/08/08

主人公に馴染めず、その分★1.5個分くらいマイナスになってます。深い闇が必要ということだろうけど、前半で挫折しかけました^^; 後半はテンポも上がり、読後感も良し。 つまり、主人公は好きになれなかったけど、物語は好き。 ところで、初めて買った漫画はドラえもんだった。少しブラック...

主人公に馴染めず、その分★1.5個分くらいマイナスになってます。深い闇が必要ということだろうけど、前半で挫折しかけました^^; 後半はテンポも上がり、読後感も良し。 つまり、主人公は好きになれなかったけど、物語は好き。 ところで、初めて買った漫画はドラえもんだった。少しブラックというか、決して優等生じゃない初期のインパクトは強烈で、自分はそんなドラえもんが一番好き。

Posted byブクログ