魔王 の商品レビュー
あんまし面白くなかった。主人公が不思議な力を持って、日本の政権を奪おうとするファシズムの親玉に抵抗する話なんだけど、ファンタジーにもリアリティは必要だと思うんですが、登場人物が薄いから余計にリアリティに欠けてた気がする。
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内容(本の帯より)ー政治家の映るテレビ画面の前で目を充血させ、必死に念を送る兄。山の中で一日中、呼吸だけを感じながら鳥の出現を待つ弟。人々の心をわし掴みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する。ひたひたと忍び寄る不穏と、青空...
内容(本の帯より)ー政治家の映るテレビ画面の前で目を充血させ、必死に念を送る兄。山の中で一日中、呼吸だけを感じながら鳥の出現を待つ弟。人々の心をわし掴みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する。ひたひたと忍び寄る不穏と、青空を見上げる清々しさが共存する、圧倒的エンターテインメント。 伊坂さんの作品にしては、歯切れの悪い終わり方だったので、星3つ。
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不思議な能力を持った安藤兄弟が、不穏な時代の流れと戦う・・・ような話。 第1部が「魔王」、第2部が「呼吸」で、それぞれ安藤兄、安藤弟が主人公になっている。 小説の結論は・・・ない! 面白かったけど、どこか消化不良だ。
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2007.11.26考えるお兄ちゃんが好きでした。ああゆうお兄ちゃんが欲しい。政治関係の話とか分かりやすかった。3.7位かな。
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とても深く、考えさせられるお話でした。うまく表現できないけどとにかく魅力を感じる本です。「魔王」「呼吸」それぞれ違った味があって好き。先に「死神の精度」を読んでいてよかった。
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ストーリーも人物描写も、表面だけ書き流してるような感じがする。よかったのは死神がちょい役で出てきたことくらい。
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9条改正、人が流れていくこと、少し考えさせられた。 競馬のくだりは楽しかった。(読了'07/11)
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政治家の映るテレビ画面の前で目を充血させ、必死に念を送る兄。山の中で一日中、呼吸だけを感じながら鳥の出現を待つ弟。人々の心をわし掴みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する。ひたひたと忍び寄る不穏と、青空を見上げる清々しさが...
政治家の映るテレビ画面の前で目を充血させ、必死に念を送る兄。山の中で一日中、呼吸だけを感じながら鳥の出現を待つ弟。人々の心をわし掴みにする若き政治家が、日本に選択を迫る時、長い考察の果てに、兄は答えを導き出し、弟の直観と呼応する。ひたひたと忍び寄る不穏と、青空を見上げる清々しさが共存する、圧倒的エンターテインメント。現代人は流されるままに考えることをしない…「考えろ考えろマクガイバー!!」は、まるで作者の読者への警告のように頭から離れない(いい意味で)。読み終わった後から、じわりと新鮮な感動が残る本です。今回は千葉さんがフィーチャリング。
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? なんだかよくわからん小説だった。 他の伊坂作品とは一線を画すのでは? 哲学的というか、重量感があるというか。 ただ言える真実、おもしろかったのは確か。 政治家は読んで欲しい。 個人的に…ニーチェと宮沢賢治詩集を読みたくなった。
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ちょっと今回は違う気のする伊坂幸太郎。選挙や政治に対する議論は今に当てはまることばかりと思う。考えろ考えろ、それは作者からのメッセージなのか。最初、若者の政治意識の低さや選挙離れに対する啓発的な意図の小説なのかと思った。モーニング娘が歌ったところで投票率はあがらない。ならばこんな...
ちょっと今回は違う気のする伊坂幸太郎。選挙や政治に対する議論は今に当てはまることばかりと思う。考えろ考えろ、それは作者からのメッセージなのか。最初、若者の政治意識の低さや選挙離れに対する啓発的な意図の小説なのかと思った。モーニング娘が歌ったところで投票率はあがらない。ならばこんな手で・・・とは考えすぎだったようだが。大きな流れの中に飲み込まれる事の恐怖、飲み込まれると感じる感性もなくなる恐怖。考えろ、考えろ。ロックのコンサートの熱狂やサッカーファンの群集心理や子供たちの放火は同じように感じることが私もある。その波になぜかいつもちょっと乗り遅れるからだ。(ま、放火はしないけど)心配になるのだ。いいの?とおもうのだ。乗りが悪いといわれるが、一番早くその波に乗った人ほど早く飽きていく。熱しやすく冷めやすい。そして次の波を見つけそちらへといつの間にか移っていく。安藤くんは理屈っぽい。けれど彼の周りも結構議論好き。「へらへらしているようで実は鋭い。」潤也は本能的に本質を見抜いている。でもそれを言葉にしない。一見政治に無関心で新聞もろくに読まないような人のほうが実は時代の本質を見抜いているのではと感じることがある。今防衛庁が防衛省になってしまったのだって新聞やテレビや国会でやっていたのかもしれないが大きく出ることは議員の個人的な問題とか次の選挙を見越した女の戦いとか夫人の行動とかでそんな大事なことが決定されようとしていることはいつやっていたのかと思う。やらないわけではないが陰に隠れて見えなかった。意図的に誰かがそんなふうに情報を操っていた気さえする。ほとんど関心のない人とちょっと関心のある人に違いはない。むしろないほうがそんなものだとわかっている。そんな頭のいいやつがいたらもっと世の中は良くなっているはずだ。そのとおりだと思う。この中で詩織ちゃんがいい。癒し系、話を聞いてくれて的確な相槌をいれてくれ、受け止めてくれる。奥さんにしたいね。「魔王」は誰なのか。犬養というカリスマの存在なのか。自分の言葉を他人に言わせる能力のある安藤君なのか良くわからないが、なんだか途中で安藤くんが死んでしまい続く「呼吸」で力は金と自分の能力で大金をためだしたことで終わってしまい、これから何かを始めるのだなというところで何か不満は残る。国民投票という一見合理的に見える仕組みも矛盾が多いこととか考える材料は一杯あった。今読む話だと思う。
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