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それゆけ、ジーヴス の商品レビュー

4.3

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

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2024/08/06

ジーヴスとバーティーは問答無用で好きなんだけど、他の登場人物も覚えるようになってからますます楽しい。もうサー・ロデリックにもアナトールにもハロー、アロアローだよ

Posted byブクログ

2023/09/26

怜悧な頭脳を持つ従僕ジーヴスと、 愛すべきおバカなご主人バーティのコメディ。 こちらは短編集の形式。 一話一話スットコドッコイな事件がその都度持ち上がり、 ジーヴスの機転によってなんとかなるといった次第。 バカなセリフ、バカな振る舞い、バカな展開。 そして、皮肉とあてこすりがぎっ...

怜悧な頭脳を持つ従僕ジーヴスと、 愛すべきおバカなご主人バーティのコメディ。 こちらは短編集の形式。 一話一話スットコドッコイな事件がその都度持ち上がり、 ジーヴスの機転によってなんとかなるといった次第。 バカなセリフ、バカな振る舞い、バカな展開。 そして、皮肉とあてこすりがぎっしりのイギリスユーモア。 そして短編集なので、バーティのやらかしファッションの開示が多く、参考?になる。 やっぱりこの巻のハイライトは、 ジーヴスが語り手の最終章「バーティ考えを改める」なのでは。 ああー、そういう風に思ってるのね…と忌憚のないご意見が読めてとても嬉しいのです。

Posted byブクログ

2023/07/25

国書刊行会から出ているジーヴス•シリーズ。沢山あるのは承知していたけど、とりあえず図書館で開架棚にあったこの本から読んだ。お気楽で、のんびりと読むには最高。 ウケたのは第8話。「フレディーの仲直り大作戦」(以下引用) マーヴィス•ベイをご存知だろうか?そいつはドーセットシャーに...

国書刊行会から出ているジーヴス•シリーズ。沢山あるのは承知していたけど、とりあえず図書館で開架棚にあったこの本から読んだ。お気楽で、のんびりと読むには最高。 ウケたのは第8話。「フレディーの仲直り大作戦」(以下引用) マーヴィス•ベイをご存知だろうか?そいつはドーセットシャーにある。おそろしくエキサイティングな場所というようなところではないが、美点はいくつもある。そこでは海水浴をしたり砂の上に座ったりして日がな一日を過ごすのだ。夜になればヤブ蚊たちといっしょに海辺を散歩できる。九時になったら虫さされに軟膏をすり込んで就寝だ。質朴で、健康的な暮らしである。それでこいつは哀れなフレディーの奴に絶対的にぴったりだったようだった。月が昇って木々の間をそよ風のため息が吹き渡り始めると、浜辺から奴を連れ戻すにはロープで引っぱってこないといけないくらいだった。奴はヤブ蚊連中の間で大人気を博するようになった。

Posted byブクログ

2022/07/03

ちょくちょく読んでいるウッドハウス・コレクションの3冊目。異色のジーヴス一人称ナレーション一編を含む短篇集。森村たまきの訳も少しこなれてきたか、読み易いが、ジーヴスはやっぱり長編の方が面白い印象。

Posted byブクログ

2022/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ウッドハウスのジーヴスものの第一巻。ジーヴスが初登場する作品はもちろんのこと、主人公バーティの平穏な生活を常に引っ掻き回す旧友ビンゴも、この巻ですでに登場している。 訳者あとがきにも出てくるのだが、ジーヴスものは落語でいうところの『粗忽長屋』である。登場人物たちは、ジーヴスを除いておおよそ全員がそそっかしく、世の中を浮草のように揺蕩う愛すべきおバカであり、粗忽者である。 ただ、主人公バーティは自分自身も奔放な生活を楽しみつつ、決して頭が悪いわけではない。随所にシェークスピアや欧米圏における古典のセリフを出したりしていて、いわゆる「教養」は持っている。知性を兼ね備えたおバカなのである。 そのうえで、自分と周囲の友人たちのバカな行動に振り回され、窮地に陥り(ジーヴスものでは頻繁に「僕は首までスープに浸かっている」という表現でピンチを表している)、そのたびにジーヴスに救われる。 水戸黄門にも似た、「最終的にはハッピーエンド」という造りの物語ばかりなのだが、毎度毎度、よくもまぁここまで違うタイプのトラブルやピンチに巻き込まれるものだ、と感心するしかない。そのあたりは著者の力量が並外れているということだろう。 作品ひとつあたり30ページぐらいしかないので、ノンビリ読んでも1時間あれば1本、読み終えられる。1時間のショートコントを堪能できると思えば、これほど贅沢な話もない。

Posted byブクログ

2022/01/11

お気楽な貴族バーティーと執事ジーヴスのシリーズ。もうバーティーがかわいすぎる。女子校で講演させられてアワアワしてるバーティーを見て(読んで)、私もジーヴスと一緒にニヤニヤしちゃった。それにしてもバーティーはいい人だなあ。友達が困ってるとほっとけないんだもん。それで窮地に陥っちゃう...

お気楽な貴族バーティーと執事ジーヴスのシリーズ。もうバーティーがかわいすぎる。女子校で講演させられてアワアワしてるバーティーを見て(読んで)、私もジーヴスと一緒にニヤニヤしちゃった。それにしてもバーティーはいい人だなあ。友達が困ってるとほっとけないんだもん。それで窮地に陥っちゃうっていうね。んでもってジーヴスに泣きついちゃうと。ジーヴスがバーティー好きなの、超わかる。バーティーかわいいー!

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2022/01/04

短編集。『バーティー、考えを改める』がジーヴスの目線と語りで、ご主人様をどう思っているのかが知れて面白かった。お金持ちの悩みは凡人よりも深い、とは言うけれど、生活ができる分生きがいを探すのが大変な感じが伝わってきた。次の作品も楽しみ♪♪

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2018/12/06

訳者あとがきも楽しみなわけですが、ドラマ版オススメに変わってるやんけ!そうなると観たくなる(単純)。

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2018/03/06

笑えて心が和むので疲れてる時に読みたいこのシリーズ。 今回はジーヴスとバーティーが出会った時の話や、ジーヴスの視点で語られる話などがあって良かった。

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2017/10/02

時系列(原著刊行順)に読みたいので、シリーズ2冊目はこちらに。正確には冒頭話「ジーヴス登場」~5話までが「比類なき・・」の前だけど。金のハートの持ち主バーティは、ニューヨークだってロンドンだって、どこだろうと厄介な人たちと事件に巻き込まれたり飛び込んだり。だけど何といってもこの巻...

時系列(原著刊行順)に読みたいので、シリーズ2冊目はこちらに。正確には冒頭話「ジーヴス登場」~5話までが「比類なき・・」の前だけど。金のハートの持ち主バーティは、ニューヨークだってロンドンだって、どこだろうと厄介な人たちと事件に巻き込まれたり飛び込んだり。だけど何といってもこの巻は、シリーズ唯一のジーヴス視点の「バーティー考えを改める」がいっとう楽しい。コミック版のジーヴスのあのドS全開のお顔を思い出し、くすくすプププにやにやが止まらない(笑)雇用主とは馬のごときもので調教が必要だそうで……おおぅ、ジーヴス恐るべし。

Posted byブクログ