ララピポ の商品レビュー
笑えるけど、深い。
連作短編集の怪作。お下劣だし、伊良部シリーズファンには賛否両論でしょうが、面白い!社会の底辺(に近いところで)生きる人たちの、リアルな(だけど暗さや惨めさ一辺倒ではない)生き様。笑えるけど、深い。
yama
1)What a fool believes 2)Get up,stand up 3)Light my fire 4)Gimmie shelter 5)I shall be released 6)Good vibrations 下ネタお色気たっぷりの、負け組をメインに書かれた現...
1)What a fool believes 2)Get up,stand up 3)Light my fire 4)Gimmie shelter 5)I shall be released 6)Good vibrations 下ネタお色気たっぷりの、負け組をメインに書かれた現代社会リアル風刺作?!微妙に絡み合う登場人物のストーリー構成が素晴らしくて感動。やっぱり奥田さんはすごい! 杉山博[32 対人恐怖症のフリーライター 1・6] 栗野健治[23 AV・風俗専門のスカウトマン2・1・3・6] 佐藤良枝[43 専業主婦にして一応AV女優 3] 青柳光一[26 NO!と言えないカラオケBOX店員 4・5] 西郷寺敬次郎[52 文芸コンプレックスの官能小説家5・4] 玉木小百合[28 デブ専裏DVD女優のテープリライター6・1]
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現代の日本社会では「負け犬」と称されるような人たちのお話。下ネタが多くて好き嫌いが分かれるかも。少しカオスな世界。
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6つの短編集なんだけど、それぞれが繋がっていて「噂の女」みたいな感じでした。といっても、中身はイマイチ。情けない人ばっかりだし、それにエロが絡んでて、いつもの奥田ユーモアがなかった。そう感じるのは私が女だから?
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面白くてスルスル読めた。どうしょうもない人たちの、くだらない話なんだけど、落ちていくときは一瞬で、どんどん深みにはまってしまうんだな。ちょっと怖かった。自分の人生は、まだマシかなと思えた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
成宮さんで映画化されたという基礎知識しか持たずに手にしたら、装丁と、中に入ってた帯の「いや〜ん、お下劣」に驚き、ちょっとためらいつつも、読み始めると止まらなかった。 こんなのも書くのねぇ奥田さん。 やっぱりどの人物も魅力的で、あれよあれよと話が展開していき、まさか全員死ぬようなオチにしなくても、それはやりすぎでしょ、と思ったけど、最後の話で、ちゃんとまた前に進むことができていて、安心した。 いやー、最後の小百合の話はもうニヤニヤが止まらなかった!
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一言でいうと「エロ満載」て感じで、表紙にもナニが・・・ 登場人物同士がつながりをもっていて、その登場人物ごとの短編となっています。 官能小説かと思うほど、エロスがちりばめられていますが、深く解釈すると、人間というものは性欲によってこうも簡単に狂ってしまい、平凡な日常を送れ...
一言でいうと「エロ満載」て感じで、表紙にもナニが・・・ 登場人物同士がつながりをもっていて、その登場人物ごとの短編となっています。 官能小説かと思うほど、エロスがちりばめられていますが、深く解釈すると、人間というものは性欲によってこうも簡単に狂ってしまい、平凡な日常を送れる幸せを忘れてしまうものだと感じました。 一気読みできますが、下ネタ嫌いの方にはお勧めできません。
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伊良部先生シリーズが好きだったので、同作者繋がりで。 まずタイトルの語感が良い。 内容はひたすらシモの話で、くだらなくてお下劣。 でも個人的に嫌な部分が無く、テンポよく一気に読めて面白かった。 これは相当好き嫌い分かれるだろうなあ…。 群像劇で、人物の関係が絶妙に繋がっていく...
伊良部先生シリーズが好きだったので、同作者繋がりで。 まずタイトルの語感が良い。 内容はひたすらシモの話で、くだらなくてお下劣。 でも個人的に嫌な部分が無く、テンポよく一気に読めて面白かった。 これは相当好き嫌い分かれるだろうなあ…。 群像劇で、人物の関係が絶妙に繋がっていく感じが面白い。 ただし誰にも感情移入できないという。 全員が繋がったところで、最後に一つ大きい結末があったらよかったかも。
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負け組の変態たちの物語。 虚しすぎるけど、ユニークで笑える作品。 下ネタだらけで 美容室へ持って行ったものの、 変態扱いされそうで 読むのに躊躇して、 家に帰って ゲラゲラ笑いながら読んだ。
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ララピポの意味理解! 各章の人物とのつながりが徐々にわかっていくのが面白かった。映画も見てみたい。
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