マンスフィールド・パーク の商品レビュー
文庫本化されるのを待…
文庫本化されるのを待ちにまっていました。オースティンというと「高慢と偏見」とか「エマ」を思い浮かべる人が多いと思いますが、個人的にはオースティンの作品の中で1番好きです。完璧に計算されつくされた構成力は必見です。文豪モームも本書が一押ししてますね。
文庫OFF
貧しい生まれの少女ファニーと、引き取られた先の裕福な家庭で出会うエドモンドのお話。 これも700ページを超える大長編。 最初がちょっと退屈な感じ。 しかし、いったん流れに乗れば、読者を飽きさせることなく、ハッピーエンドまで運んでいく。 これをオースティンの代表作に挙げる人もいる...
貧しい生まれの少女ファニーと、引き取られた先の裕福な家庭で出会うエドモンドのお話。 これも700ページを超える大長編。 最初がちょっと退屈な感じ。 しかし、いったん流れに乗れば、読者を飽きさせることなく、ハッピーエンドまで運んでいく。 これをオースティンの代表作に挙げる人もいるようだ。 オースティン版「小公女」、あるいは「少女ポリアンナ」といった趣の作品です。
Posted by
登場人物が多いので始めは混乱したけれど、安定した面白さ! 「生真面目な作品」とあとがきでも紹介されているように、オースティン作品の中では道徳的で大人しい印象の作品です。 主人公の良い子さは共感というより応援したくなる。 翻訳は、呉れた(くれた)・不可ない(いけない)など、少し固...
登場人物が多いので始めは混乱したけれど、安定した面白さ! 「生真面目な作品」とあとがきでも紹介されているように、オースティン作品の中では道徳的で大人しい印象の作品です。 主人公の良い子さは共感というより応援したくなる。 翻訳は、呉れた(くれた)・不可ない(いけない)など、少し固め。
Posted by
あー、面白かった! オースティンの人物造形は本当に見事。意地悪さんが醸すユーモラスさ、優しさと裏腹な堕情、美人の薄情…現代にそのまま置き換えられるキャラが立ってるから、主人公の純情可憐にも説得力が生まれるんだよなー。
Posted by
オースティンを真面目に読んだのは初めてだけど、予想以上に面白かった。 読んだことないけど、ハーレクインロマンスってこんな感じなんだろうか?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自立した考えの女性が多い様な気がする、オースティンの作品ですが、この作品はシンデレラストーリーで、ちょっと周りに振り回されるヒロインが私はとても好きでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全部で3章あるんだけど 1章目では控えめなヒロインが他の登場人物に押されて ますます影が薄く、さらに疲れてばっかりいて その上大きな出来事(トキメキ)も特にないものだから 何となく冗長に感じますが 2章目からは段々と動きが出て面白くなり 第3章は一息に読んでしまいました 面白かった 古今東西、状況が違えど 人のあれやこれやはそう変わらないのだな、と思ったり 病気に対する認識の違いとかで 「これって200年前の作品だっけ」 って改めて感じるけど 人間の本質に対する描写が鋭く 全く古さを感じさせられません 全然関係ないけど 人って、例えば買いものとかで選択肢が多くなっても 少ない状況のときと同じものを選びます みたいなことを、TVでやってるのを観たことがあるんだけど (だけど、選択肢が多い中から選んだってことで満足する) 恋愛もそうなのかな〜〜〜 なんて読んでいる間オモタ 自由恋愛の現代と 他の意向で結婚が決まる時代と 自分で選んだ感のある現代のほうが幸せそうに見えて (特に女子は) 実際はどうなんだろうかね って 決めるのは誰でもないんだけどさ しっかしこんなに長いのに ヒーローとヒロインが一行たりともいちゃいちゃせずに終わるのなんて なかなかクールですわジェイン! エドマンドは相当男前に違いない
Posted by
これも好きかもー。 シンデレラを彷彿とさせるんですが。 そしてノーサンガー・アビー同様、かなり理解できない兄妹出てくる。 他の作品に比べると主人公が地味な気がするんだけど、 (おとなしすぎる!) それはそれで新鮮さを持って読むことができます。
Posted by
今も昔も婚活は大変と思わせる、オースティン本。若い二人の間に愛が芽生えても、家族や親類の打算が働いたり、ちょっと個性的な周囲にかき回されたり、お互いの自我が邪魔してうまく近寄れなかったりと、時代が違っても、人間模様は変わっていないのかもしれないね。
Posted by
まさにオースティンがもちえる描写の細かさには脱帽。すごく好きな作品。ファニーの恋心が切なくて優しくて、可愛らしい。女の子は好きな物語でしょう。
Posted by
- 1
- 2