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水曜の朝、午前三時 の商品レビュー

3.4

192件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    62

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    7

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2018/01/13

いい話でした。恋愛がからむよく売れた本にありがちなキャッチーな嘘を、できるだけつかわずに滑りよく書こうとする姿勢みたいなものを感じました。

Posted byブクログ

2017/12/24

108円で、良い作品に出会えました。 お初の作家さんなのですが、とても上手い作家さんだと思います‼️

Posted byブクログ

2020/10/26

過去の恋愛の告白小説。大阪の万博会場の高揚感がよく伝わってくるが、半分を経過してもなかなか本題がエスカレートしないので困惑しながら読み進めていた。突如、衝撃の真実が明らかになり、物語に加速感が出る。告白の手法も珍しさがある。本の選び方も参考になった。

Posted byブクログ

2017/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

痒いところに手の届かないというか、歯切れが悪いというか。四条直美という人、すごく昔っぽい人だなぁとは思うけれど、あまり魅力的な女性に思えなかった。

Posted byブクログ

2016/06/07

主人公がとても知的明瞭で、冒険心が強い。何かしたいけど、うまくやり切れない。大阪万博という華やかだけれど、まだまだ不安定な日本だった時代に、葛藤を抱えながらも、気高く、力強く生きていく姿がとってもカッコいいです。 ツンとしていて、音楽や文学、哲学等にも精通していて、おしゃれ。頑固...

主人公がとても知的明瞭で、冒険心が強い。何かしたいけど、うまくやり切れない。大阪万博という華やかだけれど、まだまだ不安定な日本だった時代に、葛藤を抱えながらも、気高く、力強く生きていく姿がとってもカッコいいです。 ツンとしていて、音楽や文学、哲学等にも精通していて、おしゃれ。頑固だけれど、自分の考えをしっかりもっていて、行動力もある。無敵の彼女に見えますが、大きな壁にたちはだっかった時、すごく人間らしい結末を迎え、共感しました。 とてもメッセージ性の強い文が、数多く出てきます。物語としても楽しめますが、生きずらいな、と悩んだときに勇気づけてくれるような小説かもしれません。

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2015/08/13

70年代を舞台にした恋愛小説が好きな私にはドンピシャな小説でした。 日本は高度成長で一見華やかな時代だけど世界は冷戦の最中で、そういう時代を察するとこの主人公の感じる「怖さ=差別」というのが理解できるような気がしました。 (海外で長く過ごした才女である鳴海さんを登場させて「私は...

70年代を舞台にした恋愛小説が好きな私にはドンピシャな小説でした。 日本は高度成長で一見華やかな時代だけど世界は冷戦の最中で、そういう時代を察するとこの主人公の感じる「怖さ=差別」というのが理解できるような気がしました。 (海外で長く過ごした才女である鳴海さんを登場させて「私は差別主義じゃないわ」って言わせてる部分も時代背景を補足しているようで巧いな〜) 最後の方で主人公が亡くなった後に、かつての恋人と主人公に憧れていた義理の息子が飲みながら主人公について語るシーンがあって、こんな事をされたら女冥利に尽きるなあ、と思いました。(夫は完全に蚊帳の外…) 素敵な言葉がそこかしこに散らばれていて、スッキリと上品な文章も好みだったので、他の著書も読んでみようかな。。

Posted byブクログ

2015/08/12

1人の女性が死の前にして娘に残したテープ。そこには彼女の生き方全てが詰まっていた。 耳を澄ましてじっと自分の心の声を聞くこと。歩き出すのはそこからでいい。自分の今にたくさんの気づきを与えてくれた。

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2015/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

--- 45歳の若さで逝った翻訳家で詩人の四条直美が、娘のために遺した4巻のテープ。そこに語られていたのは、大阪万博のホステスとして働いていた23歳の尚美と、外交官としての将来を嘱望される理想の恋人・臼井礼との燃えるような恋物語だった。「もし、あのとき、あの人との人生を選んでいたら……」。失われたものはあまりにも大きい。愛のせつなさと歓びが心にしみるラブストーリー。

Posted byブクログ

2015/05/15

大阪万博の華やかな世界の中で生涯忘れられない恋をした主人公。 その時代にタイムスリップしたような感覚で興味深く、どんどん読み進めたくなる。 誰にでもあるのかもしれない、正しさだけは説明がつかない心が求める恋の物語。

Posted byブクログ

2014/10/13

再読するとき、また文庫本を買ってしまった。美奈子センセイは糞味噌に書いているけど、あの時代の空気感を見事に伝えている。

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