模倣犯(2) の商品レビュー
犯人視点の二巻。一巻の時の裏側が読めてこれまたぐいぐいと飲むように読んでしまった。 しかし当たり前ながら笑えてしまうほどに全然共感はできず、世の中の犯罪に手を染める人の頭を覗くとしたらこんなふうなのかなと恐ろしくなった。今で言うとサイコパスという言葉に分類されるのだろう。三巻も楽...
犯人視点の二巻。一巻の時の裏側が読めてこれまたぐいぐいと飲むように読んでしまった。 しかし当たり前ながら笑えてしまうほどに全然共感はできず、世の中の犯罪に手を染める人の頭を覗くとしたらこんなふうなのかなと恐ろしくなった。今で言うとサイコパスという言葉に分類されるのだろう。三巻も楽しみだ。
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犯人役の少年を、生い立ちから背景を見せていくストーリー。 よく作りこまれていて、リアル感がすごい。 小さい頃からの劣等感と、殺人を犯してしまう危うい精神状態がよく描かれている。 5巻にわたる長編の殺人事件を描く中で、2巻にこの構成で入れたというプロデュースが素晴らしい。 しかし1...
犯人役の少年を、生い立ちから背景を見せていくストーリー。 よく作りこまれていて、リアル感がすごい。 小さい頃からの劣等感と、殺人を犯してしまう危うい精神状態がよく描かれている。 5巻にわたる長編の殺人事件を描く中で、2巻にこの構成で入れたというプロデュースが素晴らしい。 しかし1巻と同じ時系列を犯人側から描いているので、事件については展開が進まない。文章力があるのでなんとか持ちこたえているが、物語にスピード感がないので挫折する人も多いのでは。
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犯罪者が犯罪者になる理由、被害者が被害者になる理由、というものにあまり興味をもっていないのでこの2巻は私的にはそんなに楽しめなかったです でも、この背景があったからこそのあの事件、という面では分かりやすく描かれていて物語に深みが加えられたと思います 3巻も楽しみです
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1巻で衝撃的な終わり方をしていて、そこに至るまでのバックグラウンドが2巻で描かれてた。 知りたくて知りたくて読む手が止まらない! 一気読みしました。3巻も楽しみ
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ずっと胸くそ悪いだけだな〜 胸くそ悪いまま終わった 考えてみれば犯人の頭の中を一冊分読まされるってそりゃ気持ち悪くなるわ
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多くの謎を残して終わった第一部。第二部の出だしは栗橋浩美と高井家の家庭事情から始まる。何か暗澹たる未来を予感させながらも、大きな事件は起きない。丁寧に描かれていく。進展しない物語に少し不満が溜まる中盤に大きく動く。2人の女性が犠牲となり、第一部の話と繋がって行く。前半の抑制が後半...
多くの謎を残して終わった第一部。第二部の出だしは栗橋浩美と高井家の家庭事情から始まる。何か暗澹たる未来を予感させながらも、大きな事件は起きない。丁寧に描かれていく。進展しない物語に少し不満が溜まる中盤に大きく動く。2人の女性が犠牲となり、第一部の話と繋がって行く。前半の抑制が後半に爆発する展開で、人の歪みの生々しさを感じながら一気に読み終わった。あまり感じたことのない余韻が残る作品だった。この先の展開が気になる。大好き度❤️❤️
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再読中。 これだけ長い話、登場人物多数なのに読みやすい。 2巻は犯人たちのエピソードにフォーカスがうつりました。3巻にのぞみます!
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2巻は犯人の行動から感情までを詳細に描いている。ただ、まだタイトルの回収ができていない。 続きが気になりました。 鞠子の遺体が発見されたのは、「犯人」がHBSテレビに通報したからだった。自らの犯行を誇るような異常な手口に、日本国中は騒然とする。墨東署では合同特捜本部を設置し、...
2巻は犯人の行動から感情までを詳細に描いている。ただ、まだタイトルの回収ができていない。 続きが気になりました。 鞠子の遺体が発見されたのは、「犯人」がHBSテレビに通報したからだった。自らの犯行を誇るような異常な手口に、日本国中は騒然とする。墨東署では合同特捜本部を設置し、前科者リストを洗っていた。一方、ルポライターの前畑滋子は、右腕の第一発見者であり、家族を惨殺された過去を負う高校生・塚田真一を追い掛けはじめた――。事件は周囲の者たちを巻込みながら暗転していく。
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1巻で謎だった事件の種明かしが早くも始まる。まだ半分も読んでいないのにこの後どんな展開になるのか楽しみ。
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2巻も一気読みでした。犯人サイドの内容で1巻の舞台裏、という感じになってます。飽きさせない構成! 被害者の死際の感情表現にリアリティーを感じます。 特に殺人シーンは、擬態語及び擬音語の少なさ(主観ですが他の小説家さんに比べて)や緩急つかない感じが余計に残虐さを際立たせてました。 ...
2巻も一気読みでした。犯人サイドの内容で1巻の舞台裏、という感じになってます。飽きさせない構成! 被害者の死際の感情表現にリアリティーを感じます。 特に殺人シーンは、擬態語及び擬音語の少なさ(主観ですが他の小説家さんに比べて)や緩急つかない感じが余計に残虐さを際立たせてました。 他の読者さんも仰る通り、細かで具体的な描写で、心に重たくのしかかることこの上なし!!! 24.1.27 訂正
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