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エコノミカル・パレス の商品レビュー

3.1

75件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    3

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2012/03/18

私はあまり、私小説とか現実的な話を読む方ではなかったのだが、本好きの友人から勧められ、興味を持ってお借りした本。のち、古本ですが購入。 知らないから、なんとなく生きてきてしまった、お金が無いことによる心の余裕の欠乏が、リアルに描かれている。故にちょっと読みながら痛かった。(ワー...

私はあまり、私小説とか現実的な話を読む方ではなかったのだが、本好きの友人から勧められ、興味を持ってお借りした本。のち、古本ですが購入。 知らないから、なんとなく生きてきてしまった、お金が無いことによる心の余裕の欠乏が、リアルに描かれている。故にちょっと読みながら痛かった。(ワープアですから(;´∀`)) 知らないことは本当に怖い。そして自分の頭で考えないことも、同じくらい怖い。

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2012/03/04

ユリイカの角田光代特集を読んでいたら、寄稿する方々口をそろえたように、「エコノミカル・パレス」を褒めているので再読。家にあった文庫本、2005年初版だから、たぶんその頃読んでおり、そのときは読み込みが足りなかったと記憶している。今回は、しっかり読めた。出口の見えない、経済的不安か...

ユリイカの角田光代特集を読んでいたら、寄稿する方々口をそろえたように、「エコノミカル・パレス」を褒めているので再読。家にあった文庫本、2005年初版だから、たぶんその頃読んでおり、そのときは読み込みが足りなかったと記憶している。今回は、しっかり読めた。出口の見えない、経済的不安からの無力とやけくそ。ラストの刹那。どこに向かうのか。。。2012年の今も彼らは抜け出せていないのではないかと、心配しています。

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2012/01/17

リアルな金銭感覚が身につまされる作品。だけど買うか、といわれれば買わない。苦しいだけで明るさがないからだとおもう。

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2011/10/06

34歳、フリーター女子。主人公と同じ歳だけどまったく感情移入はしなかったなぁ。あれっ、もう終わりなの!?と言う結末だった。なんだかモヤモヤした1冊。

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2011/09/29

なんかのエッセイのなかで経済小説と称された作品。 34歳でフリーター。 傍から見れば、どうしようもないオバサンだ。 いや、右から見ても上から見ても、どうしようもないオバサンかもしれない。 下からは、あんまり見たくない。 そんなおばさん。いや、おばさまを主人公にした経済...

なんかのエッセイのなかで経済小説と称された作品。 34歳でフリーター。 傍から見れば、どうしようもないオバサンだ。 いや、右から見ても上から見ても、どうしようもないオバサンかもしれない。 下からは、あんまり見たくない。 そんなおばさん。いや、おばさまを主人公にした経済のお話。 アダムスミスでいうところの『国富論』とでも言っておこう。つまり、「神の見えざる手」なのである。 生きてゆくには、多少なりともお金が必要である。 それを働いてもらう、生きるために使う。それを繰り返すだけのことだが、「経済」という立派な名前がついている。 フリーターで不安定な収入と不安定な恋人がいて、不安定な支出がある。 お金のやりくりっていうのは、コツを掴めばカンタンなもの。 僕は、高校1年生〜3年生までバイトをしていた。 時給720円くらいだったかな。 それを月120時間前後働いて9万円くらいもらって、半分くらい貯金してた。 結果、3年間で100万円貯まった。 実は、この頃から家計簿(小遣い帳)をつけている。 そして、ケータイのアプリだかネット家計簿だか駆使して今も続いている。 ※祝10年継続。 そのため、収入と支出の把握が完璧にできている。 これから、大きく変わってゆくとしたら支出の方だと思うが、きちんと見極めてバランスの取れた経済活動をしたい。 でも、オンナの人が魅力的な時期って30歳〜34歳なんじゃないかなーって最近思う。

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2011/11/12

角田光代の、主人公に感情移入がどうしても出来ないシリーズだった。『愛がなんだ』と同じにおいを感じる。 主人公全体から感じる、やる気のなさみたいなものがちょっと辛い。

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2011/08/08

フリーター文学らしいです。 34歳にして不定期なライターの仕事とレストランのバイトで生活する主人公。ロクに仕事もせずに理想ばっか口にする同棲相手。 買い物の描写がすごくリアル。本人たちにすれば真剣なんだろうけど、どことなく滑稽。 20歳のコック志望の男に出会い、何かが...

フリーター文学らしいです。 34歳にして不定期なライターの仕事とレストランのバイトで生活する主人公。ロクに仕事もせずに理想ばっか口にする同棲相手。 買い物の描写がすごくリアル。本人たちにすれば真剣なんだろうけど、どことなく滑稽。 20歳のコック志望の男に出会い、何かが変わっていく・・・と思いきや、どんどん崩壊していく。後味の悪い話だった。 ナバタメさん・・・。

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2011/06/30

え−、それで??結局どうなったの??とな−んかモヤモヤがつのる作品。 はっきりとした結末が好きだからモヤモヤするのかなー フリ−タ−にだけはなりたくない。そんな彼氏はいらない。 でも、主人公が母にたいしてキレて、トイレにこもったときにヤスオが言った 「250万プ−ルされるんだよ...

え−、それで??結局どうなったの??とな−んかモヤモヤがつのる作品。 はっきりとした結末が好きだからモヤモヤするのかなー フリ−タ−にだけはなりたくない。そんな彼氏はいらない。 でも、主人公が母にたいしてキレて、トイレにこもったときにヤスオが言った 「250万プ−ルされるんだよ。」 がなんか切なくてたまらなくなってしまった。

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2011/06/11

この作家の本は、ほっこりして後味の良いのとイライラして悪いのとあるので選ぶ時に用心が必要なのだけど、文庫だったので考えなしに購入。結果読んでてイライラ、あまりにもイライラするのでさっさと読み終らせてしまった。 主人公は34歳フリーターの女性だけど、登場人物全部にいらいら、唯一立...

この作家の本は、ほっこりして後味の良いのとイライラして悪いのとあるので選ぶ時に用心が必要なのだけど、文庫だったので考えなしに購入。結果読んでてイライラ、あまりにもイライラするのでさっさと読み終らせてしまった。 主人公は34歳フリーターの女性だけど、登場人物全部にいらいら、唯一立花光輝だけがまとも。彼は物語のキーマンというか、たんたんとした日常の流れを少し変える人物だけど、彼の物語最後の方の反応が一番普通で悶々と読んでいた気持ちが一時「スカー」っとした。でも後味悪し。すぐに手放す本。

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2011/04/30

生活感を匂いも温度もそのまま伝える描写はやっぱり好きだ ウンザリするくらい生活は続く 憧れられなくても意義あることばっかじゃなくても それでも生きていくことは前提 だからこそ 誰かと生活をしていくことへの想いが強まる1冊

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