透明な旅路と の商品レビュー
あさのさんにしては珍しいのでしょうか?夏の夜のミステリアスなストーリーです。賛否両論ありますが、最後のシーンはそれぞれの受け取り方でよろしいのではないでしょうかw
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あさのさんの珍しい児童書ではない本です。 謎は謎のままでおわってしまってちょっと首をかしげてしまいました
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これをミステリだと思って読むと、霧の向こうに消えてしまう現実に、戸惑ってしまうかもしれません。謎解きの鍵は主人公の中にあり、主人公の中で永遠に失われてしまいます。「現実」とは?―それは一番不確定な「事実」なのだと、この作品は教えてくれました。ただ、タイトルの「透明」という言葉が引...
これをミステリだと思って読むと、霧の向こうに消えてしまう現実に、戸惑ってしまうかもしれません。謎解きの鍵は主人公の中にあり、主人公の中で永遠に失われてしまいます。「現実」とは?―それは一番不確定な「事実」なのだと、この作品は教えてくれました。ただ、タイトルの「透明」という言葉が引っかかります。現実と夢の間を彷徨うこの旅路は、どう考えても「不透明」としか思えない。原色の人影を覆う、この霧がはれて透明になる時、私はこの作品に最後の★を付けようと思います。
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中年男性と、謎の美しい少年白兎(ハクト)とカコという少女の奇妙な旅。なんとなく顛末の読める話だったが、最後まで夢と現実と過去が折り重なって、どこまでが現実か掴みきれない不思議な感覚を味わえた。
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不思議な話です。読み終わった後も、「あれ?あそこって…。」って感じ。 でも、物語の中に入っていってしまいます。 最後のほうはちょっと涙。 ラストはわかりにくかったけど、面白かった。
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男は、血管が透けて見えるほど白い頸を絞めて、女を殺す。男は、車で逃げる。月の光が注ぎ雨の降る夜、少年と幼女が、男の運転する車の窓ガラスを叩く……。
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ホラーファンタジーに分類されているらしい、あさのさん本。殺人を犯した男が不思議な少年、白兎に出会い短い旅をする…。このジャンルの特性なのか、不思議な靄が掛かったまま終わりました。また携帯サイトで白兎が登場する連載があるようなので、そちらも読んでみます。
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”たぶん、今夜は眠ることができる。それで充分だ。お釣りがくる。殺人者にとって、眠ることのできる夜など、口にするのも贅沢というものだ。”
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読んでいていつのまにか主人公にとても感情移入していることに驚きました。普段あまりそういうことは少ない方なのですが、この本はいつのまにか主人公と同じ感情で本にのめりこんでいる。 ゆっくりゆっくり、静かに、だけれど早く時間が進む、一冊。
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