透明な旅路と の商品レビュー
人を殺して逃げる男の一晩を描く。 心象を浮き彫りにしていく一文一文の積み重ね。 いつの間にか全体を感じることができる。
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自分の存在している意味、運命的なものを思わずにはいられない。 そして今、生きている場所の温かいぬくもりをひしひしと感じられた瞬間でもあった。 悲壮感漂う話のはずだが、かこちゃんの愛らしさに救われる。 その傍らに寄り添う白兎のキャラもいいバランスを取っている。 「べっこん べっこん...
自分の存在している意味、運命的なものを思わずにはいられない。 そして今、生きている場所の温かいぬくもりをひしひしと感じられた瞬間でもあった。 悲壮感漂う話のはずだが、かこちゃんの愛らしさに救われる。 その傍らに寄り添う白兎のキャラもいいバランスを取っている。 「べっこん べっこん かみなり べっこん」かわいい歌が聞こえてくる。
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あさのあつこさん作品なので図書館で借りました。 読み終わったあと、なんとも言えない心境でした。 物語自体、透明って感じで……。 悲しいわけでもなく、楽しいわけでもなく、 ただ淡々と進んでいく感じでした。 でも、独特で個性があっていいと思います。
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人が人を殺すということを考えさせられながらも、静かで綺麗な雰囲気の話で、なんとも不思議な感じがしました。 このシリーズ好きです。
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透き通るほど綺麗 なんともいえない気持ちが心に残った 改めて あさのあつこ 好きだと実感 白兎、ハクト、彼、結構好きだな
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続けて、山に取り込まれる話でしたけど、こういうのも書かれるんだ。 ぬばたまよりこっちの方が好きかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
独特の雰囲気。 妖しくて切なくも、どこか温かい。物語自体も面白く、先の読めない展開に惹き込まれる。最後まで一気に読ませる作者の手腕に脱帽。 白兎と和子のコンビは個性的で、不思議な魅力を持つ。
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あさの あつこさんってなんかもっとわかりやすい作品ばっかり書いてるのかと思いました。まぁ、先が読めるという意味ではこの作品もわかりやすかったけど。
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SFなのかミステリーなのかファンタジーなのか、分類がわからないけれども、 最後はなんとなく胸にずしっときて良かった!と思えた。 兄が不可解な死をしてしまったため家族がギクシャクする。 その中で親から自分を否定されたと感じる主人公。 家族から開放されたいと家を出たものの、会社から拒...
SFなのかミステリーなのかファンタジーなのか、分類がわからないけれども、 最後はなんとなく胸にずしっときて良かった!と思えた。 兄が不可解な死をしてしまったため家族がギクシャクする。 その中で親から自分を否定されたと感じる主人公。 家族から開放されたいと家を出たものの、会社から拒絶され、行きずりの殺人を犯す。 逃避行の先は嫌っていた実家。 その逃避行の道中に不思議な二人連れと出会う。 そこから主人公の心に変化が現れる。 少女の生い立ちが辛い。 いろいろあって、最後に実母に会う場面が、ちょっと緊張して、そして、ホッとした。 殺人がなかったことにされてしまうところが都合がよすぎるかな?!
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殺人を犯した男が謎の子供2人と出会う。児童文学出身の作者の文章は簡潔で読みやすい。しかしスラスラ読める割に内容は難解。 男の子の正体が私は遂に理解できなかった。題名も???だな。
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