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まんが パレスチナ問題 の商品レビュー

4.1

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

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まんがというよりは説…

まんがというよりは説明文や会話に絵がついたようなものです。とても読みやすくてパレスチナ問題についてわかりやすく説明されています。主人公の少年たちと一緒にパレスチナ問題について考えられるので中高生にもおすすめです。

文庫OFF

まんがというより絵本…

まんがというより絵本。一応ストーリーらしきものもあるが、見開き1ページにパレスチナ問題に関わる歴史知識とその絵が入っている資料集みたいなものです。

文庫OFF

2024/10/11

ガザ地区への攻撃がまったく止まない時期に、もらって読んだ。(「まんが」というほど漫画中心ではない。) 長い歴史の部分は、一度勉強したことのある人にはおさらい程度で、どちらかというと最後の数ページの内容がこの新書の核心だと思う。本当の平和的な共存を考える上で、難しいのはわかっている...

ガザ地区への攻撃がまったく止まない時期に、もらって読んだ。(「まんが」というほど漫画中心ではない。) 長い歴史の部分は、一度勉強したことのある人にはおさらい程度で、どちらかというと最後の数ページの内容がこの新書の核心だと思う。本当の平和的な共存を考える上で、難しいのはわかっているけど、とても大事なこと。 2005年に発行されたこの本の歴史的事実は2004年で止まっているので、20年経った今の人間としては、続編も気になっている。

Posted byブクログ

2024/09/03

紀元前にまで遡って今に続く紛争の根を解説。 常に「はざま」に位置付けられ、大国の思惑に晒され続けるパレスチナ。辿ってきたその歴史。

Posted byブクログ

2024/10/23

最初ユダヤ教、キリスト教、イスラムの宗教の始まり、宗教観の理解が難しくてわかりにくかったけど、戦後の史実に沿った流れは分かりやすかった。 巻末に中東の地図などがあるともっと理解しやすかったと思う。 各国の勝手な思惑、資本主義の歪みがこのパレスチナに寄せられているように思う。 ...

最初ユダヤ教、キリスト教、イスラムの宗教の始まり、宗教観の理解が難しくてわかりにくかったけど、戦後の史実に沿った流れは分かりやすかった。 巻末に中東の地図などがあるともっと理解しやすかったと思う。 各国の勝手な思惑、資本主義の歪みがこのパレスチナに寄せられているように思う。 自国の利益のためにパレスチナ問題を放棄しているのは日本もそうなんだろう。 国際司法機関が全く機能してないのと、シオニズム派の権力や賄賂に忖度して強く非難できない各国の政治家にがっかりする。 ファック民族至上主義。

Posted byブクログ

2024/09/20

聖書の時代から2000年代初頭まで、パレスチナが置かれた状況を概観出来る書籍。イスラエルとパレスチナの2人の少年が案内人となり、努めて客観的に書かれたことが分かる。 特に1960年代から中東の問題は複雑になるので、見返して整理するためにも役立つと思う。 続編もあるので読みたい。

Posted byブクログ

2024/07/09

パレスチナ問題の大まかな流れがわかってよかった。 ユダヤ人とアラブ人の少年からそれぞれの主張を聞ける構成になっており、どちらかに偏った見方になりにくくなるので良いと思った。 イラストは多いが文章はわかりにくく感じるところもあった。

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2024/07/03

バビロン捕囚中のユダヤ人は、奴隷として悲惨な生活を送っていたのかと思っていたけれど、この本では豊かな都市バビロンに連れて行かれたユダヤ人は繁栄していたと書かれている。他の本でも確認したかったけど、この本には参考文献リストがないのが残念だ。 https://worldherita...

バビロン捕囚中のユダヤ人は、奴隷として悲惨な生活を送っていたのかと思っていたけれど、この本では豊かな都市バビロンに連れて行かれたユダヤ人は繁栄していたと書かれている。他の本でも確認したかったけど、この本には参考文献リストがないのが残念だ。 https://worldheritagesite.xyz/contents/wailing-wall/ 嘆きの壁はソロモン王が建てた神殿の一部だと思っていたら、現存しているものはヘロデ王が建てた神殿だと書かれていたので調べてみると、ソロモン王が建てた神殿跡にヘロデ王が建てた神殿のことらしい。 ヘロデ王が建てた神殿は数年後に破壊されたが、壁だけが残っていて、その壁が嘆きの壁と呼ばれているとか。 反ユダヤ主義の始まりは十字軍だったのか。 イスラエルの歴史教育では、「無人のパレスチナの地にユダヤ人が入植した」と本当に教えているの? イスラエルにも問題はすごくたくさんあるけど、やはりパレスチナ独立は無理がある。パレスチナ人にゼロから国として必要とされる制度作りは無理だろう。

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2024/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パレスチナの歴史を概観できた。争いの歴史的な理由は分かるが、解決策は分からない。本書は2005年に出版されたが、さらに問題が深まっている。 この本に登場するアリとニッシムみたいに融和できればいいのに。

Posted byブクログ

2024/05/06

この本のエピローグの部分を読んでいた時、少しだけ涙ぐみそうになりました。 ユダヤ人の少年とパレスチナ人の少年が、それぞれの歴史や宗教を辿る一冊。紀元前から9.11の影響についてまでの歴史がまとめられています。タイトルには「まんが」とありますが、まんがというよりかは挿絵くらいの理...

この本のエピローグの部分を読んでいた時、少しだけ涙ぐみそうになりました。 ユダヤ人の少年とパレスチナ人の少年が、それぞれの歴史や宗教を辿る一冊。紀元前から9.11の影響についてまでの歴史がまとめられています。タイトルには「まんが」とありますが、まんがというよりかは挿絵くらいの理解の方が近いでしょうか。 少年二人の対話と、解説役のねこの説明を中心に進んでいき語り口は平易で読みやすかった。それに近現代の歴史だけでなく神話や紀元前、三大宗教の話もあり、パレスチナに関する情報も網羅されていて、これ一冊で2023年のイスラエルとガザの問題の根源にあるものはある程度理解できるのではないかと思います。 神話から9.11までたどっていくため、情報量が非常に多くかったので自分には一読ですべてを理解するのはちょっと難しかったです。ただ先に書いた通り平易で読みやすい語り口なので、なにかわからないことや、忘れたことがあれば気楽に読み返すことができるのもいいと思いました。 オスロ合意というのは、名前はなんとなく知っていたけどこの本を読んで、この時のパレスチナの人たちの希望を想像してしまいました。そして2024年5月現在のイスラエル・ガザの現状を見ていると、このオスロ合意のときにもっと何かできたことはなかったのか、と少し思ってしまう。 報復の連鎖と絶望で過激派に走るガザの若者たち。ホロコースト以降、自衛のため強硬になっていくイスラエルの右派たち。そしてつくられたヨルダン川西岸とガザの壁は、進撃の巨人よろしく、人間を壁の中に閉じ込め天井のない監獄を完成させてしまいました。 この本は、最後に二人の少年に関する意外な事実が明らかになり閉じられます。自分はこのフィクションの部分の希望と美しさと、日々流される現実のあまりの救いなさに苦しくなったのだと思います。 今回のイスラエルの侵攻が終わった時、世界各国は何を思い、イスラエルは何が変わるのか。過去にも、いま起こっていることにも何も関われないけど、そのことを注視することだけは忘れないでいたいと思います。

Posted byブクログ