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まんが パレスチナ問題 の商品レビュー

4.1

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    39

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2024/04/10

今年の7冊目。 パレスチナの問題についてテレビでやっててもよくわからなかったので、こちらで勉強。わかりやすかったですが、まんが、と言うか挿絵付きといったほうが適切かも。

Posted byブクログ

2024/03/16

十字軍物語を読んでいたり、昨今のパレスチナ情勢の背景を知りたかったので手にとりました。 ひとつひとつの事件や出来事(歴史ではバビロン捕囚や十字軍、近年ではナチスのホロコースト、イライラ戦争や湾岸戦争などなど)などは目や耳にする機会はあっても、一つの流れとして把握できてなかったの...

十字軍物語を読んでいたり、昨今のパレスチナ情勢の背景を知りたかったので手にとりました。 ひとつひとつの事件や出来事(歴史ではバビロン捕囚や十字軍、近年ではナチスのホロコースト、イライラ戦争や湾岸戦争などなど)などは目や耳にする機会はあっても、一つの流れとして把握できてなかったのでとても勉強になりました。 ユダヤ人という考え方が民族(人種的なもの)ではなく、宗教的なものだったというのは新鮮でした。また著者も語ってますが、民族という単位で括るのは危険な考え方な気がしました。本来、ヒトの心を救うはずの宗教が争いの原因になってしまうのは悲しいことだと思いました。

Posted byブクログ

2024/03/02

ニュースを見ていても、ずっと理解できてなかったパレスチナ界隈の問題を、わかりやすく解説してくれたと思う。

Posted byブクログ

2024/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家内が図書館から借りて来たのだが、漫画のストーリーではなく、活字でパレスチナやイスラエルの歴史を簡潔に聞き書かれており、それを補う形でイラストが、あるどという体裁の本である。メソポタミア文明から20世紀末までの歴史が簡潔にまとまっている。19世紀末から20世紀が詳しいのは多分現在に近いからであろう。いわゆるユダヤ↔︎パレスチナ問題が実はイギリスやフランスやアメリカ 播いた問題であることがよくわかる。2000年も国を持たなかったユダヤ民族に金銭を介して国を与ええた(パレスチナから土地を買った)結果、色々な軋轢が出て来た経緯がよくわかる一冊となっている。イスラエルにいる反パレスチナも少数でパレスチナにいる反ユダヤも少数であると聞くが、国際政治の狭間に両国は位置してしまっている。アメリカ、ロシア、イギリス、イスラエル、アラブ諸国の意向がせめぎ合うおしくらまんじゅうとしてのパレスチナ問題が、あることがよくわかった。ぎゅうぎゅう押されて餡が出ると問題が表出する。 分断するのではなく共生する緩衝地帯を設けるべきなのではないだろうか?

Posted byブクログ

2024/01/14

イスラエルやパレスチナ問題のニュースを観ていて、そもそもの問題は何なのか?というところを紀元前から現代のトピックスまでをザッとイラスト付きで簡潔に理解できる良書。読んで改めて問題の根深さを痛感できる。ただ、タイトルにあるいわゆる「マンガ」ではないけども。

Posted byブクログ

2024/01/06

いくら調べてもよくわからなかったことがすべて!涙 大国に翻弄される国々の現実と、本当にこれまで同じ事を繰り返していることがよくわかる。。 ところどころキーワードを押さえ直してくれたり 概念の違いを根本的に解説してくれるのありがたい

Posted byブクログ

2023/12/29

分かりやすい。地名や人物名と物事の結びつき、流れが理解できるように物語的に解説されてる。ただ、ユダヤ人的/パレスチナ人的視点を両方示すため、一部には便宜上架空のキャラクターである「アリ」と「ニッシム」の感情と目線がかなり濃く反映されてることを頭に入れながら読んだ方が良い。いずれの...

分かりやすい。地名や人物名と物事の結びつき、流れが理解できるように物語的に解説されてる。ただ、ユダヤ人的/パレスチナ人的視点を両方示すため、一部には便宜上架空のキャラクターである「アリ」と「ニッシム」の感情と目線がかなり濃く反映されてることを頭に入れながら読んだ方が良い。いずれの考え方をそのままアダプトするよりも、両方の視点を踏まえた上で(日本人の)読者である私がどうあるべきか考えた。

Posted byブクログ

2023/12/14

最近良く聞くパレスチナ問題というものについて、恥ずかしながら本当に全く分かっていなかったのですが… まんがならまだいけるか、と思い読み始めたところ、やはり絵が多いのとそれに伴って文量が少ないもんで、するっと読める。んですがだからといってボリュームが少ないなんてことはなく。 そ...

最近良く聞くパレスチナ問題というものについて、恥ずかしながら本当に全く分かっていなかったのですが… まんがならまだいけるか、と思い読み始めたところ、やはり絵が多いのとそれに伴って文量が少ないもんで、するっと読める。んですがだからといってボリュームが少ないなんてことはなく。 それこそ聖書の時代、紀元前から続くまさに歴史! というようなストーリーが展開されてまして、この問題、こんな根深いもんだったのかと。 また、まんがパレスチナ問題、というタイトルのまんがの部分。ストーリーについてもエピローグで意外な展開を見せてまして、そこに作者の思いのようなものも感じられ、そこもまた感慨深かった。 パレスチナ問題についてだけでなく、そもそも歴史ってジャンルはこんな面白かったのか、という気付きがあり、ちょっと学び直してみようかなぁなんて気になりました。 次は続〜の方も読んでみようかと思います。

Posted byブクログ

2023/12/07

非常にわかりやすい。 漫画と思って軽く読み始めたけれど、一気に引き込まれました。 複雑なパレスチナ問題をここまで易しく、問題意識を持って読める本は他には存在しない。 そして、最後まで読めば分かることですが、この本は単に歴史を伝えるだけのものでは無いのです。 一番素晴らしいのは民族...

非常にわかりやすい。 漫画と思って軽く読み始めたけれど、一気に引き込まれました。 複雑なパレスチナ問題をここまで易しく、問題意識を持って読める本は他には存在しない。 そして、最後まで読めば分かることですが、この本は単に歴史を伝えるだけのものでは無いのです。 一番素晴らしいのは民族の問題を乗り越える方法は分離する事ではなく、共存して行くことだと強く訴えている点です。 おススメ致します。 素晴らしい本です。

Posted byブクログ

2023/11/25

4日間の戦闘休止… そんなさなか、ようやくちゃんと学ぼうとしている。 あるワイドショーで「ガザでの戦闘について自分には何ができると思うか」というアンケートをとったところ、48%が「歴史を学ぶ」と回答したという。過去に読んできた本でイスラエル・パレスチナ問題に触れたものはあったが、...

4日間の戦闘休止… そんなさなか、ようやくちゃんと学ぼうとしている。 あるワイドショーで「ガザでの戦闘について自分には何ができると思うか」というアンケートをとったところ、48%が「歴史を学ぶ」と回答したという。過去に読んできた本でイスラエル・パレスチナ問題に触れたものはあったが、正直説明できる自信がない。 歴史すらしっかり学べていなかったことになる。 タイトルの「まんが」はコマで分けられたものではなく、各ページイラストを使って解説していくスタイル。 ユダヤ人のニッシムとパレスチナ人のアリ少年、エルサレムに住むネコがタイムトラベルをしながら解説役にまわり、時にはその時代の代表者も話に加わったりする。 この2人と1匹がとにかく優秀! 解説は簡潔明瞭でありながらきめ細やかであるため、出来事が順番にインプットされていく!「日本一わかりやすい」と帯に書いてあったけど、自分も忘れた時にはまた本書を読み返せば良いと思っている。 アリ君はちょっぴり激情型だけど、美辞麗句でごまかすよりもあれくらい赤裸々な方が逆に信用できる。「これが彼らの本音なのかな」って。 古代エジプト王朝が各地の部族を征服・統合してもファラオは彼らの部族神を抹殺しなかった。 しかしユダヤ人は自分たちの神(ヤハベ)以外を認めず、遂にはモーゼと共にエジプトを脱出した。ニッシム少年曰く、ユダヤ教には選民意識がありユダヤ人でなければヤハベの恩恵は受けられないとのこと。 上記を知るまでユダヤ人を悲劇的な民族の代表格みたいに思っていたけど、パレスチナ人も相当理不尽な目に遭っている。 第一次大戦が終わりイギリスがユダヤ人を無制限でパレスチナに移民させて以降、パレスチナ人はヨルダン川西岸やガザ地区で難民生活を強いられている。挙句の果てにはイスラエル入植地を守るという名目で、パレスチナ側に大きな壁まで造られてしまった。(流れがアメリカ先住民と入植者みたいで、どこでも似たようなことが起こるんだな…) 隣国同士の少年を解説役にあてた理由が、この辺でよく分かった。 「テロリストを作るのは貧困じゃないんだよ。絶望なんだ」 「(民族的憎しみが)まるで歴史的事実で、人の力ではどうにもならないもののように思われてる。だから、世界のどこかで民族紛争が起きると、[中略]民族を引き離すことしか考えない」 平和への鍵は各民族が共存できる世の中。 エジプトの多神教社会も他の神を受け入れ、中には習合させたりもした。スペインのイスラム王国である後ウマイヤ朝でも国民の60%は異教徒だったという。 風通しをよくすることで人も国も豊かになるというのに、何故わざわざ絶望させる方を選ぶのか。 鍵の形は分かっているのに誰も先へ進もうとはしない。 歴史はある程度学べたが、何故足踏みするのか疑問が後を引いている。ここは<続>に託そう。

Posted byブクログ