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風神秘抄 の商品レビュー

4.2

127件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2010/05/21

さすがの文章力。 面白かった。 ただ私が恋愛要素が主題にくる話がかなり苦手なため、最後に近づくにしたがって、なんというかすっきりしなかった。 話の流れとか解決策に関してはちゃんとすっきりしますよ。 いやでもやっぱり、種族を越えた友情のが心惹かれるものがある…

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2011/07/17

好きですね〜、こういう作品。勾玉シリーズよりも時代が下っているせいなのか、非常に読みやすかったし。スタジオジブリでアニメ映画化して欲しい。絶対良い作品できますって。草十郎みたいに好きな人のために、迷ったりはしつつもまっすぐ行動できるっていうのは羨ましい限りです。私は音楽に関しては...

好きですね〜、こういう作品。勾玉シリーズよりも時代が下っているせいなのか、非常に読みやすかったし。スタジオジブリでアニメ映画化して欲しい。絶対良い作品できますって。草十郎みたいに好きな人のために、迷ったりはしつつもまっすぐ行動できるっていうのは羨ましい限りです。私は音楽に関してはまったくの門外漢でセンスもなにもないのですが、読み終わると音楽や舞の持つ神聖性というのでしょうか、この世ならざるものと繋がる感覚に触れられた感じがします。世界中、どの土地でも音楽や踊りが神事と関わっているのも偶然などではないのでしょうね。……一定のリズムで精神が…とかそういう話は言いっこなしです。鳥彦王のキャラが良かったですね。人間のことを知るためにお前のところに来たんだなんて最初に言いますが、神懸かった主人公二人よりもなんだか人間臭く感じてしまうのはナゼ?許婚3人(?)に頭を悩ませて、「しゃべらない雌の子と平穏な巣が持ちたいよ」なんて台詞は実感をもって同情する人もいるのでは?(笑)。その許婚の姫たちもいい性格していたし。

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2010/04/25

予想もしてなかった勾玉3部作の鳥彦の子孫が登場~。 この鳥彦王が素敵な人なんですよ!じゃなくて素敵なカラスなんですよ! 手違いで定められた3羽の許嫁もいいですね。イヤぼやいている鳥彦王のいうとおりキッツいものはあるんですが(笑)。 散々女子への心得を語って見せたのは伊達でも耳年増...

予想もしてなかった勾玉3部作の鳥彦の子孫が登場~。 この鳥彦王が素敵な人なんですよ!じゃなくて素敵なカラスなんですよ! 手違いで定められた3羽の許嫁もいいですね。イヤぼやいている鳥彦王のいうとおりキッツいものはあるんですが(笑)。 散々女子への心得を語って見せたのは伊達でも耳年増でもなかったですね。苦労してるなあ鳥彦王…頑張れ~。妃を誰にするのかとっても楽しみです (^_^;。 話はまあありがちといえばありがちで、惹かれ会う男女が離されてしまうものの苦労の末にまた出会う、という物語なのですが、先が読めるというのにワクワクして話を読み進めたくてたまりませんでした。 出てくる登場人物(カラス含め)がとてもいいのです。 戦に参加した後盗賊に拾われ、糸世と出会い、力を欲するようになった末に糸世を失って、糸世を取り戻す旅に出て~という話の流れにすっかり夢中になってしまいましたけど、この話も元はといえば源氏方の闘いから始まってたんですよね。その武士だった部分と笛を追及していく草十郎とにちょっと違和感を覚えていたのですが、再会した齋藤別当とのやりとりでその部分がつながったことが理解できました。 武士ですね武士!武士の一分ですよ! そして糸世。糸世がまあかわいいのなんのって。 小生意気で口が達者で覚悟があって肝も据わってて素直で健気で剛胆で意地っ張りで誇り高くていじらしい――て、かわいらしいにも程がありますね。

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2010/04/15

鳥彦王など、「勾玉三部作」と通じる部分がある作品。物語の内容は違うものだけど、全体的な雰囲気は同じです。「勾玉三部作」を読むとより楽しめる一冊だと思います。

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2010/03/14

やっぱりおもしろかった! 場面展開がはやかった気もするし、なんか主人公の草十郎のキャラが勾玉三部作の男の子たちよりも薄いなとは思ったけど、その代わり糸世が濃かった。 もう一回読んだらまた印象変わるんだろうな。やっぱり読み返したい!ていうか本ほしい!

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2010/03/09

高校の時ハマった『勾玉シリーズ』を思い出すなぁ。 やっぱあの時ほどのドキドキがないのは、年のせいか・・。

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2011/07/20

もう荻原さんのファンタジーに欠かせない 日本神話的・少女浪漫的な要素がいっぱい詰まった作品。 少年少女の大きなうねり人為・人外問わず起こされる すれ違いにワクワクする気持ちが、この年になってもムクムクと…!! 草十郎の齢の割に色ごとに鈍感で、 なのに無意識の"たらし&...

もう荻原さんのファンタジーに欠かせない 日本神話的・少女浪漫的な要素がいっぱい詰まった作品。 少年少女の大きなうねり人為・人外問わず起こされる すれ違いにワクワクする気持ちが、この年になってもムクムクと…!! 草十郎の齢の割に色ごとに鈍感で、 なのに無意識の"たらし"っぷりに「コラ!」と思いつつ 恋しい糸世に貫く真っ直ぐすぎる想いにハラハラ。 後半は2人のすれ違いのヘビーさに滅入ってしまいそうな位だけど、 それを憂鬱な重さだけにさせない鳥彦王(人語を話すカラス)の 軽快さがテンポよくすらすら読めてしまいます。 ただ、同作者の勾玉シリーズに比べて個人的に 何か一味欠けるなぁ…と物足りなさを感じたのは 少女的な展開に偏り過ぎて、序盤に匂わせた源平の動乱や 神話を絡めた伝奇の面がさほど充実しなかった事が原因かも…。 せっかくこの時代設定なのだから、 恋愛ベースでも微量の血なまぐささを出しても良い位かと。

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2010/01/17

時代は平安末期。坂東武者の家に生まれた十六歳の草十郎は、腕は立つものの人とまじわることが苦手で、一人野山で笛を吹くことが多かった。平治の乱で義平とともに戦うが敗北してしまう。草十郎が、再び京に足を踏み入れた時、義平は獄門に首をさらされていた。絶望したそのとき、草十郎は六条河原で舞...

時代は平安末期。坂東武者の家に生まれた十六歳の草十郎は、腕は立つものの人とまじわることが苦手で、一人野山で笛を吹くことが多かった。平治の乱で義平とともに戦うが敗北してしまう。草十郎が、再び京に足を踏み入れた時、義平は獄門に首をさらされていた。絶望したそのとき、草十郎は六条河原で舞を舞う少女、糸世に目を奪われる。引き寄せられるように、自分も笛を吹き始める草十郎。だが、その場には死者の魂を送り生者の運命をも変えうる強大な力が生じていた。そんなとき、糸世が突然消えてしまう。カラスの鳥彦王の助けも借りながら、ともに生きられる道を二人はさぐるが・・・。 鳥彦王が好きです。婚約者が三人もいるってどうよ・・・。鳥の世界も大変なんだなぁって思う。一番切ないシーンは、後白河法皇の追っ手が草十郎の指を切ろうと襲ってきたところで鳥彦王の側近が助けようとして死んでしまったところでした。きっと、草十郎のことも鳥彦王のことも大好きで守りたかったんだと思う。カラスと人との絆の強さに思わず涙が出そうになりました。絆の強さという意味ではやはり草十郎と糸世がナンバー1だと思うけれど。糸世を助け出したとき、鳥彦王との絆が弱まってしまったのは、少し悲しい結末でした。でもたとえ言葉が通じなくても、鳥彦王たちは永遠に草十郎を見守っていくと信じたいです。

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2010/01/19

2010.01.12 2005年に出版されてから、何度手に取り何度脱落したことか。やっぱり、しんどい時というのは不思議な力が働くのか、一気に読了。ストーリーもさることながら、魅力的な女の子(カラス含む)が多いよ!そして、名前が可愛い(特に糸世)。ご都合主義に流れすぎるところも多々...

2010.01.12 2005年に出版されてから、何度手に取り何度脱落したことか。やっぱり、しんどい時というのは不思議な力が働くのか、一気に読了。ストーリーもさることながら、魅力的な女の子(カラス含む)が多いよ!そして、名前が可愛い(特に糸世)。ご都合主義に流れすぎるところも多々あるんだけど、それはもう物語なんだしOKということで、ぐんぐん読み終わりました。

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2010/02/06

星2.5  終に、一通り読み終わりました。やっぱり、微妙なんですよね。何がどうかというか、長い割りに物足りない。そして、やっぱりのハッピーエンド。

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