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白洲次郎 占領を背負った男 の商品レビュー

4.1

78件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

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  5. 1つ

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2009/11/11

かっこいい日本男児の代名詞!というか、坂本竜馬につづくとなるとこの人しかいないんじゃなかろうか。 戦後日本の激動と、裏の動き、そして人間の息遣いまで聞こえる。 日本史の教科書では絶対にわからない。

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2009/12/05

戦前-戦中-戦後と激動の時代の中で、戦後の日本のあり方をさぐり続けて、自分の信念(プリンシプル)のもと行動し続けた男の話です。 特に戦後の吉田茂の下での、 ・日本国憲法策定 ・国際連盟復帰 ・日米安保条約、地位協定 等々 は、彼がいなければ吉田茂をもってしても今の我々の生活は ...

戦前-戦中-戦後と激動の時代の中で、戦後の日本のあり方をさぐり続けて、自分の信念(プリンシプル)のもと行動し続けた男の話です。 特に戦後の吉田茂の下での、 ・日本国憲法策定 ・国際連盟復帰 ・日米安保条約、地位協定 等々 は、彼がいなければ吉田茂をもってしても今の我々の生活は なかったんだろうなと考えさせられます。 な~んて堅い話もあるけど、結構笑えます。多分白洲次郎のことが好きになります。ドはまりです。

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2009/10/07

NHKドラマ化に間に合って読めました。 明治35年の生まれ。 もと家老の家柄でさらに父の文平が大もうけしたため、豪邸で育ったという、戦前の豪商の贅沢な生活はすごいですね。 そういう中でもイギリス留学8年という経歴は異色。 ケンブリッジからのロビンとの長い友情など、情に厚い人柄。 ...

NHKドラマ化に間に合って読めました。 明治35年の生まれ。 もと家老の家柄でさらに父の文平が大もうけしたため、豪邸で育ったという、戦前の豪商の贅沢な生活はすごいですね。 そういう中でもイギリス留学8年という経歴は異色。 ケンブリッジからのロビンとの長い友情など、情に厚い人柄。 見た目も気の強さも外人に引けを取らない。 マッカーサーをしかりとばしたエピソードが有名ですが、もともと気が荒かったのね…豪腕の割に表に出ない面があったのは短気だったせいもあるような。日本語が英語ほどうまくなかったとか。 名家出の妻・正子とはお似合いで、気の強さに惚れ直したりしつつ、自由な雰囲気なのが良いですね。 昭和20年4月に一度は逮捕された吉田茂が戦後、9月には外相、翌年は首相にという時代の大転換期に。 吉田茂の側近として自由に動き、終戦連絡事務局次長としてGHQと渡り合い、昭和27年の講和条約の際にも活躍。 初代貿易庁長官として通産省の基礎を築き、やがて東北電力の会長に。 国のために難しい仕事をこなしたが、野心はなく、道を開いた後は後進に譲ってしまう潔いところがいいですね。 昭和60年、83歳で没。正子は平成10年没。 2005年発行。

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2009/10/07

英国に留学し、語学に堪能で米軍に占領された時に、日本が少しでも有利になるように奮闘した白州次郎氏の物語。実は上下巻に分かれた文庫版で読んだのだが、事情により下巻が読めず。早く読みたいものだ。

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2009/10/07

母の知り合いの息子さんの本ということで、 読んでます。 おもしろいです。 以前NHKで白州次郎のドラマを少しみたので 人物像が入りやすかったです。

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2009/10/04

ダンディーでリベラリスト、 最近とみに女性ファンが増えています(笑) 本屋さんには白州次郎、白州正子関連の書籍が山積みです。 下巻の表紙、渋くて素敵!

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2009/10/07

内容(「BOOK」データベースより) 白洲次郎=明治三五年(一九〇二年)兵庫県生まれ。神戸一中卒業後、英国ケンブリッジ大学に留学。戦前、近衛文麿、吉田茂の知遇を得る。戦後は吉田茂の側近として終戦連絡事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官を歴任、日本国憲法制定の現場に立ち会った。...

内容(「BOOK」データベースより) 白洲次郎=明治三五年(一九〇二年)兵庫県生まれ。神戸一中卒業後、英国ケンブリッジ大学に留学。戦前、近衛文麿、吉田茂の知遇を得る。戦後は吉田茂の側近として終戦連絡事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官を歴任、日本国憲法制定の現場に立ち会った。また、いち早く貿易立国を標榜し、通商産業省を創設。GHQと激しく対峙しながら、日本の早期独立と経済復興に、“歴史の黒子”として多大な功績を挙げた。昭和六〇年没(享年八三)。紳士の哲学“プリンシプル”を尊ぶイギリス仕込みのダンディズムは終生変わらなかった。妻はエッセイストの白洲正子。

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2009/10/04

「それは君が金持ちの息子だったからさ」という偏見を取り除いたときに、白洲次郎の凄さが分かってくるんだと思う。周りに支えられながら生きた人生ではないかと思うのだが、交渉のために必要なことをやりきる実力があるからこそ、この地位にまでたどり着けたのだと思うと、沸々と尊敬の念が湧いてくる...

「それは君が金持ちの息子だったからさ」という偏見を取り除いたときに、白洲次郎の凄さが分かってくるんだと思う。周りに支えられながら生きた人生ではないかと思うのだが、交渉のために必要なことをやりきる実力があるからこそ、この地位にまでたどり着けたのだと思うと、沸々と尊敬の念が湧いてくる。

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2009/10/04

先見の明に秀で、実行力があり、納得できないものには屈しない。 うるさ方の男を好み、慕った。 自身もそうであったのに。 紳士なのいに熱い男。 今の日本でこんな人、特に若い男性では、まずいない。

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2009/10/04

正直、白洲次郎の存在を知らなかった…。日本の戦後復興の基礎は、憲法・産業あらゆる面で実はこの人が築き上げたのです、くらいな勢いですな。それでもこの人の存在を知らなかったのは、自分が無知すぎるのか、彼は表舞台に出ることはなく常に影として行動してきたからなのか、はたまた??この本の、...

正直、白洲次郎の存在を知らなかった…。日本の戦後復興の基礎は、憲法・産業あらゆる面で実はこの人が築き上げたのです、くらいな勢いですな。それでもこの人の存在を知らなかったのは、自分が無知すぎるのか、彼は表舞台に出ることはなく常に影として行動してきたからなのか、はたまた??この本の、あまりに白洲礼賛な書き方に辟易したし、それゆえ、ほんとにそんなすごいのか?あまりにも偏った見方では?という疑問がさらに深まってしまった。生き方がかっこいい人の話をあまりにも「ほら、こんなにかっこいいでしょ」というスタンスで書きすぎ。かっこわる。親や祖父の出自など妙に細かいところが掘り下げられているのに、彼の後半人生・晩年についてはあっさりしているところにアンバランスさも感じた。自分が伝記物を読みつけてないからかもしれないけれど。教養として読ませていただきました。

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