真田太平記(十二) の商品レビュー
真田憎しの秀忠が、真…
真田憎しの秀忠が、真田藩取り潰しを画策する。生き残ったお江の活躍を描いた、シリーズ完結編。
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真田は幸村が豊臣方に…
真田は幸村が豊臣方についていたが、兄の信幸は徳川についていたので所領は安堵された。しかし、豊臣亡き後、その信幸をも潰そうと徳川の手が及ぶ。どうなるのか。シリーズ12巻。完結編。
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終わるのが名残惜しかった。真田家の事情もさることながら、戦国時代の荒々しさから武家社会の官僚的な社会の有り様の変化も描かれている。抗うことと流されること。どちらがいいとは言えない。「流される」ことを「負け」のように言われる昨今であるが、生き様としてどうなのか。この物語に出てきた人のように、むしろ「受け入れる」ことが強さの現れではないかと感じた。
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いよいよ完結編。 関ヶ原、大坂の役が終わった後の信之の後世について。 家康から秀忠にうつってからの取潰しの策との攻防、お江の暗躍、近しい人の死などなど、読み応えは満載。 12巻とも飽きることがまったくなく緻密な話の展開でいつも新鮮。 もっと前から読んでおきたかった。 234冊目読...
いよいよ完結編。 関ヶ原、大坂の役が終わった後の信之の後世について。 家康から秀忠にうつってからの取潰しの策との攻防、お江の暗躍、近しい人の死などなど、読み応えは満載。 12巻とも飽きることがまったくなく緻密な話の展開でいつも新鮮。 もっと前から読んでおきたかった。 234冊目読了。
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真田幸村が亡くなった後、小説は終わると思っていたが、信之がどのように改易を切り抜け、松代まで移ったかが書かれてある。 戦国から江戸にかけて激動の時代を真田家がどのように切り抜けたか、よくよく学ぶことができた。
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秀忠の気持ちは想像はできるけど、ちょっと器が小さいのではないかい?と思ってしまう。お江が生きていて本当に良かった。佐助の最後も分かって、皆が旅立つべき所へ旅立ち、信之もまた転地で旅立って最後。すべてを見送る気持ちはどれだけ寂しかっただろう。信之も、書ききった池波さんもお疲れ様でした。12巻、追いかけてきて私も楽しかった。
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全12巻という圧倒的なボリュームから読む前は凄く心配だったが…読み出してしまえばその小気味よい会話のテンポ感、瑞々しい風景描写、そしてあっけなく死んでいく登場人物たち… 文章を読んだだけで目の前に映像が色鮮やかに浮かんでくるんですよね 数多くの人々のドラマを見たかのような、長い長...
全12巻という圧倒的なボリュームから読む前は凄く心配だったが…読み出してしまえばその小気味よい会話のテンポ感、瑞々しい風景描写、そしてあっけなく死んでいく登場人物たち… 文章を読んだだけで目の前に映像が色鮮やかに浮かんでくるんですよね 数多くの人々のドラマを見たかのような、長い長い絵巻物を読んだかのような… 長い間多くの人々に読まれてきた理由がはっきりと分かりました 真田丸をきっかけに読んでみようと思った本作ですが真田信之に対する印象が変わりました やはり豆州は天下の宝…!! 忍びの活躍もいいですよね 単純に武将の手足ではないというか 言うときは言う主君との信頼関係、圧倒的な身体能力をサラッと魅せる描写…たまりません
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読み終えた。 長かったなあ。 ただ「深夜特急」を読み終えた時の気持ちに似て、ロス感がある。 最終巻、真田信之が、彼が絶対的な信頼をおいていたにもかかわらず徳川の内定者となって動いていた馬場彦四郎をその盟友であり碁敵であった小川治郎右衛門と共謀して3年もその機会を待ち討ち果たしたエ...
読み終えた。 長かったなあ。 ただ「深夜特急」を読み終えた時の気持ちに似て、ロス感がある。 最終巻、真田信之が、彼が絶対的な信頼をおいていたにもかかわらず徳川の内定者となって動いていた馬場彦四郎をその盟友であり碁敵であった小川治郎右衛門と共謀して3年もその機会を待ち討ち果たしたエピソードが全編を通したストーリーとは別格に浮き上がり衝撃だった。
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多分ラスト近くという気持ちの問題だと思うんだけど、この巻と次に読んだ「獅子」が一番面白かった。 別段信之が好きという訳でも無いんだけど、猫田与助が居なくなってからのおもしろキャラとして彦四郎や梅春、そして最後まで久野にぶん回された角。 なんだろうね。あまり各大名のゴタゴタじゃ...
多分ラスト近くという気持ちの問題だと思うんだけど、この巻と次に読んだ「獅子」が一番面白かった。 別段信之が好きという訳でも無いんだけど、猫田与助が居なくなってからのおもしろキャラとして彦四郎や梅春、そして最後まで久野にぶん回された角。 なんだろうね。あまり各大名のゴタゴタじゃなく人間味の巻だったきがする。 だからこそわかりやすくて面白く感じたのかな。
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真田家、ほか草の者の活躍に心躍らせて、また読み通した。読むたびに、また新しい発見がある。歴史小説の面白さを改めて教えてくれた。
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