真田太平記(九) の商品レビュー
甲賀の暗躍により清正暗殺。 大阪方と関東の手切れも決定的となる。真田の草の者も弥五兵衛が倒れる。ここへ来て猫田与助がカッコ良く思えてきた。人の執念は偉大だ。
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最後まで豊臣家を支えようとした加藤清正の死はショッキングだった。しかし、加藤清正の娘が紀州藩に嫁ぎ、その血が八代将軍吉宗につながっていると知って、歴史の皮肉だと感じた。
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この巻では加藤清正の毒殺や真田昌幸の永眠等大物が亡くなってる。しかし家康の動きはあまり無い。真田にとっては次の家康打倒に向けて策を練っているのか?自分の境遇を知ってしまった樋口角兵衛は真田とどう接していくのか。人間模様がとても面白い。次に淀君は秀頼とどう滅亡していくのか、興味が尽...
この巻では加藤清正の毒殺や真田昌幸の永眠等大物が亡くなってる。しかし家康の動きはあまり無い。真田にとっては次の家康打倒に向けて策を練っているのか?自分の境遇を知ってしまった樋口角兵衛は真田とどう接していくのか。人間模様がとても面白い。次に淀君は秀頼とどう滅亡していくのか、興味が尽きない。やはり人間 徳が大事だと思う。
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関ヶ原に勝利した家康が、天下取りの為に豊臣側に策を次々に打つ。加藤清正、浅野幸長は暗殺の匂いが。方広寺の鐘楼文字のこじ付け、大蔵卿局と片桐且元への対応。勝利が正義の歴史がここにも。2016.2.7
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いろんな人が鬼籍に入る巻。主要人物も老いていき、ひとつの時代が終わったという感じが濃厚になる。一瞬輝いたかに見えた秀頼も、そのまま光を失っていく。どのように一生を終えるか、という局面に誰もが立たされている。難しいけれど、人間にとって究極の問題なのだよなあ。
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池波さんの真田太平記のなかではちょっと展開がお休みな所だが、よくよく考えるとここがポイント。 家康、秀頼と淀君、そして真田の考え方の推移。楽しくて仕方ない。
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久々に読んだので、人間関係を思い出しながら、だった。 大坂の陣にだんだん近づいていく予感。 楽しみ!
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これまで不満だったことの一つが解消。 食べ物の描写がここにきてようやく読めた。 シンプルな料理を美味そうに描いてくれる、たまりません。 池波作品はこれがないと物足りないね。 ささ次巻へ。
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加藤清正さん、カッコイイっ! そして、人の命ははかなくて、誰がそのときに生きていたか否かで、別の人の人生が変わることもあるのだなぁ…と思いました。 関ヶ原のときもそうだったけど、慎重になり過ぎたり、連携がうまくいかずにもっさりしてたら、ときの運を逃すこともあるよね。 大坂の陣も...
加藤清正さん、カッコイイっ! そして、人の命ははかなくて、誰がそのときに生きていたか否かで、別の人の人生が変わることもあるのだなぁ…と思いました。 関ヶ原のときもそうだったけど、慎重になり過ぎたり、連携がうまくいかずにもっさりしてたら、ときの運を逃すこともあるよね。 大坂の陣もしかり…。 この巻で真田昌幸さんは紀州九度山でお亡くなりになりました。 合掌。
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最後に勝つのは長寿と子だくさんなのか. 加藤清正については,朝鮮出兵,虎退治,熊本城,ぐらいのイメージしかなかったが,恐れ入りました.戦のない世界を築くために徳川と豊臣の仲を取り持つことに腐心する清正と浅野幸長.しかし,真田昌幸,浅野長政,清正と幸長が相次いで亡くなり,いよいよ方広寺事件がおこる. 関白になるって言うことは,そういうことなのか.
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