クワイエットルームにようこそ の商品レビュー
どっくんびっくん筋肉を引き攣らせながらのアンダースロー、的な。第一、松尾スズキが精神病院モノを書く、つうこと自体、えっらい譲歩なわけで。そう、妥協ではなく、譲歩、譲り合う精神。席を譲る精神。ジギーで言うならステップバイステップにあたるこの作品。そりゃ映画化するよ。とりあえず、お...
どっくんびっくん筋肉を引き攣らせながらのアンダースロー、的な。第一、松尾スズキが精神病院モノを書く、つうこと自体、えっらい譲歩なわけで。そう、妥協ではなく、譲歩、譲り合う精神。席を譲る精神。ジギーで言うならステップバイステップにあたるこの作品。そりゃ映画化するよ。とりあえず、おれは、136ページ、3行目で、泣いた。多摩川線の電車の中で。くらだらない仕事をした帰り道に。
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あることがきっかけでうっかり(?)精神病院に 入れられてしまった女性のお話。なんだろう…精神病院て不思議な世界だなぁ。 ひとりの人間の、ある意味成長した物語。 「劇団大人計画」の団長の本だからヒトメボレで借りてしまいましたw
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最初読みづらくて困った。しかし次第に松尾ワールドへ引き込まれていく。でも終わりのほうがサラッとしすぎてるかな。予測できる終わり方が残念。
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松尾スズキの本って、初めて読んだ。というか役者としての彼しか知らなかったので、正直驚いた。言語感覚もなかなかのもので、一気に読み終えた。
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芥川賞候補作。 精神科の閉鎖病棟が舞台。 冒頭からいきなり大変なことになってる作品です。 ご飯食べる前に読まないほうが身のためです。 先に大作「宗教が往く」を読んでいたせいか、思ったより爽やかな印象を受けました。
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松尾さんの世界全開。 精神病の閉鎖病棟が舞台なので、物凄く閉塞してるし病んでるけど、現代においては当たり前の世界のごく一部だという気がしてなりません。 誰が異常で、誰が正常なのか。 それは誰が決めているのか。 もの凄く没頭して読みました。 コレ、舞台化して欲しいな〜。
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第134回芥川賞候補だったりしましたね、これ。芥川賞なんて、年に2回も選考があるわけだからそんなにすごいのか?と思うのですが。。そんなことはいいとして、面白かった。松尾さんの文章はワクワクする。退屈しない。(06/4/15)
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くるりの岸田氏が絶賛していたので観賞。なるほど面白かった。狂気と日常の狭間、ってやつです。映画「17歳のカルテ」や漫画「リバーズエッジ」を思い出します。
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クワイエットルームというのは直訳すれば「静かな部屋」ですね。でも「静かにさせる部屋」なのです。「静かにしなければ入れられる部屋」とも言えますね。この本の舞台は精神科の病院です。松尾さん某映画で精神科医やってましたね。縁があるのでしょうか。妄想バンバン出てきますし、了解不能の行動も...
クワイエットルームというのは直訳すれば「静かな部屋」ですね。でも「静かにさせる部屋」なのです。「静かにしなければ入れられる部屋」とも言えますね。この本の舞台は精神科の病院です。松尾さん某映画で精神科医やってましたね。縁があるのでしょうか。妄想バンバン出てきますし、了解不能の行動もイッパイ出てきますが 自分が今いる社会も似た様なものなんですよ。何を通して世界を見てるか、何を基準に世界を生きているか、その違いって事ですかね。一つ間違えば危険な内容を松尾さんカラッとドロッとまとめましたね、すごいです。
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精神病院の閉鎖病棟での14日の話。去年の芥川賞候補作。テーマは重いのに文章は軽い。狂気の境目とそうでない境目は近いと思う。装丁がキレイ。
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