1,800円以上の注文で送料無料

犬は勘定に入れません の商品レビュー

4.3

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2010/05/08

コニー•ウィルスさんの本は確かこれが初めてでした。装丁と題名に惹かれて読み始めたら止まらない!SFの設定も確かに面白いし素敵ですが、何より物語が魅力です。犬は確かに勘定には入れませんが、、、

Posted byブクログ

2010/03/05

大森望がお勧めしていたもんでね 日本語って、ミステリやるには美味しい言語なんじゃなかろうか 主語も目的語も省略し放題 HeとSheの区別なしに「アイツ」「ヤツ」で済むし

Posted byブクログ

2009/12/31

おもしろかった。タイムトラベルものなのでツボ。 謎解きがあってミステリー要素もあるのでさらにツボ。 長いが充分最後までおもしろい。 この二人の主人公の話の続編とかあったら読みたいなぁ。

Posted byブクログ

2009/12/20

『ドゥームズデイ・ブック』の続編です。 といっても、設定を同じくするだけで、 お話はまったく違います。 タイムパラドクスシリーズの第二弾という位置づけでしょうか。 『ドゥームズ』がシリアスなら、 こちらはコメディという感じらしいです。 ん~、コメディ? よく外国文学の紹介など...

『ドゥームズデイ・ブック』の続編です。 といっても、設定を同じくするだけで、 お話はまったく違います。 タイムパラドクスシリーズの第二弾という位置づけでしょうか。 『ドゥームズ』がシリアスなら、 こちらはコメディという感じらしいです。 ん~、コメディ? よく外国文学の紹介などで、 「抱腹絶倒!」とか書かれている作品で、 実際に笑ったことってないんですよね(汗) 僕の感覚がおかしいんでしょうか。 一方で、日本人作家の描いたコメディタッチの小説では、 笑った記憶はあるんですが。 まぁ、僕にとっては、『犬は』は、 笑えないものの、リズムよく、 ほのぼのとしたタイムパラドクス作品です。 主人公であるネッド・ヘンリーという青年が、 ヴィクトリア朝時代のイギリスへと飛び、 自分のせいで、歴史が変わってしまったんじゃないかと、 いろいろ心配しながら、奔走するというストーリーです。 あまり大きなドラマもないので、 長編慣れしていないときつい、とかいう声もありますが、 『ドゥームズ』を読めば、たぶん読みたくなるはず(笑) 秋の夜長とかにおすすめかもです。

Posted byブクログ

2011/06/29

ダンワージー教授シリーズの中でも、きらきらと幸福感とどたばた間の漂うハイテンション長編。読んでいる時間が楽しすぎる。 ちょっと分厚いし、文庫だと2冊になってるけど安心して!ハッピーエンドが待ってるから!

Posted byブクログ

2009/12/10

”本読み”のための本と言っては言い過ぎだろうか。表題に引用されている「ボートの三人男」をはじめ、古今の文芸作品からミステリまでのネタが随所にちりばめられて、読みながらもにんまりとしないではいられない。もちろん、元ネタを知らなくても楽しめる(そして、そのオリジナルを読みたくなる!)...

”本読み”のための本と言っては言い過ぎだろうか。表題に引用されている「ボートの三人男」をはじめ、古今の文芸作品からミステリまでのネタが随所にちりばめられて、読みながらもにんまりとしないではいられない。もちろん、元ネタを知らなくても楽しめる(そして、そのオリジナルを読みたくなる!)。 SFタイムトリップもの、というカテゴリを越えて楽しめる、上質のユーモア文学。十二分に楽しむには、多少のSF的素養と「ボートの三人男」読了が必要かと思われるので、★4つ。

Posted byブクログ

2009/12/04

タイムトラベルものが大好きなんです。タイムパラドックスが大好物なんです。加えて、ビクトリア時代のイギリスの世界も堪能出来る小説です。2段組はなかなかページが進まないから嫌いなんだけど、これはさくさく進む2段組!

Posted byブクログ

2009/10/17

 いい、これ。コニー・ウィリスのタイムトラベルもの、歴史とリンクするのが好き。あー、イギリスに行きたい。

Posted byブクログ

2009/10/11

コニー・ウィリスのチャーミングな大傑作。 内容はタイムトラベル物なので、ジャンル的にはSFでしょうか。 「消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」という副題が示すように〜歴史ミステリに近い感触がありますが… 「犬は勘定に入れません」というタイトルは「ボートの三人男」の副題だったもの。 犬も...

コニー・ウィリスのチャーミングな大傑作。 内容はタイムトラベル物なので、ジャンル的にはSFでしょうか。 「消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」という副題が示すように〜歴史ミステリに近い感触がありますが… 「犬は勘定に入れません」というタイトルは「ボートの三人男」の副題だったもの。 犬も一緒にボートに乗ってテムズ川下りをするわけですが、三人というのに犬は入ってない、という意味合いでしょうね。 近未来のオックスフォードから時間旅行へ旅立つ若き研究者ネッドとヴェリティが主人公。 つまり、中世へのタイムトラベルを描いて荘厳なまでの迫力のあった「ドゥームズデイ・ブック」と舞台設定は同じです。 今回は主な行き先が19世紀の平和な時代で、恋愛の要素も強く、楽しめる仕上がりになっています。 この話の中では時間旅行は十分可能になっているけど、費用がかかるのでスポンサー無しでは成り立たないものとなっているんですね。 ネッドとヴェリティは、スポンサーの好き勝手な要請にしたがって何度も行き来を繰り返します。 時差ボケならぬ時間旅行ボケという症状に悩まされながら、歴史に誤った影響を与えないように奮闘することになります。 歴史の過誤を理論的に研究しているのは日本人の藤崎といい、最近読んだ小説のあちこちで見かける日本人像の中でもマトモな名前と役割を与えられている方だと思う‥(^^; 未来では絶滅種となってしまった猫を巡っての物語でもあります。 プリンセス・アージュマンドというたいそうな名前の猫にネッドは振り回されます。 この猫が後書きで「性格の悪い猫」と表現されているけど、猫としてはごく自然にふるまっているだけで性格は全然悪くないのも可笑しい(^^; 旅の道連れのブルドッグも良い味出してます。

Posted byブクログ

2009/10/09

タイトルに引かれて読んだけど、大当たり! 文章もしゃれてるし(大森望・訳)、読後感もいい。 特に猫好きには超おススメ。 「主教の鳥株」、死ぬまでにひと目この眼で見たいものです。

Posted byブクログ