ブラフマンの埋葬 の商品レビュー
梨木果歩のエフェンディ滞在録のようになんていうこともない日常を切り取った話なのだが、読ませる。結局ブラフマンが何だったのかはっきりしたことはわからずじまいだった。カワウソなのか?
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ひたすら娘がにくい!って事実だけを記していたら思うんだろうけど、なんでだかいろいろな感情が交じって理不尽な最後も受け入れられてしまう、そんな不思議。
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ブラフマンというのはそのまんま、「僕」の持つ「娘」に対する謎の具現化したものだったんだろうか。あまりにも理不尽な最後。だけどとても綺麗。
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寓話とリアルを行ったりきたり、と言う感じ。 透明できれいすぎて、だからこそどこか怖い。 ..芸術家のための建物、管理人の『ぼく』、不思議な生き物『ブラフマン』。死を描いていながらも、ただよう綺麗な森の空気感。
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静かで優しい文章なのに、どこか怖い。 ブラフマンが登場すると思わずほっとする。 淡々としていて、いろんなことが結局 何だったのか分からずじまい。 とりあえず娘が嫌だ…(笑) 他の方のレビューを読んで やっと気付いたんですが… ブラフマンは犬って書かれてないんですね。 勝手に犬...
静かで優しい文章なのに、どこか怖い。 ブラフマンが登場すると思わずほっとする。 淡々としていて、いろんなことが結局 何だったのか分からずじまい。 とりあえず娘が嫌だ…(笑) 他の方のレビューを読んで やっと気付いたんですが… ブラフマンは犬って書かれてないんですね。 勝手に犬だと思ってた。 カワウソかな?
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淡々とすすむ話。淡々と語られる日常。 そこに温度はないようだけど、最後に感じるのは切なさ、悲しさ。 それと共に、不思議とあたたかさと愛おしさも感じる。 共存しないような感情が溢れてくる。 とても静かな話。 読後感がいい話。
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「ブラフマン」という独特のネーミングが何とも好きです。 ブラフマンと過ごした夏のことが優しく描かれていて柔らかい印象を受けました。
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ブラフマンかわいい。 どんな動物かいまいちわからないけど、仕草は目に浮かぶ。 あまりに唐突なブラフマンの最期が哀しい。
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何の動物なのかまったくわからないまま ずっと読み進めていく。 私的にビーバーのようなものがずっと頭の中にあった。 水かきってあったっけか。 彼女の書きぶりから感じ取れる暖かさが、読み手を安心させる。 同時に、一瞬の性的場面の生々しさが逆に露骨で はっとした。 結末が分かって...
何の動物なのかまったくわからないまま ずっと読み進めていく。 私的にビーバーのようなものがずっと頭の中にあった。 水かきってあったっけか。 彼女の書きぶりから感じ取れる暖かさが、読み手を安心させる。 同時に、一瞬の性的場面の生々しさが逆に露骨で はっとした。 結末が分かっているだけに ブラフマンの可愛さはひとしおだった。
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やはりどこか空想的な世界が広がっている物語。現実味が薄いところが好き。でもあまり動物好きではない自分にとってはいまいちブラフマンの良さは解らなかった。人はやはり人を一番に考えてしまう虚しさかな…。
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