ブラフマンの埋葬 の商品レビュー
他の人の頼みならブラフマンを優先したろうに、娘のことが好きだったから、ブラフマンをひとりにしてしまった。悔やんだろうな。良い意味で人物像が掴みにくく、余韻の残る不思議な話だった。
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美しい文章で綴られる、主人公と謎の生き物との短い交流。 とりあえず、すぐ読めた。 ブラフマンは結局なんだったの?カワウソ? ブラフマンはちょっと可愛くて、愛らしくて、別荘の皆に見送ってもらえたのはよかった。ただ、主人公の男が若干気持ち悪い。好きな女の子のストーカーみたい。彼氏とちちくりあってる場所の詳細とかどうして知ってんのさ(ドン引き)。 美しいようで薄気味悪く、泣くまでも笑うまでもない微妙なバランスを保った不思議な小説でした。 泉鏡花賞といわれると、確かにな、といった感じです。 ただ、現実世界とは解離したどこかの世界のお話風の展開は、どこか梨木香歩や川上弘美を連想させ、この手の話は先鋒がたくさんいるのにな、といった感想。 彼女の言葉使いには惹かれましたが、内容はあまり残らなかったです。
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タイトル通り、いつブラフマンが死んでしまうのかヒヤヒヤしながらページを捲り……。 そして予想通り呆気なく。 小川洋子さんの描く男女の距離感、それがいつも微妙で美妙で息苦しい。
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飽きずに読めたけど面白くはなかった。 ブラフマンが結局なんなのか、写真は? 娘は殺しといて、埋葬に出席しない。 よくわからなかった
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奇抜な作品を描く小川洋子だが この作品は奇をてらいすぎた失敗作だと思う 「数式を愛した」を超えるまでの習作かな 1.9点
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文章の豊かさ。小川洋子の文章は優しい時間が流れます。 ブラフマンの埋葬時、集まった人たちは、最初からブラフマンの埋葬のために創作者の家に訪れた。 そんな気がしてならない。 読んで良かったです。 ブラフマンが愛おしい。
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ブラフマンとアートマン、大学か高校だっけ?授業で習った。 この名前に意味があるのかと思ったけど、そうでもなさそう。 でも、僕がブラフマンを抱えて眠る姿を想像していると、 梵我一如とはこういうことかもと思えてしまった。 我が家の猫を抱いて眠っていると、猫があごの下に 一生懸命顔をう...
ブラフマンとアートマン、大学か高校だっけ?授業で習った。 この名前に意味があるのかと思ったけど、そうでもなさそう。 でも、僕がブラフマンを抱えて眠る姿を想像していると、 梵我一如とはこういうことかもと思えてしまった。 我が家の猫を抱いて眠っていると、猫があごの下に 一生懸命顔をうずめてくる。 猫と自分との境界が解けてなくなるといいと思う。 この物語も最小限の登場人物と説明で進んでいくなかで、 ブラフマンのおくるみを一晩で編んでくれたレース編み作家が 大逆転でいい人に思えた。 ブラフマンは自分はかわうそであったら愛らしいと思った。
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「僕」とブラフマンの出会いから埋葬までの生活を静かに描いた作品 僕がブラフマンを泉においてきたところが納得できない… この、あっさり終わってしまった感もなんとも言えず、微妙
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舞台は日本…のようできっと違う。ブラフマンも犬?とか思ったけど違う生き物。そして主人公の彼も、少年か青年か分からない。けどそんな情報は不要。ブラフマンと「彼」が出会ってからの、活き活きとして瑞々しく美しい日常。そしてその終幕はびっくりするほどあっけなく、あっさりしすぎて涙も出ない...
舞台は日本…のようできっと違う。ブラフマンも犬?とか思ったけど違う生き物。そして主人公の彼も、少年か青年か分からない。けどそんな情報は不要。ブラフマンと「彼」が出会ってからの、活き活きとして瑞々しく美しい日常。そしてその終幕はびっくりするほどあっけなく、あっさりしすぎて涙も出ない。余韻に浸ることもないけど、寧ろそれがいいのかな?と感じた一冊でした。何気ない日常に愛着がわきます。
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<創造者の家>を管理しながら、何も創り出さない「僕」の手が感じた確かな温もり。どうしようもなく過ぎ去っていく時の流れのなかで、ブラフマンとの日々は、何よりも確かなものとして残っていくのでしょう。 やっぱりこの人の文章はさらりとしてきれいです。
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