こゝろ の商品レビュー
高校時代の教科書に掲載。 「先生」と「K」と「お嬢さん」と。 ストーリーテイラーとしての「わたし」。 友人をだまし、あざむき、苦悩する。人間の内面の一部を抉り取られたような苦しみ。 教科書掲載文はごく一部。全文を読んで初めて先生の苦悩を知った。
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難しかったです。読んで思ったことは奥さんの気持ち全然書かれてないんじゃない?って事でした。人間失格同様、もう少し大人になってからもう一度読もうと思いました。
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文豪・夏目漱石の作品の中でも一番好きな一冊です。 前半の主人公と「先生」の出会いから、お互いの距離が近づく流れ。後半の「先生からの手紙」を通して知る、先生の過去。 前半はトントン拍子にこの物語の中に引き込まれていき、後半は先生の内情が一文字一文字から鮮やかなに浮かび上がってきま...
文豪・夏目漱石の作品の中でも一番好きな一冊です。 前半の主人公と「先生」の出会いから、お互いの距離が近づく流れ。後半の「先生からの手紙」を通して知る、先生の過去。 前半はトントン拍子にこの物語の中に引き込まれていき、後半は先生の内情が一文字一文字から鮮やかなに浮かび上がってきます。 そして、この「こころ」は読んだ時の年齢や状況によってどんどんと感想が変わってゆくおもしろい作品です。 故に、一言でどうだったと言い表しにくい作品でもあります。 私自身が何かに迷った時に、つい読み返してしまう一冊。 そのせいか、何度も買いなおしてしまい、結局本棚に何冊かストックしてしまったりしちゃう本です。 そういう本、何故かありませんか?
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夏目漱石ってもっと読みにくいかと思ってた。 読んでよかった。 なんだかしっくり、心にくるものがあった。
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2009.9 130ページ続く先生の遺書に圧倒される。正座して読まないといけない気分。明治を感じる、漱石の代表作。
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感想 高校の国語の授業で一度よんだことがあったが、もう一度読みたくなったので引っ張りだしてきて読んだ。 はじめは、友情と恋の葛藤がどうたらというありがちで教科書的な本だと思いこみ、高校当時はあまりまじめに読んでなかった。 あらためて読んでみると意外とわかりやすく、なかなか切ない話...
感想 高校の国語の授業で一度よんだことがあったが、もう一度読みたくなったので引っ張りだしてきて読んだ。 はじめは、友情と恋の葛藤がどうたらというありがちで教科書的な本だと思いこみ、高校当時はあまりまじめに読んでなかった。 あらためて読んでみると意外とわかりやすく、なかなか切ない話だった。 が、 友人に裏切られたからといって自殺するほどのことだろうか?
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教科書に載っていた一部分だけを読んだのだけど、ストーリーが衝撃的だった。急いで文庫本を買いにいったような、いってないような… 文章が何よりすごくいい。
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舞台は鎌倉なんですけど・・・ちょっとだめですかね?東京にきて、仕事とか恋とかで悩みすぎて、自分の心がわからなくなったときに、ふと読んでみたらなんとなく救われた気がしました。個人的すぎてちょっと違うかなあ。。。 高橋さん
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先生は、ただ、 Kを出し抜いて恋を成就しただけ。 けれどKは自殺をしてしまった。 先生はその罪悪感で 今後の人生を真っ黒く塗りつぶされてしまって、 何をしようとしても、ぐたりとなってしまう。 それでも、生涯、 Kの遺体を、死んだ理由を 妻を苦しめたくないために ...
先生は、ただ、 Kを出し抜いて恋を成就しただけ。 けれどKは自殺をしてしまった。 先生はその罪悪感で 今後の人生を真っ黒く塗りつぶされてしまって、 何をしようとしても、ぐたりとなってしまう。 それでも、生涯、 Kの遺体を、死んだ理由を 妻を苦しめたくないために 決して見せまい、知らせまいとした先生。 「私は妻にはなんにも知らせたくないのです。 妻が己の過去に対してもつ記憶を、 なるべく純白に保存しておいてやりたいのが 私の唯一の希望なのですから。」 (本文より抜粋) …これぞ男子の、深い愛。 見事です。
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「先生」は「私」に、あなたはわたしに惚れていると言ったも同然だけど、 それでも夏目漱石にあとほんの少しの思い切りがあれば、この作品はまったく別物になっていたことでしょう。 そりゃあもう、BL的な意味で。 私は骨の髄まで腐りきった女だけど、こころはこのままでじゅうぶん! だってこれ...
「先生」は「私」に、あなたはわたしに惚れていると言ったも同然だけど、 それでも夏目漱石にあとほんの少しの思い切りがあれば、この作品はまったく別物になっていたことでしょう。 そりゃあもう、BL的な意味で。 私は骨の髄まで腐りきった女だけど、こころはこのままでじゅうぶん! だってこれ、全編を通して「私」がいかに「先生」を愛しているかを綴っているようなものじゃないっすか。 腐女子もおなかいっぱい。ごちそうさま。 国語の教科書には遺書の部分が載っていることが多いらしい。 ぜひとも「私」の「先生」への熱い気持ちの部分も載せてほしいものだ…。
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