チルドレン の商品レビュー
ある迷惑な男をめぐる人々を描いた連作集。たしかに迷惑なのだが、どうにも魅力的。思わず笑ってしまうので、電車では読まない方がいいかも。
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久々に本を読んでいて声を上げて笑った。陣内の暴れっぷりにスカッとした。伏線も見事。連作短編集のようでいて、ひとつの長編のような作品。
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本当におもしろい本っていうのを、ここ最近読んでなかった気がするけどコレは違った。 すごくおもしろい。
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1話1話は独立したお話しなのに、最後には全てリンクしている・・・そんな短編集。 「あぁ、ここで繋がるのか」という楽しみも味わえる作品です。
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「子供のことを英語でチャイルドと言うけれど、複数になるとチャイルズじゃなくて、チルドレンだろ。別物になるんだよ」
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「どうしよう、伊坂なのに人が死ななかった!」と叫んでしまいました。個人的にとても好き。変な理屈とか大好き。
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それぞれは、短編集なのに、一人の人物でつながっていて、しかも時間軸もばらばら、と言うのが面白いですね。伊坂作品らしく、読み終わるとすっきり幸せな気分になります。
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すごくすごく好き。愛おしくて仕方ない世界。 ひとりの家裁調査官をめぐって、色々なひとの視点から過去も未来もばらばらに描かれる5つのお話……ですが、最後には鮮やかにひとつに繋がるその爽快さといったら。洒脱な会話も素敵だが、それに加えて、非行少年やら差別やらについて考えさせられる...
すごくすごく好き。愛おしくて仕方ない世界。 ひとりの家裁調査官をめぐって、色々なひとの視点から過去も未来もばらばらに描かれる5つのお話……ですが、最後には鮮やかにひとつに繋がるその爽快さといったら。洒脱な会話も素敵だが、それに加えて、非行少年やら差別やらについて考えさせられる。こんな話が書けるなんてすごいなあ。
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バイト先の人が貸してくれた。軽くすらすら読めて、胸には暖かいものが残る。あっけらかんとしていて妙な力を持った陣内君を中心とする、ちょっとした奇跡の物語。
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何と言っても「陣内」のキャラに尽きる!「こんな人間絶対にいない」とわかっているものの、「ひょっとしたらどこかにいるかも…?」と期待させるところが作者の巧さなのだろう。陣内を取り巻くキャラも魅力的。「爽快」と一言で表現するにはもったいないくらいの読後感。一話読了するごとに本を閉じて...
何と言っても「陣内」のキャラに尽きる!「こんな人間絶対にいない」とわかっているものの、「ひょっとしたらどこかにいるかも…?」と期待させるところが作者の巧さなのだろう。陣内を取り巻くキャラも魅力的。「爽快」と一言で表現するにはもったいないくらいの読後感。一話読了するごとに本を閉じて、その余韻に浸れる作品は近頃珍しい。たかが小説、と言ってしまえばそれまでだが、なにげに得した気分になれる秀作。
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