アーモンド入りチョコレートのワルツ の商品レビュー
『ワルツはわたしに教えてくれる。 何を忘れて、何をおぼえていればいいのか。 何もかもすべてをおぼえているわけにはいかない。 楽しかったことをおぼえていなさい、とワルツは言う。 大好きだった人たちのことをおぼえていなさい、とワルツはうたう。』 「彼女のアリア」は好きだった。 表...
『ワルツはわたしに教えてくれる。 何を忘れて、何をおぼえていればいいのか。 何もかもすべてをおぼえているわけにはいかない。 楽しかったことをおぼえていなさい、とワルツは言う。 大好きだった人たちのことをおぼえていなさい、とワルツはうたう。』 「彼女のアリア」は好きだった。 表題作のピアノの先生みたいな人がいるなら会ってみたい。
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とても胸がつかまれるようなおはなし。 高校生のとき通学の電車内でひとり苦しくなってしまった。 なんだか昔を思い出した。こんな幼少期を過ごしたかったなあ、なんて。 そして、仲良しの友達がとてもかぶってしかたがなかったよ。
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ピアノをモチーフにしたお話って、その曲が聞こえてきそうで、 耳でもそのお話を読んでいる感じ。 読みやすいけど、ちょっと癖のある話。
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【ちょっとネタバレあり】 どれも主人公が中学生の短編小説が収録されています。 思春期独特の甘酸っぱい感じが、読んでいて照れます(笑) どれも短いのですが、ぐいーっと、どっぷりと、一つ一つの世界にはまってしまいます。 だから森さんの本は大好き! 「子供は眠る」の、徐々に心も体も大...
【ちょっとネタバレあり】 どれも主人公が中学生の短編小説が収録されています。 思春期独特の甘酸っぱい感じが、読んでいて照れます(笑) どれも短いのですが、ぐいーっと、どっぷりと、一つ一つの世界にはまってしまいます。 だから森さんの本は大好き! 「子供は眠る」の、徐々に心も体も大人になっていく男の子達が、ちょっとくすぐったいような頼もしいような… 男の子って面白いなぁ〜って思いました^^ 「彼女のアリア」の、今までの作り話を全部解決させちゃってチューしちゃうとかもう、 ぎゃーーそんなことしちゃう!?て、照れるー!! と一人悶えておりました(笑) 「アーモンド入りチョコレートのワルツ」の、ちょっと一癖ある登場人物たち。 私も絹子先生のような大人とこの年頃に出会いたかったなぁ…
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『いつかパラソルの下で』 が、大人のための物語だとしたら、 こっちは子どものための物語という感じ。 解説で角田光代が書いているみたいに、 中学生くらいのときにこれを読んだら、 また違った感想を持ったと思う。 でも、今だからこそ思える 「あのときってこうだった」ってことがある。...
『いつかパラソルの下で』 が、大人のための物語だとしたら、 こっちは子どものための物語という感じ。 解説で角田光代が書いているみたいに、 中学生くらいのときにこれを読んだら、 また違った感想を持ったと思う。 でも、今だからこそ思える 「あのときってこうだった」ってことがある。 そんな気持ちを刺激されるような物語だと思った。 1話目の『子どもは眠る』がとくに好き。 “絶対”だった存在が徐々にその色を失っていく過程。 年齢が上がって成長していくのにつれて、 親との年齢差がなくなっていくのに似てる。 “絶対”だったものに疑問を持って反発して、 さらに反感でいっぱいのその段階を越えると、 相手の中にあるいろんな葛藤に気付いていくことができる。 そんなのがよく表されてる。 全体を通じて出てくる音楽がいいなあ。 ピアノ、弾きたくなる。
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わたしの第2次本嵌りのきっかけを作ってくれた小説! タイトルにまずひかれました。第一印象は、なんか甘そうって。笑 瑞々しいです。 穏やかできらきらしてる時間を綴っているお話で、読むと癒されます。 シューマン、バッハ、サティ この3人の作曲家のピアノ曲も物語中に登場します。 ピ...
わたしの第2次本嵌りのきっかけを作ってくれた小説! タイトルにまずひかれました。第一印象は、なんか甘そうって。笑 瑞々しいです。 穏やかできらきらしてる時間を綴っているお話で、読むと癒されます。 シューマン、バッハ、サティ この3人の作曲家のピアノ曲も物語中に登場します。 ピアノ好きな方にもお勧めな一冊です。
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表題作のほかにクラシックの音楽を題名にしその曲にかかわる話が2編。どれも中学生が主人公。まだ子どもだけど大人になりかかった微妙な時代が音楽と絡みみずみずしい。子どもは眠る夏休みに毎年いとこたちと集まる2週間の合宿。別荘の持ち主の少年に反発を感じながらも逆らえない僕。苦痛なのは一日...
表題作のほかにクラシックの音楽を題名にしその曲にかかわる話が2編。どれも中学生が主人公。まだ子どもだけど大人になりかかった微妙な時代が音楽と絡みみずみずしい。子どもは眠る夏休みに毎年いとこたちと集まる2週間の合宿。別荘の持ち主の少年に反発を感じながらも逆らえない僕。苦痛なのは一日の終わりにクラシックを聞かされること。子ども時代に終わりを告げようとする時期の少年たちが生き生きしている。彼女のアリア不眠症の少年が出会った少女は同じ悩みを持つ仲間だった。彼女の語る悲惨な家庭にいつか少年の不眠症は直っていたのだが。ほのぼのとする恋の話。アーモンド入りチョコレートのワルツピアノ教室に現れたおかしなフランス人と少女たちの幸せな時間。でもそれは長くは続かなくて。微妙な大人たちの世界と自由な心を失わないフランス人。何か優しい気分になる。
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この人の本はこれしか読んだことないけど、やさしい気持ちになる本だった。 ピアノ曲がでてくるからってのもあった。 トロイメライとか大好き♪よく弾くし。
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とても大好きな本です。 森絵都さんが、さらに好きになりました。 優しくて、ふわっとしてて、読んだあとの安心感はたまりません。 子供のときに読んでおきたい本。朝読書を取り入れている学校に。 クラッシックにも少し興味がわきました。 音楽ってすてきですね。
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