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サウスバウンド の商品レビュー

4.1

340件のお客様レビュー

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前後半、面白い小説

息子を中心とした物語の前半と、南の島へ移住した家族のなかで父親を中心とした物語の後半とどちらも面白い。特に都会で、個性的で魅力的ではあるもののやはり厄介者の感じの方が強かった父親が、南の島へ移ってから魅力全開!かっこいいし、ラストへ向けてとても興奮、盛り上がりが高まっていく、とて...

息子を中心とした物語の前半と、南の島へ移住した家族のなかで父親を中心とした物語の後半とどちらも面白い。特に都会で、個性的で魅力的ではあるもののやはり厄介者の感じの方が強かった父親が、南の島へ移ってから魅力全開!かっこいいし、ラストへ向けてとても興奮、盛り上がりが高まっていく、とても面白い小説。

平塚 泰司

おもしろい~!

元過激派の父親・一郎。己の信念のみに従う彼によって、家族は大いに振り回される。現実にいたら迷惑かもしれないけど……とんでもなく格好いい親父でもある。思い切り笑えて楽しめる家族小説(?)、ここにあり!

yama

2024/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お父さんの信念、正しさが第二部から爆上がりでめちゃくちゃ面白かった。 東京編、なかなかにヘヴィな事件もあったりでどう着地するのかと思いながら読んでいたが、不器用ながらも友達への思いやりやら、甘酸っぱい経験など、キュンとさせられてしまった。 人間、生きるために動くと生気が宿るのかな。何もないところから始まる西表島での生活、上原一家の再生が実に頼もしかった。ゆいまーるな周りの人々に溶け込んでいくのも素敵。周りの人々も愛にあふれて読んでいるうちに大好きになっていく。最後の方で二郎が東京のクラスメイト、サッサに書いた手紙も等身大の言葉で島のことを綴っていて素敵。読み返してしまう。 最後のお父さんの言葉「卑怯な大人にだけはなるな、ちがうと思ったらとことん戦え、人とちがってもいい、孤独を恐れるな、理解者は必ずいる」が印象に残る。

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2024/07/15

なんでこんなにカッコよく見えるのか、さっぱりわからない。有無を言わせぬカッコよさ、いいな、このお父さん。まあ実際いたらとても迷惑なんでしょうが。

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2024/03/26

主人公の子供から見た世の中がとても 鮮やかに描かれて、本を閉じるのはもったいないぐらい引き込まれてしまいました、傲慢でどうしようもない父親、冷めた 年上の姉、またあまり物事にこだわらない母親 それらがページを重ねてるうちにとっても魅力的な人間に変わっていく様はさすが 奥田さんの筆...

主人公の子供から見た世の中がとても 鮮やかに描かれて、本を閉じるのはもったいないぐらい引き込まれてしまいました、傲慢でどうしようもない父親、冷めた 年上の姉、またあまり物事にこだわらない母親 それらがページを重ねてるうちにとっても魅力的な人間に変わっていく様はさすが 奥田さんの筆の力、とてもステキな本でした!

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2023/11/20

型破りな父に翻弄される家族を、小学6年生の息子「二郎」の視点で描いた作品。会話のテンポも良く、少年が可愛い。家族もどんどん魅力的になってきて絆を感じさせる終わりが爽やかだった。

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2023/10/24

親としてはかなりぶっ飛んでいると思うけれど 子供を含め本人たちが幸せなのが1番だなと思う。 東京ではどうしようもない父を、二郎や桃子が見直していく様子がよかった。

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2023/09/05

過激派の父に振り回され、不良のカツには目をつけられ、さんざんな二郎。けど、親友がいるから学校は楽しい。 沖縄に引っ越してから、母も人が変わったように自由になり、ぐうたらしていた父が汗水流して働いてる。家族の絆もより深まり、すごくいいなあと思う。沖縄の助け合いの気持ちも良い。

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2023/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子どもの頃の大人に対する気持ちを思い出した。大人としては、あれこれ意味があるはずの言動だってわかるから尚更。 極端な人たちばかり出てくるけど、先が知りたくてどんどん読めた。 終盤の校長先生の言葉が全てかな。

Posted byブクログ

2023/01/30

読み始めてすぐに、この本は大好きだ!と思い、最後まで読んだらやはり素晴らしかった。 まず11歳の少年から見た世の中の描写が素晴らしい。この作者はどうしてこんなにいろいろな人になれるんだろう。

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