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サウスバウンド の商品レビュー

4.1

339件のお客様レビュー

  1. 5つ

    122

  2. 4つ

    121

  3. 3つ

    69

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    3

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2022/05/02

元過激派で自称作家の父親、お茶の水のジャンヌダルクと呼ばれていた母、不倫している姉、ケンカするけど仲の良い2つ下の小学4年生の妹が織りなす心が温まる家族のお話。 しっちゃかめっちゃではあるが、憎めなくて、たくましい父親と母親。 たくましく、明るく、前向きに生きる上原家に、なんか感...

元過激派で自称作家の父親、お茶の水のジャンヌダルクと呼ばれていた母、不倫している姉、ケンカするけど仲の良い2つ下の小学4年生の妹が織りなす心が温まる家族のお話。 しっちゃかめっちゃではあるが、憎めなくて、たくましい父親と母親。 たくましく、明るく、前向きに生きる上原家に、なんか感動し、応援したくなります。 良い本ですね。

Posted byブクログ

2021/10/26

後半映画見てるような圧倒的な展開だと思ったら、やはり映画になっていた。なにげにすごいキャスト、西表編は見たい。

Posted byブクログ

2021/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友人の勧め(?)で読む。「学校は国家に都合のいい人間を育てる場所、行かなくていい!」と言ってのける過激な父。(行くな、と言わないのは救い)自分の思想がどうであれ、犯罪行為に子供が巻き込まれることを見過ごすのは親としてだめだと思う。最後まで自分勝手すぎる両親だったけど、八重山で、見守ってくれる多くの大人に会えたことは幸いだろう。四谷の家や麻布の子、不良たちの境遇も見ると、その子の意思を尊重しつつ、分別を持ったころに、本人が選べる可能性が狭くないようにできる親を目指したい。親以外の信頼できる大人の存在大事。小説としては面白かったけど、親の行動が受け入れられなかったので☆2つ…

Posted byブクログ

2021/06/13

かなり昔に読んで、面白い!と感じた記憶だけがずっと残っていた作品。久々に読んだら、やっぱり面白かった。 第二部は書き下ろし、第一部とは舞台も雰囲気もがらっと変わる。別作品のようにすら思える。 第一部ではめちゃくちゃイライラさせられた父が、第二部ではめちゃくちゃかっこいい英雄に...

かなり昔に読んで、面白い!と感じた記憶だけがずっと残っていた作品。久々に読んだら、やっぱり面白かった。 第二部は書き下ろし、第一部とは舞台も雰囲気もがらっと変わる。別作品のようにすら思える。 第一部ではめちゃくちゃイライラさせられた父が、第二部ではめちゃくちゃかっこいい英雄になる。 二郎が親に振り回されっぱなしで同情… しかも不良からの暴力に苦しんで、悩んで。それでも立ち向かって。暗いけれど頑張って大きくなる前半に対し、後半では一気に大人びたようになった。環境や変化が人を大きくする様子がうまく伝わってくる感じ。 その昔に読んだ時、面白かったと同時に「これで好きな作家奥田英朗って言ってたらかっこよくない?」と、一冊しか読んでないのに調子乗ってた自分を思い出した。

Posted byブクログ

2020/12/28

なんだ、この父親!!! と思って読んでいたけど、似たもの夫婦だったんだろうか? 両親が楽しくしている様子が見られるほうが子供としては幸せ。沖縄に移住することになって正解だったんだよ、きっと。 しかし、これほど熱い両親だと子供はこころが安らがないかも。

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2018/11/10

元過激派の父をもつ少年の視点からの日常を描いた作品。 東京・中野に住む上原二郎(小学6年生)が主人公。 不良少年から目を付けられるが、友達とともに反抗する。 父は父で右翼や、公安に自分の思想をかまし、自分の生き方を曲げようとせず、騒動が絶えない。 そんな姿に影響さ...

元過激派の父をもつ少年の視点からの日常を描いた作品。 東京・中野に住む上原二郎(小学6年生)が主人公。 不良少年から目を付けられるが、友達とともに反抗する。 父は父で右翼や、公安に自分の思想をかまし、自分の生き方を曲げようとせず、騒動が絶えない。 そんな姿に影響されたのか、二郎少年も負けても負けても立ち上がって向かっていく。 そのうち、家族は西表島へ引っ越すことになるが、そこでも父が騒動を巻き起こすことに。 父・一郎の考え方は左よりではあるが、長いものに巻かれない、正義を堂々と正義という姿勢や生き方は、社会にうんざりしている者にとって、励みになりそう。 痛快であり、元気も出るようなすばらしい小説でした。

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2018/10/09

豊川悦司主演で映画化もされた。元過激派の父のハチャメチャな子育て。「ぶれない」ことの大事さを教わる。

Posted byブクログ

2018/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とある人の物語、というのは題材、登場人物、背景を一つ間違えるとただのだらだらした文章であって物語でなくなるので、読んでいてもつまらない。 この物語はその3つがどれも逸品で、読みながら残りのページ数がこれほど切なくなるものはなかった。 五百数ページで収まるのかとハラハラしていたのが、きれいにまとまりストンと落ちる。 たまたま父を送り迎えする病院の待合室にあった本を手にして読み始めたのがこんなにも冒険活劇だとは思いもしなくて いい本に出合えるのも運命だなぁって、でもそれはいっぱいの本を読む、という意思がなければ出会えないので、今後も空いた時間にはどんどん未知の本に手を出して行きたいと思った。

Posted byブクログ

2018/08/11

1部は辛いこともあったけど跳ね返してやるって感じだったけど、2部の沖縄の開放感で苦労があっても大丈夫と思える感じ

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2017/07/31

ハラハラする場面と、ほのぼのしている場面と、物語に緩急があり、楽しく読める。 父親をはじめとする、キャラクタの個性が強いおかげかと思われる。 身近にはなかなかいない、豪快な父親が物語を盛り上げている。 父親の言動には賛否両論あると思うが、そこは小説の中という事で、おおめに見て...

ハラハラする場面と、ほのぼのしている場面と、物語に緩急があり、楽しく読める。 父親をはじめとする、キャラクタの個性が強いおかげかと思われる。 身近にはなかなかいない、豪快な父親が物語を盛り上げている。 父親の言動には賛否両論あると思うが、そこは小説の中という事で、おおめに見てもらうのが良いと思う。 この物語のような、生活も楽しそうだなぁと思ってしまう一冊。 忙しく働くビジネスマンが、少し落ち着いて考えるためにも良い本である

Posted byブクログ