1,800円以上の注文で送料無料

永遠の仔(1) の商品レビュー

4

130件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2009/10/04

暗い・・・ そう感じるのはあたしだけ? 小さい頃に小児精神病科に入院していた3人が主人公なんだけど、出てくる人みんながなんらかのトラウマを持っていて、なんだか自分を見ているよう。 子育てが怖くなる。 不安のある方は読まないほうが良いかも。 あたしは、以前から持っていた「自分が子供...

暗い・・・ そう感じるのはあたしだけ? 小さい頃に小児精神病科に入院していた3人が主人公なんだけど、出てくる人みんながなんらかのトラウマを持っていて、なんだか自分を見ているよう。 子育てが怖くなる。 不安のある方は読まないほうが良いかも。 あたしは、以前から持っていた「自分が子供を産んだら、その子は幸せになれないんじゃないか」って不安が増殖中。 あたしはきっと、自分の子供を虐待してしまう・・・ 5巻が最終巻のようだから、それまでに幸あれ!って感じですね。 こうなったら全部読んでやる! 納得行かないのは、作者が<あれ>と一所懸命中盤まで隠してあることを、あらすじ(裏表紙に書いてあるやつね)でバラしてること。 せっかくの作者の意図が台無しなんじゃないの!?

Posted byブクログ

2009/10/04

1〜5巻までかなりの長編だけど、一気に読めた。暴力、ネグレクト、性的暴力を受けて大人になった主人公たち。家族愛なんて求めなくなりそうなのに、形は違えど深く家族について考えながら生きている姿に考えさせられた。

Posted byブクログ

2009/10/04

1〜5巻  長かったけど、久しぶりに 「読んで良かった」〜って思える一冊 ★優希・笙一郎・梁平 ★重い内容

Posted byブクログ

2009/10/07

ストーリーは面白くて一気に読んだのだが…。どうも天童荒太の描く人物は直情的すぎて、いまいち感情移入できないみたい。個人の好みだけど。文庫で全5巻。

Posted byブクログ

2009/10/04

最初ハードカバー上下巻を友人から借りたのですが、途中耐え切れなくなり文庫を購入しました。あとがきも読みたかったのもありますが「製作ノート付」っていうのが…。 下の日記にも書きましたがモウル・ジラフ・ルフィンが愛おしいです。(私が子供が嫌いということはまた別)そして大人達ももちろん...

最初ハードカバー上下巻を友人から借りたのですが、途中耐え切れなくなり文庫を購入しました。あとがきも読みたかったのもありますが「製作ノート付」っていうのが…。 下の日記にも書きましたがモウル・ジラフ・ルフィンが愛おしいです。(私が子供が嫌いということはまた別)そして大人達ももちろん。前作、『家族狩り』にも通じる事柄がいくつかありますが、私が抱く共通している感想は「悔しい」という言葉でした。「人は誰しも平等に幸せにはなれない」とはよく聞きますが、そんなこと分かってる、頭では理解してるのにこれらの作品を読むと「なんでこうなっちゃうんだよぉー」と声を上げて泣きたくなる衝動に駆られます。ハーピーエンドとお決まりの結末を添えたサスペンスなど誰も期待はしていません。だけど、せめてこの人にはわずかな幸せでも…とも思ってしまいます。そしてそうならなかったことに不満ながらも納得する。天童先生の作風のこういうところが好きですね。 私は心の奥底で「褒められたい」「讃えられたい」「認めて欲しい」という欲求を常に抱き続けています。別に私は虐待児ではないし両親には私の数少なく、見つけることがかなり困難な長所を最大限に褒めてもらってきたつもりです。けれどそれが返ってよくなかったのかどうかわかりませんが、最近「私ってそういう感情が人一倍強いよなー」とぼんやり思うようになりました。毎日生活する上で友達から、職場の人からの声を期待して無理することがよくあります。最近は精神的にしんどくなるので少なくなりましたが…。こういった感情を強く持つことは恥ずかしいことだと考えてきました。けれどこの物語は私の抱く感情やそれ以上に醜いものでも「それでもいい、大丈夫だから」とそっと言ってくれるような読後感があります。作中何度も「もしかして私のこと?」と思ってしまう程自身の醜い心をえぐられる様な文がいくつも出てきます。でも最後には必ず「生きていていいよ」と肯定と承認の言葉で終わるのです。読後ずっと泣いていましたが安心してしまいましたよ。しばらく熱が冷めなさそうです。

Posted byブクログ

2009/10/04

この作品をミステリーという範疇に含ませていいのかどうか 壮大なドラマです。 全5巻のボリュームはどこもカットできない圧倒的なものとして 自らの魂をゆさぶられます。 主人公3人のあまりにもせつなすぎる家庭環境。 しかし現在の世の中ではとても小説の中の出来事とすませられない 悲しい...

この作品をミステリーという範疇に含ませていいのかどうか 壮大なドラマです。 全5巻のボリュームはどこもカットできない圧倒的なものとして 自らの魂をゆさぶられます。 主人公3人のあまりにもせつなすぎる家庭環境。 しかし現在の世の中ではとても小説の中の出来事とすませられない 悲しい現状があります。 この本はまさしく「魂」に語りかけてきます。 自信を持っておすすめいたします。

Posted byブクログ

2009/10/04

これまた5部まで読破しました。重いテーマに、なかなかページは進みませんでしたが 彼の作品には悲惨さだけではない何かがあります。

Posted byブクログ

2009/10/04

序盤の勢いに比べて中盤以降の説教臭さとありえなさがどうも受け付けなかった。読み応えもあまりなく、テーマの割にはサラッとした感じだった。かなり期待外れでガッカリ。

Posted byブクログ

2009/10/04

ミステリを超えた傑作文学。児童虐待の罪の本質を問う問題作。ラストの数行の言葉は、理不尽な暴力に苦しむ全ての人を救う力を持つ。魂を揺さぶられる物語。全五巻。

Posted byブクログ

2009/10/04

これを読んだら、2週間は凹む。 書き方が、2つの時代を平行して書いているから最初は読みにくいけど。。 でも、本当に心にぐわーって沁みます。 本当に凹む小説。

Posted byブクログ