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畑村式「わかる」技術 の商品レビュー

3.5

39件のお客様レビュー

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2010/01/31

理科系の教授がかいた作品。 「分かる」こととはなにか、を丁寧に記してある。 理科系の方が描いた本だけに、理解することについての定義が明確で わかりやすい。 要は、「分かること、とは本質を知ること」 「なぜ、こうなっているのか」の根本を知ることだと説いている。 なんちゃない当た...

理科系の教授がかいた作品。 「分かる」こととはなにか、を丁寧に記してある。 理科系の方が描いた本だけに、理解することについての定義が明確で わかりやすい。 要は、「分かること、とは本質を知ること」 「なぜ、こうなっているのか」の根本を知ることだと説いている。 なんちゃない当たり前のことだと思うが、いくつか印象にのこったのが、「分かるとはテンプレートを理解すること」という一節。 テンプレートとは、物事を理解するときに、同一の切り口で見ること、だと思う。 「原因と結果」「課題と解決法」「長所と短所」「根本と枝葉」 物事に、切り口をもって、理解を深めることが大切。その切り口は、自分が意識すればするほど増えるのだと思う。 たとえば、あるデータを見たときに「油温との関係」など様々な切り口で現象を語ることもできる。 「フレームワーク」とはこれなんだと、やっと理解できた。 以下本文より 「現象や物事を理解するには、①要素を理解する ②構造を理解する ③機能を理解する   これらを見たときに、従来の経験から「同様のテンプレート」を見つけたときに、そのことについて理解したといえる」 「こうしたモデルを自分自身で検討し、自力で作り上げることが大切です」 「人間は、納得いかないことがあるとそこから先が考えられなくなります。これは、真面目な人ほどその傾向があるようです」 「形式論理のインチキかどうか、はその論理が成り立たない場合があることを指摘できればよい。つまり、前提条件は何か、成り立つ範囲はどこまでか、など」 (論理とは、数学のように抽象化された場合には明確だが、言葉にしてしまうとその不明瞭さゆえに対象がぼやけることがままあると思う。毅然とした態度で臨もう) 「必要な数量を自分で作れないような人は、技術者にもなれない」 (数に親しむ。身の丈を知る)

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2009/10/04

物事を「理解する」ということは、どういうことなのかを論理的にまとめた本。 特に新しい考え方は得られなかった印象。。 自分の体験したことや知識を使って新しい知見を作ることができること。 というのが唯一の印象的な点。ただ「わかる」の大前提には本人の興味がないと掘り下げてなにも考えら...

物事を「理解する」ということは、どういうことなのかを論理的にまとめた本。 特に新しい考え方は得られなかった印象。。 自分の体験したことや知識を使って新しい知見を作ることができること。 というのが唯一の印象的な点。ただ「わかる」の大前提には本人の興味がないと掘り下げてなにも考えられないわけで。 そりゃそうだ。と思うようなことを改めて認識する本という印象。 何かを説明するときには、具体的な数字に落として説明、物事を立体的に、推測した数と共に 他人に説明できるかどうか、というのは個人的に欠けてる点なので、勉強になった。 自分で課題をみつけるということも大事なことである。 マニュアルや知識を丸暗記することではなく、他人は言っていることや表面的なことを聞いて、わかったような気になってしまう という点にも納得だが、そのことに気づく前のもう少し前の時期に読めばよかったかなーという印象。

Posted byブクログ

2009/10/04

「要素の一致」 「構造の一致」 「新たなテンプレートの構築」 が「わかる」という事。 課題解決能力より、課題設定能力が必要になってくる世の中。対象を要素や構造に分解してから、本質に向き合う事が大切。

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2009/10/04

2008年2月ごろ。市立図書館で。 「地頭力」とか、最近こういう本を選んでる気がします。 インプットとアウトプット、定量化訓練、観察力。 「わかる」とはどういうことなのか。 アインシュタインを知らない小学生や中学生に相対論が説明できないと、自分で理解してるとは言えない、とはよく言...

2008年2月ごろ。市立図書館で。 「地頭力」とか、最近こういう本を選んでる気がします。 インプットとアウトプット、定量化訓練、観察力。 「わかる」とはどういうことなのか。 アインシュタインを知らない小学生や中学生に相対論が説明できないと、自分で理解してるとは言えない、とはよく言いますが、そういうことですね。

Posted byブクログ

2009/10/07

東洋経済に載ってた畑村さんの話がやたら面白かったから買ってみたけど、まぁそうですねみたいな話しか書いてなかった。社会人になったら腑に落ちる話なんだろうかこれ。

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2009/10/04

「わかる」とは何かという事が論理的に述べられています。「わかる」ということはどういう事か様々な切り口で述べられていますが、途中で興味が無くなり最後まで読みませんでした。。。

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2009/10/04

「わかる」「理解する」メカニズムが分かりやすく書かれている。この類の本はたいてい心理学関係の先生が書かれて、やや難解(専門用語を使うので)なものが多い。しかし、この本は工学を専門とする畑村先生が書かれているので、心理学の先生方が書かれたものより理解できる。このような本を学校の先生...

「わかる」「理解する」メカニズムが分かりやすく書かれている。この類の本はたいてい心理学関係の先生が書かれて、やや難解(専門用語を使うので)なものが多い。しかし、この本は工学を専門とする畑村先生が書かれているので、心理学の先生方が書かれたものより理解できる。このような本を学校の先生が読んで教授方法を工夫すれば多くの生徒のストレスが減るのにと思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

個人的に畑村さん好きです。「失敗学」とか「直観でわかる数学」とか。。。いいですねよね(^^)ただちょっとゼミの発表で紹介したのですが、ボロボロに言われまくりましたよ。教育工学の世界で「わかる」という言葉を使用するのは危険です。本当にそう感じました。

Posted byブクログ

2009/10/04

本屋で偶然見つけた大当たり。「わかる」ことの本質を理解できます。裏を返せば、「わかってもらう」のに必要なツボが透けてきます。

Posted byブクログ