1,800円以上の注文で送料無料

畑村式「わかる」技術 の商品レビュー

3.5

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2020/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・本書の設定課題 世の中複雑化したため、わかることへのニーズが増えてきた。わかることを深める必要あり。 ・キーワード 体系化 直感、直観の違い 直観と経験主義との違い 形式論理が成り立たない場合 詭弁の論理-前提不成立を無視 2通りのテンプレート  完全合致、組み合わせ応用 Howではなく、what思考  つまり課題設定が自分でできるか。  課題を与えられて解ける人は多い 課題を見つける  上位レベルの課題を追求 話が立体的なら面白い話手  聞き手のニーズを把握 三ナイ思考  見ない、考えない、歩かない 三現  現地、現物、現人 逆演算の思考

Posted byブクログ

2020/02/02

●感想 「わかる」とはどういう状態なのかが書かれている。 同じような内容をどこかで読んだので、理解しやすかったが、はじめて読む場合だと理解しづらいかもしれない。 ●なぜ読んだか ・「わかる」メカニズムを知りたかった ●学んだこと ・「わかる」とは、自分の知っている「要素」と「...

●感想 「わかる」とはどういう状態なのかが書かれている。 同じような内容をどこかで読んだので、理解しやすかったが、はじめて読む場合だと理解しづらいかもしれない。 ●なぜ読んだか ・「わかる」メカニズムを知りたかった ●学んだこと ・「わかる」とは、自分の知っている「要素」と「構造」の新しい組み合わせ ・直観=飛躍思考は、過去に深く考えたことがある状態で起こる ・前提条件に気をつけないと「わかったつもり」になる ・日常生活でも定量化を意識的にするとよい ・話し上手や聞き上手は、話に立体感を持たせている ●今後やること ・「要素」と「構造」を意識してメモする=「具体」と「抽象」 ・成功事例は前提条件がどうかチェックする ・相槌は相手の興味に沿って強弱をつける

Posted byブクログ

2020/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何気なく使っていた、分かるという事について、何を以って分かるかを知る。 〈感想と適用〉 ・要素、構造、全体構造の仕組みが斬新 ・今後は、ノートの図式化、絵化+因果関係性を書くを行う。 〈要点〉 ○わかるとは何か:蓄積されている要素、構造の一致、もしくは新しいテンプレート(構造)の構築 →・事象を観察、要素を抽出、構造にする、全体構造を見る、構造と構造、要素と要素がどう作用して全体構造になっているかを理解する  └世の中の事象は複数の要素が絡み合い構成される構造で成り立つ。  └一般的には、その構造が複数存在して、全体構造が成り立つ。 ○わかるための技術とは →様々な構造を自分の中に蓄積する →数に親しみ、定量化を行う →自分の身の丈を知る ○どうすれば身につくのか →図や絵などにして、立体的に捉えるようにする →自分が見ている事象ではなく、それは全体としてどう関連しているかまで見る 〈その他〉 ○詭弁に騙されないためには:その話が成り立つ範囲や条件を確認する

Posted byブクログ

2019/03/04

「分かりやすく」は、物事を単純化して話したり、平易なことばで表現すれば実現できるというのは間違いである。 現代ははっきりした答えが見つからない時代。 本当のことをわかるには現地・現物・現人の「三現」を実践する必要がある。

Posted byブクログ

2018/10/21

人が理解し「わかった」となるということは、どういうこと?を見える化しているのが本書。自らの理解を深めること、すなわち他者にわかりやすく伝えることができる人とそうでない人の差は何?他者にどのように伝えれば理解を得られるのか?自らの思考の経路を意識して積み立てることの大切さがわかる。

Posted byブクログ

2018/09/07

未知のものを理解するためにはテンプレートの構築をする必要があるというが、肝心のテンプレートの構築手法が試行錯誤という言葉で片づけられてしまっている。テンプレート構築のテンプレートを問題タイプ別に用意されてるとより親切だったかなという感想。ただ筆者のテンプレートに頼っている状態では...

未知のものを理解するためにはテンプレートの構築をする必要があるというが、肝心のテンプレートの構築手法が試行錯誤という言葉で片づけられてしまっている。テンプレート構築のテンプレートを問題タイプ別に用意されてるとより親切だったかなという感想。ただ筆者のテンプレートに頼っている状態では丸暗記型と変わらないため、自分で試行錯誤して理解へたどり着くためのプロセスを作れということなのかもしれないが。

Posted byブクログ

2017/01/30

第1章の 3「学校の教科書や授業はなぜわかりにくいのか」は共感できました。「雑なものを取り去って大事な部分だけを残す」ことが知識を伝達する昔からの営。余計な部分を付け加えると中身が不正確になりやすいのは、まま有ることだと思います。逆に考えれば、「理解」しやすくするためには自分の言...

第1章の 3「学校の教科書や授業はなぜわかりにくいのか」は共感できました。「雑なものを取り去って大事な部分だけを残す」ことが知識を伝達する昔からの営。余計な部分を付け加えると中身が不正確になりやすいのは、まま有ることだと思います。逆に考えれば、「理解」しやすくするためには自分の言葉で沢山の補足を入れていくことが近道ではないでしょうか。

Posted byブクログ

2015/02/18

この本を読んでいて気になったので、直観でわかる数学を先に読んだ。実に楽しい数学コラムだった。この本で気になったのは、手帳の書き方。1年後でも何があったが再現できるように書くというのは参考にしたい。

Posted byブクログ

2013/09/14

本書では「わかる」とは何かということを、大学で創造工学を教える著者の経験から述べている。理系らしく、比喩に例えられるのは工学関係が多いが、難しくは書かれていない。「分かる」とは何かということを求めるよりも、「分からない」ときになぜ分からないのか考えるきっかけになる書だと思う。

Posted byブクログ

2013/06/14

「わかる」とはテンプレートの一致である. 要素が集まって構造をなす.→新たなテンプレートの構築. 自分でテンプレート、モデルを作れば、想定外の変化にも臨機応変に対応できる. 教育で身につけるべきは、「課題決定の力」である. 事実/知識から抽象化、上位概念を創りだすのだが、こ...

「わかる」とはテンプレートの一致である. 要素が集まって構造をなす.→新たなテンプレートの構築. 自分でテンプレート、モデルを作れば、想定外の変化にも臨機応変に対応できる. 教育で身につけるべきは、「課題決定の力」である. 事実/知識から抽象化、上位概念を創りだすのだが、これらは抽象的であるがゆえに素人にはわかりにくい. 思考プロセス:馬鹿丁寧に逐一虱潰しに選択肢を当たるのではなく、思考のショートカット=飛躍思考を利用する. 「経験主義」の誤り=偽ベテラン:経験のみで論理性がない. その反対に、要素や構造をきちんと理解していると、第三者にもわかりやすく説明できる. 「形式論理」(内容を深く検討しない):決まった道を歩くリスク.=応用が効かない. 経験や知識から自分で新しい知見を作れるようになること. マニュアル=公式=対症療法であり、真の理解ではない. 「話が面白い人」:話が立体的かどうか=種同士のリンクが意識されているか、上位概念が意識されているか.利き手に応じて話し方を変える=利き手のテンプレートを豊かなものにできる. 「成功例を真似る」だけでは、発展がない、「想定外」に対処できない. 「三現」を大切にする.(現地、現物、現人) 「部分最適・全体最悪」にならないようにする.(直接見えている部分のみならず、関連のリンクを見る視点が大切) 「逆演算の思考」:起こりうる自己や失敗を想定して底から逆上って考える.「順演算の思考」と組み合わせて使用する. 失敗は(1)ヒューマンエラー(2)組織の失敗に集約される. 畑村洋太郎の「わかる」とはどういうことか、「わかる」ためにはどのようなことを意識すればいいのかについての書籍. 表面的な理解や模倣、マニュアル化では終わらせず、物事に含まれる種や構造を見つけ出し、自分の中でテンプレートを作ることが深い理解やその後の応用力につながることを論理的に教えてくれる.

Posted byブクログ