マチルダは小さな大天才 の商品レビュー
小学生の時から読みたいと思いつつも機会に恵まれず、手に取ったのは20歳を過ぎてから マチルダが模範的な優等生っぷりを発揮するところがいかにも児童書っぽいなぁー、と思いながらもジョージオーウェルの動物農場やヘミングウェイの老人と海といった名作が出てくる度に次はどんな本が紹介されるの...
小学生の時から読みたいと思いつつも機会に恵まれず、手に取ったのは20歳を過ぎてから マチルダが模範的な優等生っぷりを発揮するところがいかにも児童書っぽいなぁー、と思いながらもジョージオーウェルの動物農場やヘミングウェイの老人と海といった名作が出てくる度に次はどんな本が紹介されるのか気になってページをめくるのをやめられない 果たして6、7歳が動物農場を読んで何を意味しているのか理解できるのか・・・? まぁそれはさておき 紹介される本が、道徳を押しつけるような本ばかりでないのが魅力的 無邪気で無垢なマチルダの「なぜ?」は堅くなった私たちの頭を、ほんの一瞬ではあるが幼少時代の、まだ常識に囚われていなかったやわらかい頭に戻してくれる けれどマチルダはいずれ、自分がかけがえのない存在を失ってしまったこと、簡単に手放されてしまった悲しさに気づくのだろう その時、心が受ける痛みは彼女の賢さと比例するのではないか そう思わせる結末までの、話の展開が爽快だった分後味の悪さが残ってしまった
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※このレビューにはネタバレを含みます
マチルダは両親に期待されていない女の子です。 それにも関わらず、才能豊かでした。 ある日、両親への怒りから、物を動かす能力を身につけてしまいます。 その才能を利用して、意地悪をする校長先生とも、両親とも独立し、 校長先生からいじめられていた校長先生の姪の先生と一緒に暮らすことになります。 少し、どぎついところもあるようにも思えますが、 嫌みな感じがしないところが不思議です。 自分が子供からどんな目で見られているか、 子供の能力を伸ばさないような親ではないか、 一度考えながら読んでみると、大人でもおもしろいかもしれません。 あなたは、お子さんのどこを伸ばそうとしていますか? マチルダの両親と、学校の校長先生は、反面教師として、マチルダの才能を伸ばしました。 優しくすることだけが子供の才能を伸ばすのではないという教訓を含んでいるかもしれません。
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図書館から借りました ファンタジー? 現代? ずば抜けて頭のよい女の子、マチルダ。 無理解を通り越し、ダメな両親(悪党)。 学校の校長もまたど悪人。 ミス・ハニー(担任)とミセス・フェルプス(村の図書館の司書)だけが、大人の中で唯一まとも。 ロアルドさんは実に……...
図書館から借りました ファンタジー? 現代? ずば抜けて頭のよい女の子、マチルダ。 無理解を通り越し、ダメな両親(悪党)。 学校の校長もまたど悪人。 ミス・ハニー(担任)とミセス・フェルプス(村の図書館の司書)だけが、大人の中で唯一まとも。 ロアルドさんは実に……厳しい(笑) テレビが嫌いなのがよくわかる。 「本読め、本っ」 という言葉が前面に出ている。 悪の夫妻が「テレビ好き」というのがいい例だろう。 面白いが、痛くもある。 マチルダの能力はこんな親がいるために悪戯に消費されていく。 でも、たぐいまれな「良い子」であるから、荒まないが……、普通の子であったらなら、きっとテロリストとかになっちゃったかも、です。 マチルダが最後はミス・ハニーと幸せになれて、よかった(誤解招きそうな発言♪)
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1歳半でなめらかにしゃべり、4歳にしてディケンズ、ヘミングウェイを読破する女の子マチルダ。礼儀正しくとっても良い子なのに、親はどうしようもない人間でマチルダにも無関心でネグレクト気味。学校の先生がマチルダが天才だということに気づくも、校長のミス・トランチブルはマチルダはどしようも...
1歳半でなめらかにしゃべり、4歳にしてディケンズ、ヘミングウェイを読破する女の子マチルダ。礼儀正しくとっても良い子なのに、親はどうしようもない人間でマチルダにも無関心でネグレクト気味。学校の先生がマチルダが天才だということに気づくも、校長のミス・トランチブルはマチルダはどしようもない悪ガキだと思い込んでいる。小さなマチルダの大反撃が気持ちいい。挿絵もことごとく可愛い。
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これ読んでから、本を読むことに対して誇りを持つようになった。 しかし、マチルダって本間に凄いな…。 その年でディケンズすっか?
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・「ミスターヘミングウェイは、わたしのわからないことを、たくさんいっています。(中略)あの人の書き方って、まるでその物語の場所にわたしがいて、そのできごとを、じっさいに見ているような感じがするんです」「細かいことがわからなくても、気にしないでね。ゆっくりすわって、そういうことばが...
・「ミスターヘミングウェイは、わたしのわからないことを、たくさんいっています。(中略)あの人の書き方って、まるでその物語の場所にわたしがいて、そのできごとを、じっさいに見ているような感じがするんです」「細かいことがわからなくても、気にしないでね。ゆっくりすわって、そういうことばが、自分の周りを音楽のように流れていくままにしておくのよ」 ・本はマチルダを新しい世界に連れていってくれた。わくわくするような生活を送っているおどろくべき人たちと知り合いにしてくれた。マチルダは、ジョセフ・コンラッドといっしょに昔の帆船に乗って航海をした。アーネスト・ヘミングウェイといっしょにアフリカにいき、ラディヤード・キップリングといっしょにインドに行った。彼女は、イングランドのひなびた村の小さな部屋の中にすわって、世界じゅうを旅したのだ。 ・教科書を渡すから、授業中、あなたはそれで勉強していなさい。なにか質問があったら、授業のあとで、私のところにいらっしゃい。できるだけ教えてあげるようにするから。
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中身が子供向けかと思ったら意外と大人向けなのかな? と、思ったりして読んでいた気がします。 たぶん中学生のときが小学生の時読みました。 マチルダと先生の関係性が深いなーって思いました。
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小学生のころ図書室で出会って、ものすごく好きだった。 黄色い表紙のこの本を何度も何度も借りて帰った。 大人になって、新装版を思わず買ってしまいました。 今読んでも本当にわくわくするし ハラハラするし マチルダは頭がいいなぁと思う。 外国の本に出てくる食べ物の、おいしそうなこと...
小学生のころ図書室で出会って、ものすごく好きだった。 黄色い表紙のこの本を何度も何度も借りて帰った。 大人になって、新装版を思わず買ってしまいました。 今読んでも本当にわくわくするし ハラハラするし マチルダは頭がいいなぁと思う。 外国の本に出てくる食べ物の、おいしそうなこと!
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ロアルド・ダール 有名だけど、実はたぶんチャリチョコしか読んだことありませんでした。 マチルダっていう女の子は4歳児なのに本が読めたり計算がパパっとできたり、とにかく頭がいい。 それだけなら頭のいいこが色々考えたり不思議に思ったり、そういう話はありそうなんだけど、 このこの場合...
ロアルド・ダール 有名だけど、実はたぶんチャリチョコしか読んだことありませんでした。 マチルダっていう女の子は4歳児なのに本が読めたり計算がパパっとできたり、とにかく頭がいい。 それだけなら頭のいいこが色々考えたり不思議に思ったり、そういう話はありそうなんだけど、 このこの場合、両親がひどすぎて、 あまりにマチルダに無関心でびっくりした。 かさぶた程度って、言い得て妙だけど、納得。 ある意味虐待受けてるようなもんだけど、こういう親がけっこうめずらくしくもないってことにまた衝撃 それから、校長先生の現実離れした、ほんとお話みたいな怪物ぶりにあんぐり あまりの暴虐ぶりに笑ってしまいました。 こわいよーこわいよー 最後のやっつけ方が意外とあっさりで、ちょっと肩すかし もうちょっと頭をつかってこてんぱんにしてほしかったような 超能力みたいな眼力も、使いどころのなかった脳のパワーがあふれちゃったって説明はなんだかなあ あくまでも頭のよさでお話を展開してほしかった 先生との年の離れた友情のあたりはとてもすき 校長先生に果敢にいどむ子供達もかわいい ほんとなんで校長先生は校長になったんだろうなあ・・ こどものいない学校が理想 って意味ないじゃん!笑 パーフェクトじゃないけど、面白かった!
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大人VS子どもという構図の物語はあまり好きではないのですが、ここでは大人たちの傍若無人ぶりが無茶苦茶に戯画化されて描かれているので、ギャグまんがのノリで楽しく読めます。主人公のマチルダだけでなく、出てくる子どもたちみんな愛すべき悪童で、いたずらぶりが素敵です。それに輪をかけるのが...
大人VS子どもという構図の物語はあまり好きではないのですが、ここでは大人たちの傍若無人ぶりが無茶苦茶に戯画化されて描かれているので、ギャグまんがのノリで楽しく読めます。主人公のマチルダだけでなく、出てくる子どもたちみんな愛すべき悪童で、いたずらぶりが素敵です。それに輪をかけるのが、クェンティ・ブレイクの挿絵ですな。ユーモアに溢れ、愛らしいんですよ。嫌がらせの罰で出された巨大ケーキを食べきって、やってやったとの顔をした少年の愛らしいこと。これもまた子どもの内に出逢いたかった作品ですな。
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