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マチルダは小さな大天才 の商品レビュー

4.4

111件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2012/11/11

ロアルド・ダールを初めて知った作品。 天才であるマチルダは勉学や娘に無関心な両親という劣悪な環境に生まれますが、ミセス・フェルペスやミス・ハニーという理解ある大人と出会い、その頭脳に磨きをかけます。 両親に腹が立つ仕打ちをされた際には仕返しをする、その仕返しが秀逸ながら子供の発想...

ロアルド・ダールを初めて知った作品。 天才であるマチルダは勉学や娘に無関心な両親という劣悪な環境に生まれますが、ミセス・フェルペスやミス・ハニーという理解ある大人と出会い、その頭脳に磨きをかけます。 両親に腹が立つ仕打ちをされた際には仕返しをする、その仕返しが秀逸ながら子供の発想でないと思いつかない可愛い(結果は全く可愛いとは言えませんが)ものでクスリと笑えます。 その後、ミス・トランチブルという最高にクレイジーな校長と対峙し、勝利し、ミス・ハニーとともに幸せな暮らしを手に入れる。 理解ある大人としてミス・ハニーが目立ちがちですが、私としては騒ぎ立てることもなく、マチルダにとってベストな応対をしたのはミセス・フェルペスのほうだと思います。 普通は騒いでマスコミなどに発表して金の卵として祭り上げられたマチルダは精神的に参ってしまうという流れになるでしょう。 でも、ミセス・フェルペスはそうはしなかった! マチルダとミセスフェルペスの図書館の場面はとても好きです。  最後にマチルダと家族の別れの場面。 マイクだけが手を振ったという文章を見て、両親とはうまくいってなかったけどマイクとはそれなりにうまくやってたのかなと思うと少し切なくなりました。

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2012/09/26

マチルダが九九をスラスラ言っていた。 マチルダは念力でチョークを動かしていた。すごい!!! 私も出来たら、いいのになぁ......

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2012/06/03

児童文学と言わせるのが惜しい。 大人こそ読んで欲しい1冊。 シュールなダールの世界。 マチルダの大人をやっつけるシーンが楽しいし、 大人としての皮肉な部分を感じさせられる。

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2012/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海外児童文学。 マチルダと同じ視線から見るか、子どもの立場から見るか、大人の立場から見るかで随分がらりと変わります。 小さい子が読めばただ悪者は皆いなくなってすっきり!と勧善懲悪に喜ぶでしょうし、大人が読めば、マチルダの両親によるネグレクト等の虐待ぶりと抑圧的な小学校になにかしらメッセージ性を感じるかもしれません。

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2012/04/04

親友に勧められた作品。 あまりのおもしろさに、一瞬で物語の中に入っていけてあっという間に読み終わってしまいました。 こんなに、文章がスラスラと入ってくる本は久しぶりかも♪ マチルダみたいに、天才で優しい女の子に私も出会いたい。 お話が終わってしまうのが、本当にもったいなか...

親友に勧められた作品。 あまりのおもしろさに、一瞬で物語の中に入っていけてあっという間に読み終わってしまいました。 こんなに、文章がスラスラと入ってくる本は久しぶりかも♪ マチルダみたいに、天才で優しい女の子に私も出会いたい。 お話が終わってしまうのが、本当にもったいなかった!! でも、悪役の登場人物が悪役すぎて嫌だ(笑) ロアルド・ダールの他の作品も絶対読みたいです。

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2012/01/27

2月にロンドンでミュージカル「マチルダ」を観る予定なので予習として。 ロアルド・ダールはやはり面白い。ブレイクのイラストとセットで素晴らしいですね。 マチルダの聡明で嫌みったらしくないところ、ミス・ハニーの優しさ、そして恐ろしい校長先生やダメ両親など、キャラクターの描かれ方がはっ...

2月にロンドンでミュージカル「マチルダ」を観る予定なので予習として。 ロアルド・ダールはやはり面白い。ブレイクのイラストとセットで素晴らしいですね。 マチルダの聡明で嫌みったらしくないところ、ミス・ハニーの優しさ、そして恐ろしい校長先生やダメ両親など、キャラクターの描かれ方がはっきりしてて良いですね。 校長の口から飛び出す罵詈雑言も、言葉の選び方が独創的かつ子供の心に響きそうな雰囲気で…と大人になると、こういったところをこまごま分析してしまいます。ま、要は「痛快で面白かった!」と思わせる作品でした。

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2012/01/06

Matilda(1988年、英)。 天才少女マチルダが智略を用いて悪い大人達をやっつける物語。英国人らしい毒舌と皮肉が効いたスパイシーな作品だ。マチルダの天才ぶり(4歳でディケンズの「大いなる遺産」「オリバー・ツイスト」などを愛読)、子供が大人をぎゃふんと言わせる痛快さ、大団円の...

Matilda(1988年、英)。 天才少女マチルダが智略を用いて悪い大人達をやっつける物語。英国人らしい毒舌と皮肉が効いたスパイシーな作品だ。マチルダの天才ぶり(4歳でディケンズの「大いなる遺産」「オリバー・ツイスト」などを愛読)、子供が大人をぎゃふんと言わせる痛快さ、大団円のハッピーエンドなど、子供心を掴む要素が揃っている。 ただ、私には少々ひっかかる点もあった。ひとつは、やや極端な教養主義。ディケンズを愛読するようなインテリ層の人間は例外なく善人として描かれ、テレビばかり見て本を読まない無教養な人間は徹底的にこき下ろされている。子供のように素直にマチルダに共感できればいいが、高校の時「大いなる遺産」に挑戦して上巻で挫折した私などは、「テレビにも良い番組はありますよ…」と小声で抗弁したくなってしまう。 もうひとつは、マチルダの両親の猛烈なモラル・ハラスメント(虐待)ぶり。カリカチュアライズされているとはいえ結構リアルなので、幼い子供に読ませる場合、その子の感受性や家庭環境について配慮が必要かもしれない(マチルダほどの才覚をもってしても、結局は超能力と運がなければ彼らの支配から逃れられなかったことに注意)。 とはいえ、これらはあくまで大人目線の感想であり、過保護な大人の心配をよそに、案外子供の方が柔軟に清濁あわせ飲んで、伸びやかに色々なことを吸収していくのかもしれない。世界中の子供達が愛読してきたという事実が、それを証明している。素直に読めば、純粋に楽しく愉快な物語だと思う。

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2011/12/29

すっごいおもしろくって、二時間もかけずに読んでしまった! わずか5歳にして読み書き、算数の難しい計算とかができちゃうのにそれを大したことだと思わない。 けど、大人の理不尽な行動にはいたずらで仕返しをする!この痛快さ! ミス・ハリーという、マチルダにとってよき理解者となる存在も...

すっごいおもしろくって、二時間もかけずに読んでしまった! わずか5歳にして読み書き、算数の難しい計算とかができちゃうのにそれを大したことだと思わない。 けど、大人の理不尽な行動にはいたずらで仕返しをする!この痛快さ! ミス・ハリーという、マチルダにとってよき理解者となる存在も物語のなかでいい味を出してるなぁ。 肉親以外の大人に味方されるかされないかで世界の広がり方が変わってくるんだろうな。 ロアルド・ダールおもしろかったです!

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2011/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あ~~~~~~~~~ 自分もこんな天才で生まれてきたかった・・・・・ ミス・ハニー大好き!!!!1

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2011/11/25

小学生の時から読みたいと思いつつも機会に恵まれず、手に取ったのは20歳を過ぎてから マチルダが模範的な優等生っぷりを発揮するところがいかにも児童書っぽいなぁー、と思いながらもジョージオーウェルの動物農場やヘミングウェイの老人と海といった名作が出てくる度に次はどんな本が紹介されるの...

小学生の時から読みたいと思いつつも機会に恵まれず、手に取ったのは20歳を過ぎてから マチルダが模範的な優等生っぷりを発揮するところがいかにも児童書っぽいなぁー、と思いながらもジョージオーウェルの動物農場やヘミングウェイの老人と海といった名作が出てくる度に次はどんな本が紹介されるのか気になってページをめくるのをやめられない 果たして6、7歳が動物農場を読んで何を意味しているのか理解できるのか・・・? まぁそれはさておき 紹介される本が、道徳を押しつけるような本ばかりでないのが魅力的 無邪気で無垢なマチルダの「なぜ?」は堅くなった私たちの頭を、ほんの一瞬ではあるが幼少時代の、まだ常識に囚われていなかったやわらかい頭に戻してくれる けれどマチルダはいずれ、自分がかけがえのない存在を失ってしまったこと、簡単に手放されてしまった悲しさに気づくのだろう その時、心が受ける痛みは彼女の賢さと比例するのではないか そう思わせる結末までの、話の展開が爽快だった分後味の悪さが残ってしまった

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