切れない糸 の商品レビュー
「和菓子のアン」がすごく面白かったので、 坂木さんの他の本を読んでみた。 面白かったけど・・・ 和菓子のアンと似たような雰囲気だったので あぁ、こういう感じかぁ・・・ と思った。 他の本も読んでみて、同じ感じだったら もしかしたら読まなくなるかも。
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殺人事件が出てこない日常系ミステリー。父が亡くなり実家のクリーニング屋を継いだ息子の奮闘記。仕事に対する心構えの変化やご近所付き合いなど、結構面白く読めた。「働く」を意識させる物語。このもさっとした表紙はどうにかならないものかしら。
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世間知らずの主人公、読み始め億劫になってやめようかと思ったが 主人公の成長と共に、面白みがでてきました。 もっとクリーニング業界のことが詳細に説明もあればいいかな、シリーズ化になるだろうか
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坂木氏独特の 優しさを表に打ち出したりしない優しさ、 他人を受け入れるおおらかさ、 それらが存分に散りばめられた作品だった。 大学4年で父親を亡くして、 なんとなく、家業のクリーニング店を手伝い、 初めて知る働くということ、父親のこと。 丁寧に生きて、身近なことを大切にする、...
坂木氏独特の 優しさを表に打ち出したりしない優しさ、 他人を受け入れるおおらかさ、 それらが存分に散りばめられた作品だった。 大学4年で父親を亡くして、 なんとなく、家業のクリーニング店を手伝い、 初めて知る働くということ、父親のこと。 丁寧に生きて、身近なことを大切にする、 或いはそうしたいと思っている、 新井クンと沢田クンが眩しいなぁ。 彼らが解決する身近なミステリーは、 誰も殺されたりしない、というのもいい感じ。 所作好きの私には職人気質なシゲさんや沢田くん、渡辺さんは ずーっと見ていたい人だ。 器用!ってだけで憧れである。
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坂木さんの書く二項対立になっている主人公と友人がとてもうまいなぁといつも思います。 あと店屋の娘的には、お店兼おうちって複雑よねってすごく共感しますよ。
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このタイトルのつけかたが最高ですね。 坂木司さんの「なんとなくひょんなきっかけで始めた仕事だけれど、続けていくにつれて自分なりの楽しみを見つけていく」シリーズ(と、私が勝手に思っている)、大好きです! 世の中にはイヤイヤ仕事をしている人もたくさんいるだろうし、ちょっと仕事で嫌な...
このタイトルのつけかたが最高ですね。 坂木司さんの「なんとなくひょんなきっかけで始めた仕事だけれど、続けていくにつれて自分なりの楽しみを見つけていく」シリーズ(と、私が勝手に思っている)、大好きです! 世の中にはイヤイヤ仕事をしている人もたくさんいるだろうし、ちょっと仕事で嫌なことがあったらすぐにやめてしまう人も多いと思う。 そんな中で、坂木さんの作品の中に出てくる若者たちは少しずつ試練を乗り越えて、仕事を自分のものにしていく様子がいいです☆ この作品は青年の父親が急死してしまい、継ぐつもりもなかったクリーニング店で働くことになって…という話でした。 やっかいな近所づきあいだけれど、そんな中にたくさんの大切なものが隠されているのを思い出しました。 地域密着の仕事っていいですね。 商店街ってあったかいですね。 大事にしなきゃいけないものなんだろうなと思いました。 沢田くんのキャラが生きていましたね! 彼はなかなかいいキャラです。 ちょっと謎めいているところがいい☆
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父親の他界を期に家業のクリーニング店を手伝うことになったカズ。大学の同級生が次々と就職する中、なんとなく出遅れ気味の居心地の悪さを抱えたまま“腰掛”程度のつもりで始めたクリーニングの集荷作業。 商店街という、ちょっと鬱陶しいけれど、人の温もり、息遣い、生身の営みのある町に育ったカ...
父親の他界を期に家業のクリーニング店を手伝うことになったカズ。大学の同級生が次々と就職する中、なんとなく出遅れ気味の居心地の悪さを抱えたまま“腰掛”程度のつもりで始めたクリーニングの集荷作業。 商店街という、ちょっと鬱陶しいけれど、人の温もり、息遣い、生身の営みのある町に育ったカズが始めて知る父親の人となり。 もの心着いたときには家族のようにそこに居た、新井クリーニング店には欠かせない、腕利きのアイロン氏シゲさん。 カズと同じくして商店街の中で叔父の経営する喫茶店「ロッキー」でアルバイトをする沢井。 4章からなる、ほのぼのとした謎解きミステリー。 類似「Rのつく月には気をつけよう」「和菓子のアン」「れんげ野原のまんなかで」「月曜日の水玉模様」など…
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面白かった。 たしかクリーニング屋さんの話。 この本を読んでから、クリーニングの重要性にきづかされた!
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【俺、新井和也。家は商店街によくある町のクリーニング屋。目下のところクリーニング品の集荷が俺の主な仕事。毎日、お得意さんの家を訪ねては、衣類を預かってくるというわけ。ところが、あるお得意さんから預かった衣類は…。 】 下町人情あふれるほっこりとするお話。 大切な人がある日突然...
【俺、新井和也。家は商店街によくある町のクリーニング屋。目下のところクリーニング品の集荷が俺の主な仕事。毎日、お得意さんの家を訪ねては、衣類を預かってくるというわけ。ところが、あるお得意さんから預かった衣類は…。 】 下町人情あふれるほっこりとするお話。 大切な人がある日突然いなくなる。でもそれは必然。 今がずっと続く事はありえない。わかっているけど「はい、そうですか」と割り切れるものではない。そんな思いがこの何篇かの話で本のタイトルと共に合点がいきました。 主人公はクリーニング屋の和也。彼を助ける沢田。でも実は沢田も和也に助けられていた。 共有する時間が多いことが友達関係の深さ比例するわけではない事を改めて感じます。じんわりほっこり心温まる1冊でした。
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ミステリーというより、謎解き小説だね。おまけに、極上の下町純情青春小説でもある。 さりげない日常の中にある「物語」を書かせると、坂木さんは本当にうまいなぁ。どこの町にもある、どこにでもあるクリーニング店が舞台。そうそう、こんな人たちいるよなぁ、がしみじみとしたタッチで描かれる。
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