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白いへび眠る島 の商品レビュー

3.5

188件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    71

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

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2018/12/11

閉鎖的な島で、外へ出ていく悟史と島に留まる光市が体験する島での「不思議」な体験。ただの伝説なのか本当なのか、あれとは何なのか…はらはらしながら一気に読んでしまった。 悟史と光市みたいな友人関係、憧れます。二人は持念兄弟という特別な繋がりを持つ。けれど光市は「持念兄弟じゃなくても悟...

閉鎖的な島で、外へ出ていく悟史と島に留まる光市が体験する島での「不思議」な体験。ただの伝説なのか本当なのか、あれとは何なのか…はらはらしながら一気に読んでしまった。 悟史と光市みたいな友人関係、憧れます。二人は持念兄弟という特別な繋がりを持つ。けれど光市は「持念兄弟じゃなくても悟史と一番仲良くなった」と言う。 二人のように離れていてもお互いを信頼して、再会してすぐそれまでのように振る舞うのは難しい。実際は目に見える繋がりを求めてしまい、そうやってすれ違ってなかなかうまくいかない…。「契約のいらない友愛、自由な拘束」、理想です。 荒田と犬丸の関係も良い。

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2018/10/08

44:閉鎖的な島に伝わる伝説、強い絆で結ばれた持念兄弟、神社、島に封じられた「何か」。大好物の題材なのですけど、今ひとつ乗り切れなかったなぁ……。メリハリがないとかではないけど、主人公のもやもやした感じが何となく共感できなかったです。んー、たぶん面白いのだと思うけど。BLぽいから...

44:閉鎖的な島に伝わる伝説、強い絆で結ばれた持念兄弟、神社、島に封じられた「何か」。大好物の題材なのですけど、今ひとつ乗り切れなかったなぁ……。メリハリがないとかではないけど、主人公のもやもやした感じが何となく共感できなかったです。んー、たぶん面白いのだと思うけど。BLぽいから、かなあ。うーん。

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2017/11/04

前に少し読んでそれきりになっていたが、今回また読んでみるとおもしろかった。 なんとなくせつない読了感。 荒太と犬丸がすき。

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2017/09/27

夏から読み始めたが、秋に読み終わった。読後感は爽やかだが、前半読み辛くて進めなかった。犬丸の飄々とした感じがいい。

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2017/09/02

昔からのしきたりを守る、閉鎖的な島。人と人のつながりは濃く、淀みすらそのうちに抱く。同じころに生まれた長男同士にはじねんきょうだい(漢字忘れた…)という関係を結ぶ。主人公は高圧的な父親と島の世界に息苦しさを覚え、高校を島外に進んだ少年。彼は一年に一度、お盆の時期に行われる村のお祭...

昔からのしきたりを守る、閉鎖的な島。人と人のつながりは濃く、淀みすらそのうちに抱く。同じころに生まれた長男同士にはじねんきょうだい(漢字忘れた…)という関係を結ぶ。主人公は高圧的な父親と島の世界に息苦しさを覚え、高校を島外に進んだ少年。彼は一年に一度、お盆の時期に行われる村のお祭りのために帰省していた。船に弱く、島の中では“不思議”を見てしまう少年。親友でじねんきょうだいであるもう一人の少年にだけはその質を話していて、助けてくれるが、そのことにも彼は心の中で少しばかりの卑屈を育てていた。 長男だけが残ることを許された島。その中で確かに力を持つ神社の次男が居座っている。それがもたらす島の中の保守派と穏健派の亀裂。少年に降りかかる様々な不思議。白蛇をあがめ、そのための祭り。その中で動き出すものは…。 しをんさんの美しい文章を楽しめる、のはいいのだけれど、この手の話は少し密度不足な気がする。恩田さんのようなおどろおどろしい雰囲気には今一歩。それでも夏の夜のお供にはなかなか面白く読んだ。

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2017/08/24

壮大な状況説明の後に配置された、息もつかせぬ終盤の「あれ」との攻防。元題の『白蛇島』は横溝正史シリーズを彷彿とさせるが、文庫版に改題されたものも味わい深い。青春ファンタジーミステリーとも言える古代と現代が入り混じる不可思議な世界観は、父上の薫陶の賜物なんだろうな。

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2017/07/25

街から切り離された島での、ひと夏の冒険譚というかんじで楽しかった!島の人との距離や風習に馴染めない悟史の気持ちが書かれていて、等身大なかんじがしました。民俗学っぽいところもあっておもしろいお話でした。悟史と光市、荒太と犬丸の関係性も絶妙でよかったな〜すきだな〜

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2017/09/09

島の言い伝えにまつわる不思議な経験を通して、少年たちが成長していく物語。ファンタジーながら、古くからの言い伝えとなると少しこわくなった場面もあった。

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2017/04/30

不思議なお話だった。 気になってスイスイは読めたけど、情景が妙にすんなり思い浮かばないというか、全編通してイメージしづらい本だった。景色の描写なんかはパッと出てくるのに、なんとなく何度も読まないと映像化できない文章というか。 まぁそのおかげであんまり怖い思いはしなかった。 あれ...

不思議なお話だった。 気になってスイスイは読めたけど、情景が妙にすんなり思い浮かばないというか、全編通してイメージしづらい本だった。景色の描写なんかはパッと出てくるのに、なんとなく何度も読まないと映像化できない文章というか。 まぁそのおかげであんまり怖い思いはしなかった。 あれ、がどうしても勝手にカオナシとシシガミ様のミックスみたいなので映像化されてしまう。

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2017/03/12

小さな島、独特の因習、十三年に一度の大祭。和風ファンタジー(ホラー?)の要素で物語が展開しながらも、描かれているのは主人公たちの若さ、ナイーブさ、エネルギーと友情。闇に飲み込まれそうなシーンでも、そういうもので終始キラキラしてた。

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