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プロフェッショナルマネジャー の商品レビュー

3.7

124件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

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2012/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『日本では、労働コストはアメリカよりずっと安い。』 『日本の工場は、われわれの工場より新式で、ずっと高性能だ』 『日本の企業は政府からあらん限りの援助を受けている。』 我々が現在中国に抱いているような状況が背景にある。 『危機や破局は一夜にして生ずるものではない。それは、問題が長い間放置され、症状が悪化するまで放置されてきた結果である。』 『原則として私は長期計画というものを信用しない。目の前の一年間の計画を立てるだけで、マネジメントにはなすべきことが山ほどある。』 『報告書』 1 提案要領 2 問題となっていることの摘要 3 必要な場合には、その提案に到達した論拠を明らかにするための、思考過程の明確な説明と、判断を助ける展望を提供してくれる数字。 4 起案者の個人的意見と、確信の度合いと、取り上げられた事柄に関する疑問点などを述べた短いステートメント 『重要なのは自己の過失に立ち向かい、それらを吟味し、それから学び、自己のなすべきことをすることだ。唯一の本当の間違いは、間違いを犯すことを恐れることである。』 『プロフェッショナル・マネジメントという最高の芸術は、”本当の真実”をそれ以外のものから”嗅ぎ分ける”能力と、さらには現在自分の手元にあるものが、”揺るがすことができない事実”であることを確認するひたむきさと、知的好奇心と、根性と、必要な場合には無作法さをもそなえていることを要求する。』 『批判されるのが好きな人間はいない。批判を受けた場合、最初の反応は防御と反撃の衝動だ。』 『批判に対して開放的であることには、通例、予期せぬ配当がついてくる。』 『成功は失敗よりずっと扱いにくいもののように思える。』 『経済の変化が自分たちを助けてくれるのをただ待つことは、解決策として受け入れがたかった。』 『合衆国ないでの収入を増やす必要があった。ITTの年間の収入の-当時の15%でなく-50%が国内の売り上げから生じるようにしなくてはならない。国外からの収益に頼ることは、とにかく不安定要素がありすぎた。』 『最高経営者は取締役会のメンバーになっている。それどころか、大企業の3/4以上の会社で最高経営者は取締役会長を兼ねている。最高経営者兼取締役会長、それはなんの犯罪でもない。しかし、株主の利益という見地からは公正ではない。』 『社内のメンバーの一人を会長とする、情報収集機能をそなえた取締役会を設けることによって、取締役会の会議の質と密度は、近年見たことがなかったレベルまで高まるだろう。』

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2011/12/19

ユニクロ柳井会長の推薦の書ということで手に取った。今回は2回目の読破。リーダーとして事実に基づいた意思決定、予測を行い、努力に値する目標をチームと共有する。

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2011/11/21

優れた経営者の本というのは、結局のところ、本を読んでその知識・ノウハウを仕入れるだけではダメ、行動して自ら、躓きながらも会得していくしかない、ということをわからせてくれる。

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2011/11/07

30年前の本なのに、古さを感じなかった。 仕事中毒ぽいところを感じたが経営者としての考え方、数字についての意識は参考になった。

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2018/10/10

こういう本を読むたび、「プロフェッショナル」という標語を掲げ、ブラックな環境でもいい感じにみせる。 前職のマネージャーさんが、「コンサルなんて、client firstとか言ったって、結局はクライアントの奴隷だよ」とか言ってたのもそれに近いと思う。 でも、個人的には仕事人間な...

こういう本を読むたび、「プロフェッショナル」という標語を掲げ、ブラックな環境でもいい感じにみせる。 前職のマネージャーさんが、「コンサルなんて、client firstとか言ったって、結局はクライアントの奴隷だよ」とか言ってたのもそれに近いと思う。 でも、個人的には仕事人間なので、なるほどそんな風に経営してるのね、あなたがた。。。というのがよく理解できた本。 一方で、現場からの事実をとにかく正確にその目で確かめるという執念、悪いことでもレポートする風土をマネージャーに理解させ、実行させるための制度をつくってきたことには驚きました。 事実を4種類(表面的な事実、仮定的事実、報告された事実、希望的事実)に分類し、これらはたいていの場合、「事実」でないと断言しているあたり、経営するうえで、いかに「事実」を経営者が自分で把握することが重要かを示しているようで、興味深かった。 監査人としても同じ考えで職務に臨まねばなりません。

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2011/10/15

[読書メモ] ■本を読む時は、初めから終わりへと読む。 ビジネスの経営はそれとは逆だ。 終わりから始めて、そこへ到達するためにで きる限りのことをするのだ。 ■最初の四半期に⽬標を達成できなかったら、 けっして年間の⽬標を達成することはできない ■製品系列マネージャー 競...

[読書メモ] ■本を読む時は、初めから終わりへと読む。 ビジネスの経営はそれとは逆だ。 終わりから始めて、そこへ到達するためにで きる限りのことをするのだ。 ■最初の四半期に⽬標を達成できなかったら、 けっして年間の⽬標を達成することはできない ■製品系列マネージャー 競争を眼⽬にして競 争⼒を監視 現業のセールスマンやマネージャーや技術者 やオペレーション・チームのメンバーは、いず れも⾃分たちの製品をひいき⽬に⾒ることに慣 らされていて、競争者を⾒る場合、ともすれば その⽋点にばかり⽬がいくものだ。 ■マネジメントの基本的な仕事は経営すること である。 そしてマネジメントがそれに成功する唯⼀の 道は、会社の福利に影響を及ぼすあらゆる状況 に関する事実を完全に把握することだ。 ■マネージャーたちは問題をすべて、⽉次報告 書の"⾚信号"ページに書き出し、その問題が解 決されるまで"⾚信号"をつけて毎⽉報告し続け なくてはならない。 ■報告書の冒頭 1 提案要領 2 問題となっていることの摘要 3 必要な場合には、その提案に到達した論拠 を明らかにするための、思考過程の明確な説明 と、判断を助ける展望を提供してくれる数字 4 上記以外の、起案者の個⼈的意⾒と、確信の 度合いと、取り上げられた事柄に関する疑問点 等を述べた、短いステートメント ■今すぐに、それは事実か?と、そして忘れず に、それは揺るがすことができない事実か?と たずねる習慣を⾝につけようではないか ■経営するとは、いったんその事業計画と予算 を定めたら、売上やら市場占拠率やら、その他 何であれ、それを達成すると誓ったことをなし 遂げなくてはならぬことを意味する。 ■リーダーは⼈々を指導し、司令官は⼈に命令 する。 ■会社を統率する⼈間は、その会社の⼈々が本 当は彼のために働いているのでは無いと⾔うこ とを認識しなくてはならない。彼らは彼と⼀緒 に⾃分⾃⾝のために働いているのだ。 ■私が知っているたいていの会社員は、会社が 与えてくれる挑戦と報酬に満⾜し、沈むか泳ぐ かの企業家の環境に⼀⼈で乗り出したいとは 思っていない。 ■企業の中には真の企業家は、⻑期にわたって は存在せず、また存在し得ないのが実相であ る。企業家は⼗分な経験を⾝につけるまで⼤企 業の中にとどまる。それからキャッシュを⼿に ⼊れるために出て⾏ってしまう。 ■本当に重要なことはすべて、⾃分で発⾒しな くてはならない。 ■5つの事実 ・揺るがすことができない事実 ・表⾯的な事実 ・仮定的事実 ・報告された事実 ・希望的事実 ■「創意」と「結果」7つの法則(柳井正) ・経営の秘訣 -まず⽬標を設定し「逆算」せよ ・部下の報告 -「5つの事実」をどう⾒分ける か ・リーダーシップ -現場と「緊張感ある対等関 係」をつくれ ・意志決定 -ロジカルシンキングの限界を知れ ・部下指導法 -オレオレ社員の台頭を許すな ・数字把握⼒ -データの背後にあるものを読み 解け ・後継ぎ育成法-社員FC制度が究極の形だ

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2011/10/10

著者のジェニーン氏は公認会計士である。レイシオン社を経てITT社長にスカウトされ、チリ政権にも介入し物議を醸した人と記憶している。彼はコングロマリットと言う経営形態を作った人である。詰り、展開する事業は相互に深い関係はないが、財務的・会計的には統合されているのだ。日本のサラ金を物...

著者のジェニーン氏は公認会計士である。レイシオン社を経てITT社長にスカウトされ、チリ政権にも介入し物議を醸した人と記憶している。彼はコングロマリットと言う経営形態を作った人である。詰り、展開する事業は相互に深い関係はないが、財務的・会計的には統合されているのだ。日本のサラ金を物色した事もある。著者が会計士だから発想し、出来たのかも知れない。この本には彼の哲学が述べられている。曰く「私のやっている事は人類悠久の歴史からみれば取るに足らない事だろう。しかし、他に私は何をするだろうか?<中略>我が社打ち建てるべき記念碑は、株主に還元されるべき一株当たりの利益の数字以外にはないのだ!」云々。やや洗脳された人にも見える。

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2011/09/23

柳井さんがお勧めしているので読んだ。 真実、を最も優先し経営するために組織を運営するやり方は非常に勉強になった。少し難しかったのでプロフェッショナルマネージャーノートと併せて読んだ。 気になったのは、2つ。 1.社員の初期リソース配置での優秀な人材判断の下記の2軸 頭脳 何をすべ...

柳井さんがお勧めしているので読んだ。 真実、を最も優先し経営するために組織を運営するやり方は非常に勉強になった。少し難しかったのでプロフェッショナルマネージャーノートと併せて読んだ。 気になったのは、2つ。 1.社員の初期リソース配置での優秀な人材判断の下記の2軸 頭脳 何をすべきかを心得ている資質 勇気 決定に基づいて行動できる資質 ただし、かまどで料理するように、まず試してみないとわからないと書いてあった。 2.大事なのは誰が正しいかではなく、何が正しいかである。 これは凄く大切。 見失いがちでした。 読んでよかったなと思いました。

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2011/09/03

面白かった。読んでいて思い出したのは、日産自動車のゴーン社長だ。コミットメント、いかなる理由や不可抗力があろうとも、コミットメントを達成できない経営者は経営者ではない。経営者の仕事は経営すること。非常に共感できた一冊。

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2011/08/18

ユニクロで有名なファーストリテイリングの柳井社長の座右の書らしい。 経営者のあるべき姿を自己の経験からまとめたもの。著者はアメリカの会社でCEOをされているので、アメリカ社会を前提に書かれている部分があるのは頭にいれたうえで読んだほうがいいかと思います。 経営者は経営せねば...

ユニクロで有名なファーストリテイリングの柳井社長の座右の書らしい。 経営者のあるべき姿を自己の経験からまとめたもの。著者はアメリカの会社でCEOをされているので、アメリカ社会を前提に書かれている部分があるのは頭にいれたうえで読んだほうがいいかと思います。 経営者は経営せねばならぬ。と何度も何度も繰り返してます。一流のプロになるには仕事の鬼になれ、とまぁそらそうだと思ってしまいました。 ただ、実際周りを見ると当然と思うことが誰も出来ておらず、だからこそ経営者の柳井さんはこういった率直な考えに衝撃を受けたのかなと想像しました。

Posted byブクログ