村田エフェンディ滞土録 の商品レビュー
家守綺譚の続き、というよりはリンクした作品、という趣。最後に綿貫と高堂がでてくる。 過ぎた日々の涼秋感がとてもいい文章。
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家守綺譚と同じ世界観で書かれたお話。後からじわじわきました。 「生まれた所や皮膚や目の色で いったいこの僕の何がわかるというのだろう」って感じ。 仲の良い個人同士を描きつつ、属性の違うところも見せていくっていうのが、梨木香歩だよなあと思う。 時間が経ってもう一度読んだら、きっと新...
家守綺譚と同じ世界観で書かれたお話。後からじわじわきました。 「生まれた所や皮膚や目の色で いったいこの僕の何がわかるというのだろう」って感じ。 仲の良い個人同士を描きつつ、属性の違うところも見せていくっていうのが、梨木香歩だよなあと思う。 時間が経ってもう一度読んだら、きっと新たな発見が出来るだろうと思える、大事に本棚に置いておきたい本です。 くわしい感想⇒http://melancholidea.seesaa.net/article/15101358.html
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異国で過ごした日々を忘れない。 君たちを忘れたくない。 それが残された僕にできる唯一のことではないだろうか。
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家守とほんの少しだけリンク。 人のやさしさが漂う一冊。ラストが切ない。蒲公英草子と共通するせつなさ。 2009.5 時が流れる。いつまでも今のままでいるのは難しい。
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梨木さんの本はシンプルなようで実はすごく深いメッセージ性がある。今回もただ村田が留学した時の話が書いてあるだけではなく、その体験談からギリシャで出会ったいろいろな人々と触れ合っていきことにより「日本」という狭い国で養われた固定された物の見方から、未知のものを素直に受け入れる人物に...
梨木さんの本はシンプルなようで実はすごく深いメッセージ性がある。今回もただ村田が留学した時の話が書いてあるだけではなく、その体験談からギリシャで出会ったいろいろな人々と触れ合っていきことにより「日本」という狭い国で養われた固定された物の見方から、未知のものを素直に受け入れる人物に変わっていったところがよかった。 そして、出会った人たちの何気ない一言一言がすごく奥深くて、生き方の助言になる。
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異国情緒豊かなトルコの風景と様々な人種が混ざり合う中淡々と,しかし深く考えさせる。鸚鵡の存在が泣かせる。
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村田氏がトルコに滞在していたときの様子を描いた小説。時代は100年位前か。 村田氏は、遺跡の博物館を設立する目的で政府から派遣されて、勉強をかねて仕事をしていた。住んでいたのは、イギリス人(?)が大家で、ギリシャ人やドイツ人などが下宿している。奴隷(使用人といった方が適切)と...
村田氏がトルコに滞在していたときの様子を描いた小説。時代は100年位前か。 村田氏は、遺跡の博物館を設立する目的で政府から派遣されて、勉強をかねて仕事をしていた。住んでいたのは、イギリス人(?)が大家で、ギリシャ人やドイツ人などが下宿している。奴隷(使用人といった方が適切)として現地の人もいる。 最後で、この小説は「家守綺譚」につながる。 下宿人や現地の人との、どうしようもない文化の違いを描き出し、戦争に対する疑問を投げかける。戦争をしているのは誰か?
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『家守綺譚』の主人公・綿貫の友人である考古学者・村田のトルコ滞在記。『家守綺譚』よりかは淡々とした話運びですが、輝かしい青春の1ページを細やかに描いています。だからこそ、ラストは哀しく、切なく、そして衝撃的でした。
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家守奇譚とリンクしてて嬉しい。本当の手記を読んでいるみたい。ちょっとファンタジックなのに、本当にこんなことが昔はあったのかもって思える。様々な人々のあらゆる違いを目の当たりにしながらも柔軟に生きるひとびと。すてき
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梨木さんの世界は、不思議だけれどこの世と地続きで、境界を感じることなくすぅーっと入っていけるような気がする。
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