村田エフェンディ滞土録 の商品レビュー
考古学を志す村田青年…
考古学を志す村田青年のやさしいトルコ逗留記。人に対して誠実であろうとする登場人物たちの会話と、少しばかり不思議な日常に、自分の思い出を振返るような切なさと懐かしさを感じる物語です。
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村田青年のトルコ留学…
村田青年のトルコ留学記。100年以上前のトルコの活き活きとした様子や個性的な人々とのやりとりが素晴らしい。そして、ラストの鸚鵡のせつなさといったら!『家守綺譚』と微妙にリンクしている部分があるのでぜひ両方とも手にとって欲しい。
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明治時代頃のトルコ留…
明治時代頃のトルコ留学生が主人公の連作短編集。 トルコで多国籍な下宿に住まって研究をする村田さんと、周りの人たちと関係・日常がゆるりと紡がれていきます。 流石梨木先生というか、行間で読ませる手腕と話の流れの持って行き方の上手さに興奮しました(何)最後は泣いた。複線の引いとき方が巧...
明治時代頃のトルコ留学生が主人公の連作短編集。 トルコで多国籍な下宿に住まって研究をする村田さんと、周りの人たちと関係・日常がゆるりと紡がれていきます。 流石梨木先生というか、行間で読ませる手腕と話の流れの持って行き方の上手さに興奮しました(何)最後は泣いた。複線の引いとき方が巧妙。 ただ主人公の一人称があんまり明治っぽくないことはちょっと気になりました。明治といわれても明治の空気をあまり感じないというか。 そんなことどうでもよくなりましたけども途中で(笑) いい本
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『家守綺譚』と連動し…
『家守綺譚』と連動したお話です。こちらだけでも読めます。トルコを舞台に、主人公・村田と友人達の日常が鮮やかに描かれています。読み終わった後、ゆっくり切なさが込み上げてくる、とても温かいお話です。
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ひょとして私は梨木さ…
ひょとして私は梨木さんと相性が悪いのだろうか? これは17年度の高校の課題図書にも選定されているものだけれど、どうも★2つ以上はつけれない。何がおもしろいのだろう。この味がわからないってことは、やっぱ私はまだまだ未熟なのかも。最後あたりで「家守綺譚」とリンクしている部分が出てくる...
ひょとして私は梨木さんと相性が悪いのだろうか? これは17年度の高校の課題図書にも選定されているものだけれど、どうも★2つ以上はつけれない。何がおもしろいのだろう。この味がわからないってことは、やっぱ私はまだまだ未熟なのかも。最後あたりで「家守綺譚」とリンクしている部分が出てくる。だけどほとんど本編と関係してない部分なのでお気になさらずに。家守を読んだ人には「ああ、この人って…」とちょっぴり嬉しいかも。私的には犬の記述をもっと増やしてほしかったのに。家守でもすごくいい味を出していたのだから。今作にも漂うち
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村田エフェンディ…エフェンディって名前の事じゃなかったのね〜! メンディじゃないのか( ̄▽ ̄)笑 土耳古、希臘…国の名前がなかなか覚えられなくてちょっと読むのに時間がかかってしまった〜。 土耳古の遺跡発掘、考古学、ディクソン夫人宅での暮らし、友となったオットーとディミトリス...
村田エフェンディ…エフェンディって名前の事じゃなかったのね〜! メンディじゃないのか( ̄▽ ̄)笑 土耳古、希臘…国の名前がなかなか覚えられなくてちょっと読むのに時間がかかってしまった〜。 土耳古の遺跡発掘、考古学、ディクソン夫人宅での暮らし、友となったオットーとディミトリス そしてムハンマドと鸚鵡。 笑える話ながらも戦争という暗い影がヒシヒシと迫る不安にドキドキ… 「私は人間だ。およそ人間に関わることで、私に無縁なことは一つもない」 あ〜!まさか最後に鸚鵡でこんなに泣かされるとは思いませんでした。゚(゚´Д`゚)゚。
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良かった〜。 なんでしょう、「家守綺譚」シリーズって、しみじみ沁みてくるんです。 爆笑ではなく、ニヤニヤ。 鸚鵡くんのナイスなコメントにニヤニヤ。 雪合戦の世界大戦にニヤニヤ。 綿貫に高堂にゴローまで登場して、ほっこりしてたら、最後のディクソン夫人の手紙にやられました。戦争...
良かった〜。 なんでしょう、「家守綺譚」シリーズって、しみじみ沁みてくるんです。 爆笑ではなく、ニヤニヤ。 鸚鵡くんのナイスなコメントにニヤニヤ。 雪合戦の世界大戦にニヤニヤ。 綿貫に高堂にゴローまで登場して、ほっこりしてたら、最後のディクソン夫人の手紙にやられました。戦争が憎い…。 私は人間だ。およそ人間に関わることで私に無縁な事は一つもない…。 人は一人では生きられない。孤独に見えても、何かしら人と関わり合って生きていることを再認識しました。 余談ですが、世界中を飛び回っている知人にこれまで回った国で一番好きな国はと聞いたら、「トルコ」と即答されたのを思い出した。僕も行ってみたい! 土瓶さん、素敵な本のご紹介ありがとうございました♪ オススメ!
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鸚鵡に始まり、鸚鵡で終わりました。 家守綺譚のゴローにしても、この鸚鵡にしてもキツネにしても動物が人間の知り得ない世界と繋がっているのが、不思議であり面白くもありました。 見えていることだけが全てでは無い、と信じたくなりました。
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私は、ベトナム出身の大学の後輩が、謙虚で思いやりにあふれた女の子だと、自分の中でのベトナムの女の子の印象がそうなるし、タイから来た研修生が熱心で責任感があれば、タイ人とはそう言う印象に、私の中ではなる。部分で、全体ではないといくらわかっていても、目の前の事実は変え難い。 この本は...
私は、ベトナム出身の大学の後輩が、謙虚で思いやりにあふれた女の子だと、自分の中でのベトナムの女の子の印象がそうなるし、タイから来た研修生が熱心で責任感があれば、タイ人とはそう言う印象に、私の中ではなる。部分で、全体ではないといくらわかっていても、目の前の事実は変え難い。 この本は小説だが、トルコに集まった村田さんの友人たち、女将さんの国や、鸚鵡という生き物印象はやっぱり良くなるし、村田さんのおかげで日本の印象も良くなると思う(本の中の人に対して、だけど) そのぐらい、良い交流を描いた話しだった。
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小説を読んでこんなに涙が出たのはこの本が初めてだと思う。 暖かくて沁みてくる。 何度でも読み返してしまう。
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