空の境界(上) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
異能バトル小説。2000年ごろの流行に乗った感じ。ただ今読んでも面白い。主人公の異能力がちょっと説明をよく読まないと分りにくいけど、これも当時の流行、意味の場の共有が合ったのではないかと思う。
Posted by
実は初めての奈須きのこ作品。頭をガツンと殴られたような衝撃を受けた。美しい言葉運びで彩られた鮮やかな描写と陰鬱な心象に心奪われ、同時に自分との才能の差を思い知らされたというのが率直な感想。スゴすぎる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中高生の時に読んで夢中になったが、今は概念的過ぎてきつく感じる(理解が)。 作品全体の明度が低く落ち着いており、独特の世界観がかっこいい。 主人公の記憶が欠落しているのと、時系列ばらばらなので、最後まで緊張感を持って読める。
Posted by
やっぱ奈須きのこって天才やなって。 読むの三回目くらいやったけど、久々に読み返すとトーコさん言ってること難しくてまだまだ読み込みが足らんなと思う。 矛盾螺旋はやっぱり最高だ
Posted by
いつ読んでも褪せない。 出会ったのは発売当初。 教えてくれた旧友に感謝です、 その後自分でこの作品を手に取ったかと思うとわからない。 文体は好みが分かれるのだろうなと思う。 内容も。 ジャンルが何かと改めて考えてみると、 SF?ファンタジー?哲学? などひとところにに収まらなさ...
いつ読んでも褪せない。 出会ったのは発売当初。 教えてくれた旧友に感謝です、 その後自分でこの作品を手に取ったかと思うとわからない。 文体は好みが分かれるのだろうなと思う。 内容も。 ジャンルが何かと改めて考えてみると、 SF?ファンタジー?哲学? などひとところにに収まらなさすぎて、なんとも形容しがたい。 あまりライトノベルを読むことなない自分がこの作品は例外的に読めるのが不思議。 そして今も。 当時は「矛盾螺旋」の大掛かりさ、トリック的なものに圧倒され印象が強すぎたのですが、 改めて読んでみると「痛覚残留」がもう苦しすぎて なんでこの章の印象が薄かったのだろうと思うほど。 おそらくは、当時まだ耐性のなかった自分には描写が耐えられなかったのでしょう。 今は、藤野の痛みが辛い。 映画を見て読み返してみるとなるほど、頭で映像を構築しやすいです。 「俯瞰風景」の戦闘シーンはアニメの方が躍動感があり、 見ていて楽しかった気がします。 小説は割とあっさりとしている。 無駄なものを削ぎ落とした、といった風でもある。 再読はいつ以来なのだろう。 正直自分の価値観や見方に影響した作品というのは なかなか出会えるものではないと思うが、 間違いなくこれはその一つに入る作品です。 自分にとって。
Posted by
上下版ので再読。 文庫版との違いとか、読み比べていないのでどこがどう違うか とは、わからないのだけど ストーリーと順序、あと映画の映像と声を脳内上映しながらの読書は なんどやっても楽しい。 「殺人考察」は何度か読み返さないとよくわからないものでもあるし 文体は独特とはあるが、やは...
上下版ので再読。 文庫版との違いとか、読み比べていないのでどこがどう違うか とは、わからないのだけど ストーリーと順序、あと映画の映像と声を脳内上映しながらの読書は なんどやっても楽しい。 「殺人考察」は何度か読み返さないとよくわからないものでもあるし 文体は独特とはあるが、やはり好き 内容もさながらどうやったらこんな作品を書けるんだろう、、、
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再読だし、アニメも見たし、連載中の漫画も読んでいるので初めて読んだときに比べてバッチリ内容が理解できました。 内容は「俯瞰風景(空飛ぶ幽霊)」「殺人考察(式の破滅)」「痛覚残留(捻れ)」「伽藍の洞(式の目覚め)」「境界式(荒耶宗蓮と二人の少女)」「矛盾螺旋(vs荒耶宗蓮)」。 相変わらず万人受けしないであろう読み回しでした。 第1章にあたる「俯瞰風景」があまりに短かったことに読んでて驚いた。 そのせいか映画だと戦闘シーンが加筆されていたような?
Posted by
描写のリアルさにより、 夢の中にまで変死体が・・・。 でも続きが気になる! と思って、結局最後まで 読み切ってしまいました。 不思議な読みごたえが ありまして、 早く下巻を読まねば・・・ という気持ちでいっぱいです。 現実世界のような 異世界のような 自然に不思議な世界に ...
描写のリアルさにより、 夢の中にまで変死体が・・・。 でも続きが気になる! と思って、結局最後まで 読み切ってしまいました。 不思議な読みごたえが ありまして、 早く下巻を読まねば・・・ という気持ちでいっぱいです。 現実世界のような 異世界のような 自然に不思議な世界に 誘われてみては いかがでしょうか。
Posted by
第1章から初見では分かりにくい叙述トリックとこの上巻では章ごとに時系列がバラバラなので、予備知識なしで読むには難易度が高い。 型月ワールドを理解すれば面白く読めるタイトル。
Posted by
これほどカテゴライズが難しい作品も珍しい。ライトノベル、伝奇、クソ長い詩、果ては奈須きのこの脳内妄想だだ漏れ作品ともとれる。正直、作風は中二病チックで好きじゃない(ブギーポップに似た感じがある) それでもこの作品の持っている「読ませる力」はすごい。話に一筋通ったものがあり、それを...
これほどカテゴライズが難しい作品も珍しい。ライトノベル、伝奇、クソ長い詩、果ては奈須きのこの脳内妄想だだ漏れ作品ともとれる。正直、作風は中二病チックで好きじゃない(ブギーポップに似た感じがある) それでもこの作品の持っている「読ませる力」はすごい。話に一筋通ったものがあり、それを死、存在、認識、言語とかそういったものを通じて読者に経験させてくれる。それこそまさに「」であり、「境界」である。 読み終わったあと苦手意識のせいで、この作品を長らく積んでいた自分に少しだけ後悔した。
Posted by