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診療室にきた赤ずきん の商品レビュー

3.6

82件のお客様レビュー

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2010/08/17

舞台は精神科の病院。来院した患者さんの症状にあわせて先生が物語を処方しているという実話をまとめた本です。受け取り方は人それぞれなんでしょうが、単純に感心してしまいました。

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2013/02/28

心理学への興味から読んだ、はず。でも何気なく買ったやつ。 これを読んだ3年後くらいに読書療法に興味を持ったけど、そう思うと不思議な出会い…。

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2010/07/04

島の古本屋で購入。 精神科医を訪れた患者の症例が 誰もが知っている「昔話」「童話」 を通して語られる。 著者は実際の治療時に、 患者や家族への説明に 「物語」を利用しており、 「物語」を通して話すことによって 不思議と理解が得られるのだそう。 なかなか興味深い本だった。

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2010/05/14

童話・寓話にあてはめて、精神的な悩みを解きほぐしていく、実際の患者さんにまつわるエピソード12編。 寓話にぴったりとあてはまるケースが実際多いのかは分からないけど、人生をなぞらえたりできるから童話・寓話は語り継がれるのだろう。 患者さんの気づきのキーワードになる、という点が非常に...

童話・寓話にあてはめて、精神的な悩みを解きほぐしていく、実際の患者さんにまつわるエピソード12編。 寓話にぴったりとあてはまるケースが実際多いのかは分からないけど、人生をなぞらえたりできるから童話・寓話は語り継がれるのだろう。 患者さんの気づきのキーワードになる、という点が非常に納得した。 行き詰ったとき、何かの寓話に自分の人生のヒントがあるかも。 実際に病んでなくても、受診してみたくなった。

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2012/12/30

人は一生の間、 内省的な時期と行動的な時期を繰り返す 人生に区切りをつけながら新しい人生を歩む 失恋した人 亡くなった人とのつながりを 静かに考える そして、 その人を失った後の 新しい世界に備えるために 人は休む 人はしばしば自分のことが決められない 誰かに決めてもら...

人は一生の間、 内省的な時期と行動的な時期を繰り返す 人生に区切りをつけながら新しい人生を歩む 失恋した人 亡くなった人とのつながりを 静かに考える そして、 その人を失った後の 新しい世界に備えるために 人は休む 人はしばしば自分のことが決められない 誰かに決めてもらいたがっている 事柄によっては 誰かの責任にしたい 人はときに自分の置かれている状況を つかめなくくなる 自分の状況を説明してもらいたくなる 相談するのは、 人に理解してもらおうとすることで 整理がつき 自分の状況が見え解決するから そんな人が 診療所にくる 赤ずきんの話をしてくれる 先生のところへ 自分のこと理解するには 人と話してみることだと思った

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2010/02/14

精神科医である著者が、患者さんに語ったお話の事例を元にした本です。 患者さんの心の悩みを聴いて、昔話を語り始めます。 患者さんの疲れた心を癒す一方、そのストーリーが 自分の抱える問題と不思議にリンクしていて 患者さん自身が、はたと気づきます。 主人公が自分であったり、オオカミ側で...

精神科医である著者が、患者さんに語ったお話の事例を元にした本です。 患者さんの心の悩みを聴いて、昔話を語り始めます。 患者さんの疲れた心を癒す一方、そのストーリーが 自分の抱える問題と不思議にリンクしていて 患者さん自身が、はたと気づきます。 主人公が自分であったり、オオカミ側であったり…。 そして、気付くことで新たな一歩を踏み出していきます。 読んでいて、上手くリンクするもんだなぁと感心しちゃいました。 もちろん、先生の選択が合っているからなんですが 昔話って、生活に密着していたんですね。 教訓めいたものではなく、物語の中に同化することで すっと気付くようです。 改めて、物語のもつ力も感じました。 最後に著者は、こう書いています。 「人には誰にでも 「自分の物語」 があるのです。 過去に限る必要はありません。人生の節目節目に自分に合った 童話や昔話を見つけてください。 誰の心の中にも小さな主人公たちがいて、皆さんに呼び出されるのを待っています。」 私の物語は何だろう…

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2010/01/16

精神科を訪れた患者に、おとぎ話を使って問題を解きほぐしていく医者である著者。 その診療自体がおとぎ話のようで、楽しいです。

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2009/10/25

ヨムヨムのくらたまとの対談がおもしろかったので、買ってみました。すごく読みやすいし、人の心ってなあ、と感心しながら読みました。

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2014/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔していた仕事の関係で、精神科に関することにはすごく興味があり、「新潮文庫の100冊」のカタログで見つけて読んでみました。 昔話を上手に利用しつつ、精神科の治療に生かすという、こりゃまた変わったやり方だなぁと思い著者を見ると、岩波新書の「豊かさの精神病理」を書いた方。そういえば昔、図書館で借りて読みましたが「物と媒介としてしか話ができない人たち」の話がユニークでわかりやすかったので、この本も同様にわかりやすくまた、おもしろいかなと期待しつつ。 本書には12の童話を診療に利用した例が掲載されています。 読んでいると「この例、わたしにもあてはまるかも」というのが見つかるかもしれません。どうやら私は「幸福なハンス」かも、と思っています。だんだん低給取りになる私。。。涙

Posted byブクログ

2009/10/04

症例を昔話に沿って読みといていく。 よくある難題でも 解決策は意外とメジャーなお話の中にいたりする。

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