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蒼穹の昴(1) の商品レビュー

4.3

409件のお客様レビュー

  1. 5つ

    186

  2. 4つ

    138

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2022/09/08

宝塚の雪組講演前に予習として。 中国の歴史は三国志すら知らない、苦手意識があったのだけれど、読みやすい文章で想像以上に物語の世界観に入っていきやすかった。 2巻が楽しみ。

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2022/08/27

清代末期を舞台にした歴史小説。 今度宝塚の雪組でもやりますね。 浅田さんの中国シリーズを読むと、中国という「土地」に歴史はあるけれど、支配者としては多くの民族が入り乱れているので、けして今の中華人民共和国が「四千年の歴史」って威張って言うなよ、という気持ちになります。 浅田さん...

清代末期を舞台にした歴史小説。 今度宝塚の雪組でもやりますね。 浅田さんの中国シリーズを読むと、中国という「土地」に歴史はあるけれど、支配者としては多くの民族が入り乱れているので、けして今の中華人民共和国が「四千年の歴史」って威張って言うなよ、という気持ちになります。 浅田さんの文章は本当に読みやすい。 再読だけれど、さくさく物語のなかに入り込めました。 この巻は、とりあえず舞台と登場人物の説明って感じなので、これからが楽しみ!

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2022/08/18

中国清朝末期、科挙をクリアし栄光の道を歩き始める若者と、その弟分の少年を軸にした物語の幕開け、 ダイナミックに面白い。

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2022/05/23

『蒼穹の昴』シリーズは清末からの東北を中心とした中国近現代史の歴史小説シリーズである。時系列的には以下のように並ぶ。 第一部『蒼穹の昴』戊戌の変法・戊戌の政変 第二部『珍妃の井戸』北清事変 第三部『中原の虹』辛亥革命 第四部『マンチュリアン・リポート』張作霖爆殺事件 第五部『天子...

『蒼穹の昴』シリーズは清末からの東北を中心とした中国近現代史の歴史小説シリーズである。時系列的には以下のように並ぶ。 第一部『蒼穹の昴』戊戌の変法・戊戌の政変 第二部『珍妃の井戸』北清事変 第三部『中原の虹』辛亥革命 第四部『マンチュリアン・リポート』張作霖爆殺事件 第五部『天子蒙塵』満州国建国 第六部『兵諫』西安事件 『蒼穹の昴』シリーズは奇数部と偶数部では趣きが大きく異なる。奇数部は人間ドラマが濃い。視点人物の今の経験が描写される現在進行形の物語である。清朝の過去の出来事も挿入され、清朝全体の歴史ドラマの要素もある。これに対して偶数部は一つの歴史的事件を終わった後から真相に迫る。歴史ミステリーの要素が強い。奇数部は大作であるが、偶数部は単行本一冊である。 このため、『蒼穹の昴』の物語の雰囲気に感動して続編として『珍妃の井戸』を期待すると違和感を抱く向きもあるだろう。『珍妃の井戸』はスピンオフ、外伝的である。キャラクターや物語のつながりとしては『中原の虹』が『蒼穹の昴』の直接の続編と言ってよい。

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2022/05/01

2022年10月からの宝塚雪組公演の予習として。 中国ものの歴史小説ということでハードル激高すぎて今まで読もうとしたことはなかったけど、せっかくの機会なのでチャレンジ。 最初は漢字の読みが難しすぎて大丈夫かなと思ったけど、改頁ごとにルビがふってあるし、読んでいるうちに自然と頭に入...

2022年10月からの宝塚雪組公演の予習として。 中国ものの歴史小説ということでハードル激高すぎて今まで読もうとしたことはなかったけど、せっかくの機会なのでチャレンジ。 最初は漢字の読みが難しすぎて大丈夫かなと思ったけど、改頁ごとにルビがふってあるし、読んでいるうちに自然と頭に入ってきた。中国の歴史については全く無知だったのでちょっと難しいけど、思ったより読みやすくて、物語の展開も面白い。 貧しい糞拾いの少年春児(チュンル)と、その村のエリート家系に生まれた文秀(ウェンシウ)科挙試験に主席で合格し順調なエリート街道を歩み始めた文秀、己の境遇から脱却すべく自ら男を捨て宦官になった春児。 清朝末期の激動の時代に翻弄される2人の運命やいかに……2巻に続く。

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2022/04/05

「蒼穹の昴 1」浅田次郎著、講談社文庫、2004.10.15 378p ¥620 C0193 (2022.04.05読了)(2010.09.20購入)(2006.12.10/5刷) 【目次】 第一章 科挙登第 第二章 乾隆の玉 ☆関連図書(既読) 「鉄道員」浅田次郎著、集英社...

「蒼穹の昴 1」浅田次郎著、講談社文庫、2004.10.15 378p ¥620 C0193 (2022.04.05読了)(2010.09.20購入)(2006.12.10/5刷) 【目次】 第一章 科挙登第 第二章 乾隆の玉 ☆関連図書(既読) 「鉄道員」浅田次郎著、集英社、1997.04.30 「壬生義士伝(上)」浅田次郎著、文春文庫、2002.09.10 「壬生義士伝(下)」浅田次郎著、文春文庫、2002.09.10 (「BOOK」データベースより)amazon 汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろうー中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を通じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつべストセラー大作。

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2022/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 1800年代中国。貧しい糞拾いの少年 春児は、預言者から、昴を守護星とする稀な運命を背負い、いずれ天下の財宝を手中に収めることになると告げられる。春児は、亡くなった兄の親友で、科挙試験に臨む文秀に伴って都へ上る。都でこれまで知らなかった様々な現実を目の当たりにし、春児は絶望的な貧困から自分と家族を守るため、自ら浄身する。一方春児と袂を分つこととなった文秀は、進士登第を果たし、状元として官吏の道を歩み出したが、腐敗した国政の現実に触れる。 【感想】 最初は漢字の言葉が読みづらかったが、話が面白くて早く読めた。春児と文秀がどうなるのかハラハラドキドキしながら読んだ。また、乾隆帝の素敵さもよかった。中国が少し好きになりそう。2巻が楽しみ。

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2021/11/09

(1〜4含む) 文庫で4巻とそこそこのボリュームだが苦もなく最後まで読み進められた。 情景や風俗が細かく表現されており、頭の中でイメージがしやすい。 ほぼ実在の登場人物と史実どおりの時代背景に、違和感なくフィクション要素が溶け込んでいると思う。 始めは主人公格の人物視点で分かり...

(1〜4含む) 文庫で4巻とそこそこのボリュームだが苦もなく最後まで読み進められた。 情景や風俗が細かく表現されており、頭の中でイメージがしやすい。 ほぼ実在の登場人物と史実どおりの時代背景に、違和感なくフィクション要素が溶け込んでいると思う。 始めは主人公格の人物視点で分かりやすかったが、後半になると出番が少なくなり、その分視点があちこちに散らばっており収集がつかなくなってるように感じた。

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2021/09/10

宦官として成り上がる春児、科挙試験を受ける文秀が主人公。 清国の終わり、洋務運動を中心として、光緒帝、西太后、袁世凱、諸外国のやりとりを描く。

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2021/07/14

麻酔無しで己の肉体の健康な一部を自分で切り離す壮絶 貧さの中で家族の為に、宮廷の宦官として生きる事を選んだ李春雲(リイチュンユン) 時代は最後の皇帝、光緒帝(こうしょてい) /愛新覚羅・載湉(ツァイテン) を頂き、西太后が実権を握る動乱の世 西太后に引き立てられる事で出世し...

麻酔無しで己の肉体の健康な一部を自分で切り離す壮絶 貧さの中で家族の為に、宮廷の宦官として生きる事を選んだ李春雲(リイチュンユン) 時代は最後の皇帝、光緒帝(こうしょてい) /愛新覚羅・載湉(ツァイテン) を頂き、西太后が実権を握る動乱の世 西太后に引き立てられる事で出世してゆく彼だが 暗い後宮の裏側の駆け引きと人の情、長編作品ゆえの深さ是非オススメ

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