蒼穹の昴(1) の商品レビュー
初めて読むと思っていたが、読み始めて再読だと気付いた。ただ細かい所は失念していたので、初めての気持ちで楽しんで読めた。 悪女の代名詞のような西太后の心の内が、気のいいおばちゃんのようで、色々想像できて面白い。
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浅田次郎による、中国清の時代の宦官を描いた小説。 宦官の実態と近代中国について知ることができて面白かった。
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義母が貸してくれたシリーズ第2弾。前回の天切り松もこれも最初は難しくて理解できないけど、読み進めるうちに面白くなってきました。 中国の歴史に全然詳しくないし、名前も難しいしあだ名まで出てくるし、最初は果たして読み終わるのか…って絶望してました。でもそんな私でもだんだん理解出来て...
義母が貸してくれたシリーズ第2弾。前回の天切り松もこれも最初は難しくて理解できないけど、読み進めるうちに面白くなってきました。 中国の歴史に全然詳しくないし、名前も難しいしあだ名まで出てくるし、最初は果たして読み終わるのか…って絶望してました。でもそんな私でもだんだん理解出来てきて、面白かったです。 特に春児と文秀との掛け合いが好きだった。結構グロい描写もあったり、試験の過酷さが表現されていたりとそんな歴史もあったのかなと勉強になる。シリーズいっぱいお借りしたのでのんびり読んでいこう。
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中高生の頃に読んだ名作を、改めて読み直し。 やっぱり面白い。しかもわかりやすい。 文秀の個性際立っているし、文秀のお父さんも味があって好き^_^ 自宮するあたりは強烈に覚えています。それくらい印象的だった。
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最初は登場人物の名前を覚えたり、聞きなれない役職名、地名に何度も戻ったり確認する時間が必要だったけど、途中から慣れてスラスラ読めた! 知らない習慣、風習がとても丁寧な描写で書かれているので面白い。どんどんページが進む。
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難解な漢字が多いけれど、読みやすい。浄身のシーンは気持ちが悪くなるほど生々しかった。文秀のシーンが意外に多い。
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ワクワク感やロマンを感じさせる第一巻でした。 中国の清の時代末期というなじみの薄い時代背景に加えて、読み慣れない中国名ばかりで読むのを苦労しそうな作品なのだけど、読みにくさやとっつきにくさは、早い段階で感じなくなりました。 名前が漢字表記なので読みが分からなくても、自分で適当に...
ワクワク感やロマンを感じさせる第一巻でした。 中国の清の時代末期というなじみの薄い時代背景に加えて、読み慣れない中国名ばかりで読むのを苦労しそうな作品なのだけど、読みにくさやとっつきにくさは、早い段階で感じなくなりました。 名前が漢字表記なので読みが分からなくても、自分で適当に読みをあてはめられるのもあるかもしれませんが、物語の面白さやキャラクターの良さも大きい。 貧困にあえぐ少年。地方で放蕩息子と呆れられる青年。それぞれの立身出世の物語でもあります。運命に見捨てられたような生活の中での、成り上がりへの希望。そして占い師の壮大な予言。このあたりがロマンを感じさせます。 歴史小説なので固い物語かと思いきやキャラクターが立っていて、良い意味でマンガ的に読めたのも良かった。特に春児の言動が少年マンガの主人公っぽくて、入りこみやすかったし、読みやすい。 そうしたエンタメ部分に文章の迫力や格調高さといったものを併せ持っているのがまたすごい。 宦官を生み出すための闇の仕事場、女帝との偶然の邂逅、数日間続く過酷な科挙の試験…… 時に恐ろしく、ときに美しく場面を彩る筆力! 名作と呼ばれるのも納得のここまでの展開であり、そして文章力を感じました。
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2022/11/19 中国の歴史を知らなくても読めました。 登場人物が多くて読めないかと思いましたが本人人物紹介の栞が付いていたので混乱することなく読み終えることが出来ました(紙の本で呼んだので電子書籍は栞が付いているか分かりません)。 主人公と兄の幼馴染の今後の活躍に期待...
2022/11/19 中国の歴史を知らなくても読めました。 登場人物が多くて読めないかと思いましたが本人人物紹介の栞が付いていたので混乱することなく読み終えることが出来ました(紙の本で呼んだので電子書籍は栞が付いているか分かりません)。 主人公と兄の幼馴染の今後の活躍に期待大です!
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中国、清の時代のお話。糞拾いの仕事をして何とか生活している春児(チュンル)という十歳の少年は、白太太(パイタイタイ)という星読みの占い師から、ゆくゆく大金持ちになり宝をすべて手にすると予言される。 春児の幼なじみで兄貴分のような存在の文秀(ウェンシウ)は、科挙の試験に臨む。彼も...
中国、清の時代のお話。糞拾いの仕事をして何とか生活している春児(チュンル)という十歳の少年は、白太太(パイタイタイ)という星読みの占い師から、ゆくゆく大金持ちになり宝をすべて手にすると予言される。 春児の幼なじみで兄貴分のような存在の文秀(ウェンシウ)は、科挙の試験に臨む。彼もまた白太太から過去にある予言を受けていた。 白太太の予言は外れたことがないらしいのだけれど、現状を考えると本当に将来そんなことが起こるのかな?という感じ。 第二章に入ると、時代が遡り、新たな人物カスチリョーネが登場。乾隆や香妃(シャンフェイ)とのやり取りなどが描かれる。 そしてまた時代が戻り〜、やがて文秀は登第し、春児は浄身(チンシェン)してしまう。 1巻は序章って感じなのかな。春児や文秀の身に様々なできごとは起こるけれど、そこまでの盛り上がりはなく、これから誰がどう絡んでどうなっていくのかなーというところで2巻へ。 先は気になるのでこのまま続きも読めそう。ただ、漢字に当てた読み方が、馴染みがないからなかなか覚えられない! 春児にも文秀にもたびたび仮名を振ってくれてるんだけど、出てくるたびに確認してしまうよ。
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宝塚で舞台化するということで読み出したらおもしろい! 文秀が科挙試験に合格して、翰林院に勤め出すまでと春児が占いを信じて田舎で浄身して、都に出てきて、安徳海に出会い老公胡同で住むようになるまで。 ところどころに昔の皇帝達が出てくる。"だか、朕は知った。そもそも、天下は虚...
宝塚で舞台化するということで読み出したらおもしろい! 文秀が科挙試験に合格して、翰林院に勤め出すまでと春児が占いを信じて田舎で浄身して、都に出てきて、安徳海に出会い老公胡同で住むようになるまで。 ところどころに昔の皇帝達が出てくる。"だか、朕は知った。そもそも、天下は虚しい"がすごい印象的。 科挙試験中の不思議な出来事が夢か現実なのか魅力的で読みやすい。 "学びて時にこれを習う、また説ばしからずや"が出てくると反応してしまう。
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