神様がくれた指 の商品レビュー

佐藤多佳子(著者)

2014/02/26

うーん長い。。でも占いに最近はまってるので、後半は結構面白かった。スリも高尚なテクニックがあるのだねー

2013/12/27

一言でいうなら、映画にしやすそう。
若手の俳優とか使って、爽やかにでも危機的にも描けそう。
そのくらい読みやすい。
途中、ぐだぐだ長くなるかなと思ったけど、ほどよかった。

スリとか占いとか、身近なんだけどピンとこない。そんな距離感がまた良い。

電車に乗りながら読んでたりしたから、自分の鞄とかホームにいる人の荷物が気になったり。笑

2013/11/19

1311 あんまり著者作品っぽくないテイスト。こういう分野も書くんだと驚き。登場人物は魅力的だがもう少し爽やかなテーマが良かったなぁ。

2013/11/14

佐藤多佳子さんの小説にしては、すがすがしさや、さわやかさ、若者の勢いみたいな、感覚の薄いお話。
こんな、おはなしも書くんだぁというちょっと意外な印象。
ストーリー展開自体に秀逸なトリックや盛り上がりがないため、平凡な出来に思えてしまいます。
つまらなくは無いのですが、なんとなく最後まで期待しながら読みつつも、そのまま終わってしまった感じ。

2013/11/04

天才的なスリの才能を持った辻は、刑務所から出所後の帰宅途中に
スリの少年グループと鉢合わせ、怪我を負わされてしまうる。
彼らを追うため、辻は助けてくれた占い師・昼間の家に居候して
少年グループの正体を突き止めようとする。
一方、昼間は、ある日客として現れた少女に奇妙な影を感じ、気にし始める。
長身で坊主で刑務所上がりのスリ師・辻と、
女装占い師で敬語使いでギャンブル中毒の昼間。
この2人の奇妙な関係の同棲生活と、不可思議なつながりが織り成す物語。
＊＊＊
だけど書評でも書かれている通り、このスリ師・辻が、あまりに魅力的なので、不快感がないのが悔しい。
ただ、基本犯罪する話なのでイライラとハラハラがあります。ラストもこれでいいのかなぁ？という気分。あんまりスッキリしないお話でした。

神様がくれた指で罪を犯すという奇妙な話。そこが狙いなのかどうなのか。
しかし一応言っておく。スリ、ダメ、絶対！

2013/10/28

この本、読まなきゃよかった。「一瞬の風になれ」の佐藤多佳子の作品だから、爽やかな読後感を期待したのに、後味が悪すぎる。スリと占い師を主人公にした物語で、この主人公二人の心情なんかは上手く描かれていて、エンタメ要素も豊富で面白く読めた。
ただ、女性の登場人物が全然良くない。悪人側の女子高生の行動なんて理解できない。もちろん心情も理解不能。他にも二、三人の女性が登場するが、行動が現実離れしていて興ざめ。勧善懲悪じゃない結末も好きじゃない。
映画化でもされれば面白い映画になりそうな物語だけど、☆２個。

2013/09/06

読む前はスリはテクニックが見事やし相手を傷つけないので多少良いイメージを持ってた。せやけど、新幹線でマッキーが老婦人からスリをしてからイメージは変わった。その後の老婦人の事は書かれてないけど、鞄を開けた時の気持ちを想像すると辛くなる。後半はスリリングやけど、スリ行為の度に被害者の事を考えてしまい楽しめなかった。　以前、自分の母親が引ったくりの被害にあったので余計に被害者に気持ちが行ってしまったのかも。　犯罪は重い軽い関係無く人を傷つけるからアカン。

2013/07/22

この方の作品は「しゃべれどもしゃべれども」についで２作品目。

ユーモアと人情味のある雰囲気でのはじまりに、また前回のようにほっこりした味わいのものを想像してたら意外。
話はスリリングに展開。
心に傷ある登場人物たち。
謎解きありアクションあり。
当初、ちょっと浮いているように感じたマルチェラの風貌だったけど、昼間のキャラにはあっているしアクセントにもなっているかもしれないと思うように。

気楽に楽しめる作品でした。

2013/05/06

途中で何度か挫折しかけましたが、何とか最後までたどり着けました。スリと占い師というキャラ設定は悪くないんですが、この作家には珍しくボヤけた感じが否めませんでした。ただ、本当に最後は溜飲が下がる終わり方だったので、星一つ減に止めました。

2013/04/03

主人公の二人が、スリと占い師…。
んんーー、読み始めは取っつきにくいお話。でも読みすすめていくうちに、だんだん引き込まれていきました。
スリっていう職業？には共感できませんが、スリの場面にはちょっと小気味よかった。(笑)
全体的に、ちょっと長いかな？って思ったが、ラストは佐藤さんの作品らしく、未来に向かって生きる！！って感じが出ていたのでは…。