ローマ人の物語(9) の商品レビュー
カエサル、ガリアで大暴れの巻。 昔世界史で習ったときは、カエサルは「ガリア戦記」を書きました、くらいの知識だったんですが、このガリアでのキャリアがカエサルの主な戦果なのですね。 体格に優れ、かつ一度屈服させてもまたいつ裏切られるかわからないガリア人を相手に、連戦連勝です。 ロー...
カエサル、ガリアで大暴れの巻。 昔世界史で習ったときは、カエサルは「ガリア戦記」を書きました、くらいの知識だったんですが、このガリアでのキャリアがカエサルの主な戦果なのですね。 体格に優れ、かつ一度屈服させてもまたいつ裏切られるかわからないガリア人を相手に、連戦連勝です。 ローマ帝国が着々と支配圏を確立させていっているのがわかります。 後の巻ともかぶるんですが、面白いな、と思ったのは 「カエサルがローマの領土範囲を明確にイメージし、帝政時代のローマもそれに従った」というくだり。 あまりにも大きくなったローマですが、カエサルが明確に防衛ラインを決めて、かつ、この巻での戦いのように防衛圏内の平和を確立させる。 このような基礎固めがあったからこそあそこまで磐石な帝国ができたのかもしれません。
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「三頭政治」 カエサル、ポンペイウス、クラックスという三人の優秀なトップが、力を合わせて国のために政治を行う。 そんな風に思っていた時期が俺にもありました。
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ついにカエサルの才能が形に残るものとして現れ始めた。寛容と厳粛を使い分けるあたりはさすが。 あと、大きなことをなしうる人は自分自身ではなく、自身の信頼できる部下、同胞がいてこそなんだよね。一人ができることは限られている。特に移動手段の乏しかった大昔はね。
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Si, como lo que anterior de esto, es interesante!! Quisas seguiré leyendo este serie!!
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40歳になり指揮官としての頭角を現し始めたカエサルであるが、ポンペイウスは既にスキピオもに匹敵する名将としての地位を確立していた。ガリア遠征へと赴くカエサルにとっての懸念材料は、敵対関係が明白になっていた元老院派であり、これに対抗するために三頭政治を画策する。ガリア戦役が主となる...
40歳になり指揮官としての頭角を現し始めたカエサルであるが、ポンペイウスは既にスキピオもに匹敵する名将としての地位を確立していた。ガリア遠征へと赴くカエサルにとっての懸念材料は、敵対関係が明白になっていた元老院派であり、これに対抗するために三頭政治を画策する。ガリア戦役が主となる本書は、待ちに待ったカエサルの晴れ舞台である。
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カエサルが活躍するガリア戦役。カエサルは将棋のこまを動かすように次から次へと進めていく。圧巻。一つのことを一つの目的だけではしない戦略家。政治家であり民衆をひきつける弁舌もあり作家でもある。あまりの頭のよさに舌を巻く。
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天才カエサルの立身出世の巻。 徐々にローマの要職を歴任するカエサル。 属州総督として、5年以上にも及ぶガリア戦記。 この戦いを通じて、カエサルの軍団が構成されていきます。 軍人であり、政治家であり、弁論家であり、作家でもある才能の持ち主。 三頭政治を通じて、自身の目指す...
天才カエサルの立身出世の巻。 徐々にローマの要職を歴任するカエサル。 属州総督として、5年以上にも及ぶガリア戦記。 この戦いを通じて、カエサルの軍団が構成されていきます。 軍人であり、政治家であり、弁論家であり、作家でもある才能の持ち主。 三頭政治を通じて、自身の目指す新生ローマの確率に向けて突っ走っています。
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カエサル、ポンペイウス、クラッススは密約を結び元老院と対峙する。 執政官に就任したカエサルはガリア遠征へと向かう。 今なおラテン語講義に使われるガリア戦記の名文も合わせて楽しめる。
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有名な「ローマ人の物語」。塩野七海さんが来年、15年かけた末に完成させる予定の歴史物語の文庫版です。 「ローマ人」の物語は、ハードカバーの本のどこから読んでも楽しめる。しかし、どれだけ無理をしても全部読むことが不可能だとしたら、この「ユリウスカエサル・ルビコン以前」を薦めたいです...
有名な「ローマ人の物語」。塩野七海さんが来年、15年かけた末に完成させる予定の歴史物語の文庫版です。 「ローマ人」の物語は、ハードカバーの本のどこから読んでも楽しめる。しかし、どれだけ無理をしても全部読むことが不可能だとしたら、この「ユリウスカエサル・ルビコン以前」を薦めたいです。 ヨーロッパで一番有名なカエサル。天才カエサル。「人間の弱さにはあれほどの理解力を示したシェークスピアもカエサルの偉大さを理解することはできなかった」という趣旨の評価。どれもこれも人類史上最高峰の人間に捧げられた栄誉です。このカエサルがここにはたっぷり詰まっています。
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文化は各人のものであり、それをどう考えるかは各人の自由である。しかし文明は、人種も肌の色も風俗習慣も異なる人間同士が共生するに必要なルールは、各人勝手で自由として済ませるわけにはいかない。
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