銀行狐 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編集 ①金庫室の遺体 破綻銀行内一斗缶遺体 加木屋 ②現金その場かぎり ブックエンド現金包 吉川女性 ③口座相違 横川プラスチック 橋本商会詐欺 ④銀行狐 帝都銀行特命指宿 変額保険訴訟 (銀行総務特命主人公) ⑤ローンカウンター 二都銀行 連続殺人 伊木(果つる底なき主人公)
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ドラマ「花咲舞が黙ってない」で映像化されたお話もあったからか、初めて読んだように感じなかった。 それでも危機感迫るストーリー、手に汗握る感じを味わえて楽しかった。
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狐と署名された脅迫状が、帝都銀行頭取宛に届けられた。「あほどもへ てんちゅー くだす」。具体的な要求はないが、顧客情報漏洩、系列生保社員の襲撃と犯行はエスカレートする。狐の真意と正体は?(「銀行狐」)。元銀行マンの江戸川乱歩賞作家ならではの緻密でスリリングな表題作ほか、5編収録の...
狐と署名された脅迫状が、帝都銀行頭取宛に届けられた。「あほどもへ てんちゅー くだす」。具体的な要求はないが、顧客情報漏洩、系列生保社員の襲撃と犯行はエスカレートする。狐の真意と正体は?(「銀行狐」)。元銀行マンの江戸川乱歩賞作家ならではの緻密でスリリングな表題作ほか、5編収録の短編集。 警察小説としても楽しめる。
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読書日数 17日 おなじみ「銀行ミステリー」短編集。ドラマの原作にもなっていた。 タイトルにもなっている「銀行狐」が一番の長篇だっただけあって、一番グッとくる作品でもあった。 自分の評価、出世のためだけに、顧客に不利になるような金融商品を売りつけることを繰り返す銀行。その営...
読書日数 17日 おなじみ「銀行ミステリー」短編集。ドラマの原作にもなっていた。 タイトルにもなっている「銀行狐」が一番の長篇だっただけあって、一番グッとくる作品でもあった。 自分の評価、出世のためだけに、顧客に不利になるような金融商品を売りつけることを繰り返す銀行。その営業に引っかかってしまい、結果、莫大な借金を背負わされた父親が死を遂げる。その復讐を試みる息子が、出世欲にまみれた銀行に対し、業務の脆弱な部分につけ込んで復讐をしていくというもの。 「どんな仕事であっても、誇りを持って誠実に向き合ってやり遂げる大切さ」を改めて感じさせるなぁと思う。 他の4篇は、少し物哀しさも感じさせるものが多かったと思う。それでも、分かりやすいストーリーでよかった。 今回の作品で、池井戸作品もほぼ網羅したように思うのだが、新作が出たらすぐ読みたい作家の一人であることには変わらない。これからも読み続けたい。
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短編集です。どの作品も先が気になる展開で、どんどん読み進めていけました。銀行という共通点から、これだけの作風が展開されるのは本当におもしろいと思います。
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ドラマ『花咲舞が黙っていない』の原作本を1つになっているだけにとても面白い。銀行総務特命の指宿さんが出ていた。
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池井戸潤さんの初期の銀行ミステリ短編集。 元銀行員の作者ならではの、銀行の内部システムに絡んだ事件や一般には馴染みの無い舞台裏の 日常が詳細に描かれ、とてもリアリティがあって面白かったです。 やはり金が集まるところには人間の欲望や嫉妬にまつわる犯罪は付き物なんでしょうね。 短...
池井戸潤さんの初期の銀行ミステリ短編集。 元銀行員の作者ならではの、銀行の内部システムに絡んだ事件や一般には馴染みの無い舞台裏の 日常が詳細に描かれ、とてもリアリティがあって面白かったです。 やはり金が集まるところには人間の欲望や嫉妬にまつわる犯罪は付き物なんでしょうね。 短編のせいか、金にまつわる人間の明と暗がより凝縮されて描かれ、凡庸な読後感を抱かせないのが素晴らしい。 後年の作品に比べると生硬なタッチのストーリーが多く、新鮮でした。
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2015.10.20(火)読了。 短編集です。 すべて銀行が絡んでるミステリーで 難しいのもあったけど楽しめた。 最後の”ローンカウンター”で伊木遥という銀行員が出て来たとき、誰だっけなんか聞き覚えがあると思ったら『果つる底なき』の主人公だった。 別の物語に、前読んだ登場人物が出...
2015.10.20(火)読了。 短編集です。 すべて銀行が絡んでるミステリーで 難しいのもあったけど楽しめた。 最後の”ローンカウンター”で伊木遥という銀行員が出て来たとき、誰だっけなんか聞き覚えがあると思ったら『果つる底なき』の主人公だった。 別の物語に、前読んだ登場人物が出てくるの好きだな。
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ドラマ”半沢直樹”で有名な池井戸潤さんの銀行小説です。 5編の短編からなっており、どのお話しも銀行絡みの事件です。池井戸さん自身が銀行にお勤めになられていたとの事で、ミステリーと銀行業務を繋げた斬新な作品かと思います。今迄自分が読んでいたらミステリー作品とは違った領域ですが楽しん...
ドラマ”半沢直樹”で有名な池井戸潤さんの銀行小説です。 5編の短編からなっており、どのお話しも銀行絡みの事件です。池井戸さん自身が銀行にお勤めになられていたとの事で、ミステリーと銀行業務を繋げた斬新な作品かと思います。今迄自分が読んでいたらミステリー作品とは違った領域ですが楽しんで読ませて頂きました。
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池井戸潤らしい銀行に絡む5つの短編集ですが、どの話も濃密な内容で、ミステリータッチな話もあり面白かったです。現在、テレビで放映中の「花咲舞が黙ってない」で放映されたエピソードも1つ入ってました。 そろそろ池井戸潤の新作に期待したいところですね。
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