銀行狐 の商品レビュー

池井戸潤(著者)

2014/02/01

短編集 例によって銀行絡みなんだけども
必ずしも銀行員が主人公ではないためか やはり勢いに欠ける感じ？で
個人的には短編集として イマイチかなっと

表題作の 銀行狐は別の短編集（銀行モノ）にも出ていた
特命の指宿が主人公なので それが一番良かったかな

あと特筆することは 最後のローンカウンターに
他の作品で主人公だった 伊木ってキャラが脇役なんだけど
何気に重要な役割で出ていて
そういう演出もする人なんだなって 印象でしたねｂ

2014/01/14

本書の表題にもなっている「銀行狐」を含む５つの短編が収録されている。1編1編読み切りの純粋な短編集。個人的に好きなのは、「ローンカウンター」。ATM機の裏側が、見てみたい。。。

2014/01/06

「金庫室の死体」
「現金その場かぎり」
「口座相違」
「銀行狐」
「ローンカウンター」
の5編からなる短編集。ライトノベルと推理小説（「ミステリー」ではなく。。）の間くらいの感触。短編てのは、書き手の力量が如実に現れると思う。その意味では、さすがの筆力。さりげなく、謎解きの要素も絡めながら、人間の描写も丹念。銀行を絡めないでこの手の小説を書いても面白いんじゃないかな、この著者。

2013/11/17

「銀行では、今も、怪しい事件が、封印され続ける。犯人が、行内を自在に歩き回る、恐怖の脅迫事件。巧妙な、口座取り違え詐欺。窓口から、定期的に現金が消える、怪事件。江戸川乱歩賞作家が送る、銀行ミステリー作品集。」
シリーズが、いくつかあるようだ。池井戸潤の作品で、いかにも、「ミステリー」と思えるものががあったなんて、意外。銀行用語が、多く使われていて、私には少し難しかったが、ストーリーは、スリルがあって、面白かった。ただ、どれも、ストーリーが、尻切れトンボに思える。「後は、読者のご想像に、おまかせします」と、いうことなのか？

2013/10/25

ミステリー短編集。短編でありながら，読者をドキドキさせる書き方はさすが。ただ，トリックがすべて銀行がらみということになってくると，他の作品も読んでいる身としては，先が読めてしまった話もあって，その点は残念。

2013/09/30

半沢直樹は全く見てませんが、縁あって手元にあった池井戸潤作品をこの機会に読んでみました。銀行系の短篇集で、確かに考えられてるしテンポがいい。読み物として楽しめる部分はあったなと思います。ただ個人的には、事件が起こること、解決されることがわかって読んでる展開はそんなにおもしろいとは思わず、何が起こるかわからないっていうほどでもなかったなと。短篇集にそこまで求めちゃいけないんでしょうけども。。

2013/09/26

池井戸潤氏の第一短編集。
最初の頃は、こういう感じのミステリーな作品が多いのか。
下町ロケットから入ったので、少し以外でした。
初期の作品をもっと読みたくなった一冊。

2013/09/23

　銀行に関わるさまざまな事件が書かれている短編集。
　本のタイトルになっている『銀行狐』を始め、私たち一般人の知らない銀行の内情やそこで働く人の想いもリアルでした。

2013/09/15

キツネと署名された脅迫状が銀行に届く。顧客情報の漏洩や銀行系列の社員を襲ったり、色々な犯行が行われる。過去に変額保険で損をさせられた者の犯行か？
銀行内での不祥事など全5編の短篇集。

2013/08/24

犯罪、ミステリー系なのだが、全部お金や銀行につながるのかー、とわかっているから、ある種、読む前からネタばれ、、、
でもここのネタは、ピリリと辛い。
そんな感じの短編集でした。

が、下町ロケットやBT63の方が個人的に好きかな

この短編集で良かったのは、金庫室の死体と銀行狐