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出口のない海 の商品レビュー

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71件のお客様レビュー

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2009/10/04

電車の広告で何気なく見つめていた本だったのですが、発売でもどこにも売ってなくて苦労しました…。甲子園球児達がグラウンドから戦場へと駆り出されていく。その中で、主人公は苦悩したり絶望したり。明日がないかもしれない、そんな毎日の中で最後の最後に自分の答えを見つけた彼。戦争に縛られなが...

電車の広告で何気なく見つめていた本だったのですが、発売でもどこにも売ってなくて苦労しました…。甲子園球児達がグラウンドから戦場へと駆り出されていく。その中で、主人公は苦悩したり絶望したり。明日がないかもしれない、そんな毎日の中で最後の最後に自分の答えを見つけた彼。戦争に縛られながらも夢を失わなかったお話です。だいすきです…。

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2009/10/04

初の戦争小説。 っつーかさ、あぁもうダメなんだよ、こういうのは。 平和な世の中で生まれ育ったから、こういう別れは知らないんだけどさ。 でもさ、今生の別れというのはいつの世でもダメなんだよ。 笑いながら別れないで。

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2009/10/04

戦争の悲惨さを訴えながら、戦時下の恋愛が良い味を出しています。戦争について考える良いキッカケになる本だと思いますよ。

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2009/10/04

感動!の一言に尽きます。横山さんだから当然泣かすように書いてるんでしょうが、それでもっ!主人公の人生、青春を考えると号泣せざるをえません。

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2009/10/04

警察物ではない横山氏の小説、どうしてもローレライと内容が被ってしまう部分がある気もするが、警察物に比べると内容も重たいのだが、人間魚雷の人を殺さない終わり方など巧みに書かれていたと思う。

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2009/10/04

横山秀夫著「出口のない海」。 電車の中吊りにあった広告が気になって読みました。 たぶん、おじさんをターゲットにした広告なんでしょうね。 戦争物、人間魚雷の乗組員の物語です。 小さい頃、京都の嵐山に戦争博物館があって (今調べたら、南紀白浜に移転した後閉館してた。あらま) そこで...

横山秀夫著「出口のない海」。 電車の中吊りにあった広告が気になって読みました。 たぶん、おじさんをターゲットにした広告なんでしょうね。 戦争物、人間魚雷の乗組員の物語です。 小さい頃、京都の嵐山に戦争博物館があって (今調べたら、南紀白浜に移転した後閉館してた。あらま) そこで人間魚雷見たんだよね。 ヘイタイサンガテキニタイアタリスルンダ。 10歳にもなってないアタシが見るにはかなり衝撃的だった。 その夏休み、学校でお年寄りから戦時体験を聞くという課題が出て おじいちゃんが中国、当時の満州に行ったときの話を聞いた。 それのからみで近所の博物館に行ったのかもしれない。 祖父、祖母、母と弟2人で行った写真が残ってる。 写真といえば、そこでがいこつが何段にも重ねてある写真も見た。 通っていた病院では、藤山一郎さんが 「あぁながさき〜の鐘が鳴る〜」と唄っていた。 日本が戦争をしていた歴史を知った夏でした。 昭和史は40年ごとに成長と崩壊を繰り返しているといいます。 日露戦争に勝ってから太平洋戦争敗戦までの40年、 そして驚異的な経済成長をとげてから 今またバブル崩壊から立ち直りきれない泥沼状態になっているわけだけど、 戦争であれだけ人間も街もぐちゃぐちゃにボロボロになった経験を やっぱり忘れちゃいかんし、経験を生かさないといかんとも思うのです。 この小説はかなりさわやかで涙も出るし、 中学生とかにも読んで欲しいなと思う。 で、戦争ってなんだろ、って考えるきっかけになるといいかと。

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2009/10/04

野球と戦争を合わせたテーマは自分的に痛かった。これは終わり方がいまいち。全体的に内容が薄かったように思えた。魔球という伏線をどう持っていくか、途中から予想できちゃったのがいまいちだった理由かな(´・ω・`)

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2009/10/07

大学で野球に燃える若者たちにも否応なく戦争の火の粉がかかりはじめ、それぞれに戦地へと送られてゆく時代。 鳴り物入りで入部した並木は 肩を痛めて周囲の期待を裏切るという立場に悶々としながら 魔球を編み出す夢を捨てずにいた。そんな彼が就いた任務とは・・・。 戦争――しかも 公言...

大学で野球に燃える若者たちにも否応なく戦争の火の粉がかかりはじめ、それぞれに戦地へと送られてゆく時代。 鳴り物入りで入部した並木は 肩を痛めて周囲の期待を裏切るという立場に悶々としながら 魔球を編み出す夢を捨てずにいた。そんな彼が就いた任務とは・・・。 戦争――しかも 公言せずとも負けることを誰もが感じている――という極限状態で尚、向かう夢を持てることのしあわせと それが実現できないことを悟ってしまうことの不幸せをしみじみと感じさせられて切なく哀しい。  俺はとうとう死ぬことを目的に生きることができなかった。  人が生きてゆくには夢が必要だ。  俺は死ぬことを夢に生きることができなかった。 という 並木が沖田に宛てた手紙のことばが いつまでも頭の中で渦巻いている。

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2009/10/04

文体はとても読みやすくて、さくさくいける。 物語の時代背景は太平洋戦争のころ。 私は戦争を知らない子どもだけれど。 けれどメディアを通して、リアルタイムに戦争を見ている大人。 微妙な位置に立つ自分でも、この本の内容はわかりやく、共感できるところも沢山ある。 人間魚雷(回転)の話し...

文体はとても読みやすくて、さくさくいける。 物語の時代背景は太平洋戦争のころ。 私は戦争を知らない子どもだけれど。 けれどメディアを通して、リアルタイムに戦争を見ている大人。 微妙な位置に立つ自分でも、この本の内容はわかりやく、共感できるところも沢山ある。 人間魚雷(回転)の話しは、少し前にテレビの特集で観ていて知っていた。 自爆。 っていうか。 目的に達することもできずに逝ってしまった若者が多いと聞けば、世界のあちらこちらで起こっている「自爆テロ」より悲惨だったのかも……。 や、でも。 どんな状況下においても、戦争は悲惨なのだろうけれど……。 深刻で悲惨な状況を、さらりと書かれてあるので、そんなに眉を潜めずに読める内容は、作者として意図したところなのか、それとも私の読み込みが浅いのか……。

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2009/10/04

「回天」という名の人間魚雷。 登場人物等はフィクションだが、特攻が題材のこの本はかなり考えさせられた。生きたいと強く思いながらも、どうにもならない力で死が決定されている。今の日本はこういう歴史の上にあるんだと。他の特攻関連の本を読みたくなった、そんな1冊。日本人なら読むべし。

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